F1ドライバーのクラッシュによる損害は30億円:2020年のF1世界選手権
2020年のF1世界選手権でクラッシュした全F1ドライバーの損害を合計すると2840万ドル(約30億円)に相当するという興味深い数値を Formula 1 subreddit が算出した。

クラッシュはモータースポーツの一部だが、2020年のF1世界選手権でも、芝生、グラベル、ウオールで定期的にF1マシンがクラッシュした。

Formula 1 subreddit の調査によると、20人のレギュラーF1ドライバーの損害を合計すると2840万ドルを被ったという。これはドライバー1人あたり約140万ドル(約1億4500万円)、レース週末あたり約167万ドル(1億7300万円)に相当する。

2020年のF1世界選手権では5名のドライバーが200万ドル以上の損害をもたらした。F1バーレーンGPでのクラッシュでマシンのほぼすべてが燃えたロマン・グロージャン(ハース)は唯一300万ドルを超えた。

ランス・ストロール(レーシング・ポイント)、アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)、アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)、カルロス・サインツ(マクラーレン)が200万ドルを超えたドライバー。ちなみに責任の所在は計算には考慮されていない。例えば、ムジェロでタイヤがパンクしてクラッシュしたストロールの損害も彼の費用に含まれている。

ビッグネームの中でチームに最も大きなダメージを与えたのはシャルル・ルクレール(フェラーリ)で190万ドル。マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)でさえ150万ドルの損害をもたらした。実際に彼の責任でのクラッシュはハンガリーGPでグリッドに向かう途中のクラッシュだった(30万ドルの損害)。

一方、メルセデスのドライバーは、バルテリ・ボッタスが50万ドル、ルイス・ハミルトンが17万ドルと混乱をほとんど回避することができた。

ロマン・グロージャンのクラッシュによってチーム別ではハースが約500万ドルと最多の損害となる。これにはエンジンへの被害は含まれていない。2位にはレッドブル・ホンダが約420万ドル、3位にはレーシング・ポイントが約340万ドルで続く。

“最も高価”なグランプリは、ムジェッロで開催されたF1トスカーナGPだった。このレースでは、リスタートの1つで数台のマシンがクラッシュした。“最も安い”グランプリはアブダビGPで、1ドルのダメージもなかった。

F1ドライバーのクラッシュによる損害
1.ロマン・グロージャン(ハース) - 300万ドル
2.ランス・ストロール(レーシング・ポイント) - 290万ドル
3.アレクサンダー・アルボン(レッドブル) - 270万ドル
4.アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ) - 260万ドル
5.カルロス・サインツ(マクラーレン) - 230万ドル
6.ケビン・マグヌッセン(ハース) - 190万ドル
7.シャルル・ルクレール(フェラーリ) - 190万ドル
8.ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ) - 170万ドル
9.マックス・フェルスタッペン(レッドブル) - 150万ドル
10.ダニエル・リカルド(ルノー) - 140万ドル
11.ダニール・クビアト(アルファタウリ) - 130万ドル
12.ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ) - 100万ドル
13.セバスチャン・ベッテル(フェラーリ) - 80万ドル
14.キミ・ライコネン(アルファロメオ) - 80万ドル
15.ランド・ノリス(マクラーレン) - 50万ドル
16.バルテリ・ボッタス(メルセデス) - 50万ドル
17.エステバン・オコン(ルノー) - 40万ドル
18.セルジオ・ペレス(レーシング・ポイント) - 40万ドル
19.ピエール・ガスリー(アルファタウリ) - 40万ドル
20.ルイス・ハミルトン(メルセデス) - 20万ドル

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カテゴリー: F1 / F1ドライバー / F1マシン