F1サヒールGP 決勝:ドライバーコメント(11位~DNF)
2020年のF1世界選手権 第16戦 F1サヒールGPの決勝で11位~DNFだったドライバーのコメント。

上位勢に様々なことが起こったレースだったが、ミッドフィールドの下位ではポイント争いに絡むことが難しいレースとなった。今大会で代役として急遽F1デビューを果たしたジャック・エイトケン(ウィリアムズ)とピエトロ・フィッティパルディ(ハース)は初レースを完走で終えている。

11位:ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
「今日はとてもタフなレースだった。ペースが足りず、自分が考えていたようなレースができなかった。リアに苦しみ、かなりのアンダーステアが出ていた。さらに、バーチャルセーフティカーのタイミングも、僕らにとっては不運だった。大波乱のレースになり、表彰台の顔ぶれを見ると、僕たちにも大きなチャンスがあったと思うし、そこに加われなかったことが残念だ。データをよく確認し、なぜ金曜に比べて今日はこんなに苦しくなったのかを理解する必要がある。そして、うまくいった部分も振り返り、アブダビで好結果を出してシーズンを締めくくれるように挑んでいく」

12位:セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
「今日はあまりエキサイティングなレースではなかった。良い結果を出すために本当に懸命に戦ったけど、結局、それはとても難しかった。今日は攻撃ではなく防御が主だった。最後にタイヤ的に小さなアドバンテージがあったときでさえ、まったく楽ではなかったし、僕にとってはちょっと退屈なレースだった。第1スティントをかなり長く伸ばして違ったことをやろう試みた。そこからはタイヤを労わって、懸命なドライビングを心掛けたけど、今日はそれが違いを生んだとは思わない」

13位:アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)
「13番手はおそらく僕たちが達成できる最大の結果だったと思うし、ライバルの前、フェラーリのすぐ後ろでフィニッシュすることでよしとしなければならない。僕たちはコーナーで十分に速かったように思うけど、オーバーテイクは困難だったし、結局、後半のセーフティカーをあまり活用することができなかった。来週はもう少し競争力があって、シーズンをうまく締めくくれることを願っている」

14位:キミ・ライコネン(アルファロメオ)
「難しい夜だった。状況を考えば、僕たちはおそらく最大限のことをしたと思う。スタートは良かったけど、ターン2でワイドにいかざるを得ず、縁石にヒットしてリアのコントロールを失った。そこで順位を2つ落としたけど、最終的な結果に違いはなかった。マシンは先週と本当に似た感触だった。新しいタイヤでは良かったけど、スティントが進むにつれてペースが落ちていった」

15位:ケビン・マグヌッセン(ハース)
「今日はとにかく遅かったし、何もする機会がなかった。僕たちは競争することができなかった。とにかくペースがなかった。レースでいろいろなことが起こったけど、僕たちがポイントに到達するためには多くの人がフィニッシュしなければ無理だった。タフなレースだったし、いつだって何かが起こることを望んでいるけど、今日はそうではなかった。今夜はすべてを調べて、今日からポジティブなものを得らえるかどうか見ていく」

16位:ジャック・エイトケン(ウィリアムズ)
「複雑な感情だし、ミスをしたことに少し腹を立てている。それまではかなり良い仕事ができていたと思う。スピードを上げて、僕の前のドライバーを追いかけようとしていた。オプションタイヤはかなりうまく機能していたと思う。今週末から多くのことを学んだし、ポジティブな収穫がたくさんある。。このような短期間でもシングルラップのペースはかなり良くなったし、レースペースも良かった。来週も乗り込むことができるなら、もっと良い仕事をしたいと思っている」

17位:ピエトロ・フィッティパルディ(ハース)
「初めてのグランプリを完走することができて満足している。それが目標だった。最後はジャック(エイトケン)、そして、目の前にいたケビン(マグヌッセン)と良いバトルができた。そこでいくつか良いアクションをすることができて良かった。レース中盤から最後までのペースはかなり良かった。リスタートで戦おうとしたけど、同時に完走するという目標も意識していた。次のレースのために多くのことを学ぶことができた。それが最も重要なことだ。最近ではF1に到達するのはとても難しいけど、これで僕はF1レースを終えてと言うことができる。この機会を与えてくれたチームに感謝している」

DNF:ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)
「オイル漏れの疑いがあって、すぐにマシンを止めるように言われた。それまで13番手で力強いレースをしていたので、当然、がっかりしている。とても快調だに見えたし、レースはまだまだこれからってだったし、何が起こるか分からなかった。フラストレーションを感じているけど、これまでの信頼性はかなり高かったし、今シーズンはほとんど問題はなかった。誰の責任でもないし、とにかく残念だけど、これがモータースポーツだ」

DNF:マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
「今日はいいスタートを切れたけど、周りを他のマシンに囲まれてしまった。トラブルを避けようとしたけど、周りのドライバーがとてもアグレッシブで、まるで最終ラップかのようにリスクを冒して攻めていた。特に、シャルル(ルクレール)は4コーナーでイン側に迫って来て、路面が汚れているのにブレーキングをかなり遅らせた。彼が他のマシンを抜きたかったのは分かるけど、楽観的過ぎたと思う。シャルルのことは尊敬していますし、彼は素晴らしいドライバーだけど、少しやり過ぎたと思う。チェコ(セルジオ・ペレス)は、イン側で何が起きているのか分からなかったはずで、シャルルが彼にヒットして後ろ向きにスピンしてしまった。僕はマシンにダメージを受けないよう、アウト側に回避しようとしたけど、グラベルまで出てしまい、バリアにヒットしてしまった。今回は戦えるマシンだったし、好結果を出すチャンスだったので、こんなに早くリタイアするのはフラストレーションが溜まる」

DNF:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
「1周目にレースをリタイアしなければならなかったのは残念だ。少し遅れてマックスのインサイドにいて、彼とサイド・バイ・サイドで1コーナーに入り、少し早めにブレーキをかけようとした。目の前にチェコがいるのが見えていた。彼はバルテリのアウトサイドに留まると思っていたけど、そうではなかった。彼は少し早めにブレーキをかけて、コーナーの内側に戻ってきた。彼が戻ってくるのが見えて、すぐにブレーキをかけたけど、遅すぎたし、フロントホオールがロックして、彼と接触してしまった。他の誰かに責任を負わせるつもりはない。責任を負う人がいるとすれば、それは僕だ。もちろん、がっかりしているし、このレースを忘れることができるので、ほんの数日後にマシンに戻れてうれしい」

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カテゴリー: F1 / F1ドライバー / F1バーレーンGP