F1ポルトガルGP 決勝:トップ10 ドライバーコメント
2020年のF1世界選手権 第12戦 F1ポルトガルGPの決勝でトップ10入りしたドライバーのコメント。

F1ポルトガルGPでは、メルセデスのルイス・ハミルトンが優勝。今季8勝目、通算92勝目を挙げ、前節F1アイフェルGPで並んでいたミハエル・シューマッハを抜いて、F1史上最多数記録の単独トップに躍り出た。2位にもバルテリ・ボッタスが続き、メルセデスは今季6回目のワンツー・フィニッシュを達成した。

優勝:ルイス・ハミルトン(メルセデス)
「まず、この92勝は現場とファクトリーのチームの多大な努力のおかげだ。彼らは絶えず確信を続け、毎年さらに高い壁を乗り越えようとしている。彼らと一緒に仕事ができるのは本当に光栄なことだし、すべての瞬間に心から感謝している。継続的にプッシュしているメルセデスチーム、ペトロナス、そして、すべてのパートナーのおかげで信頼性は信じられないくらいだ。誰も成功に胡坐をかかず、全員がとにかくプッシュし続けている。そういった人たちに囲まれているのが最も素晴らしいことだと思う。そのようなコラボレーションはインスパイアは刺激を与えてくれるし、なかなかないことだ。今日はタフだった。タイヤの温度が全てだったし、僕がセットアップで先手を打っていた部分だ。雨が降るのはレース後になるだろうと聞いていたけど、スタートで小雨が降ってきて、ターン7の進入で大きなオーバーステアの瞬間があった。そうなってしまうと次にどうなるかわからない。本当に大きく後退してしまったし、バルテリに対して防御すべきだったかもしれないけど、『後で取り戻そう』と自分に言い聞かせた。幸いなことにそれを実現することができた。信じられないくらい肉体的なスポーツだけど、右ふくらはぎがつってしまい、ストレートで伸ばすためにかなり頻繁にリフトしなければならなかった。かなりの痛みだったけど、乗り越えなければならなかった。どうしようもないし、ラップ全体でリフトすることはできないからね! 今日僕は夢見ることしかできなかった場所にいる。このチームに加入してこの素晴らしい人たちとパートナーを組むことを選んだとき水晶玉など持っていなかった。僕に言えることは、毎日それを最大限に生かそうとしているということだ。僕たちが一緒にやっていることはすべて全員が同じ方向に向かって漕いでいるし、それが僕たちが成功している理由だと思う。父がここにいるのも素晴らしいことだ、継母のリンダもここにいる。ロスコーもね。僕はとても恵まれていると感じている。実感するには少し時間がかかるだろう。僕はまだラインを通過することを目指して全力でプッシュしているし、まだ精神的にレースモードにいる。現時点では言葉が見つからない」

2位:バルテリ・ボッタス(メルセデス)
「レースのオーピニングラップは本当に良かったし、小雨が降ってトリッキーになり、ソフトタイヤを履いた何台かは優勢だったけど、リードすることができてかなり満足できた。正直、その後はとにかくペースがなかった。理由はわからない。まったくペースがなかった。もちろん、ルイスが近づいたときは防戦したけど、成す術はなかった。さっきも言ったように今日はどこに行ってしまったのかわからない。懸命にプッシュしたけど、速く走ることはできなかった。レース後半はもう少し第1スティントを伸ばして最後にソフトタイヤで行くことを目指していたけど、それが今日の結果に違いを生んだとは思わない。僕にとってタフなレースだった。原因を理解するためにチームと懸命に作業して、来週のイモラでは強く戻ってきたい」

3位:マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
「全体的には3位という結果に満足しているし、予想通りの位置だと思う。序盤の小雨と低グリップはもちろん楽ではなかったけど、できることはすべて試した。最初の数周はタイヤ温度がかなり低くなっていた。セルジオ(ペレス)と少し接触したもののダメージはなかったけど、そのとき小雨が降り始めていたので、マシンをコースアウトさせずにトラブルなく走ることを心がけた。なぜマクラーレンの2台がオープニングラップであんなにグリップがあったのかは分らないけど、雨が止んでからは彼らをパスして3番手までポジションを戻せたので、そこからは自分のレースに集中した。今日は、いくつかの理由からソフトタイヤがうまく機能しなかったけど、ミディアムに交換してからはいいペースで満足いく走りができた。そのときにはメルセデスと大きなギャップができていたので、できることはあまりなかったけどが、また表彰台に立ててうれしく思っている。ピット作業に何秒かかったのかは把握していないけど、とても速く感じた。メカニックたちには、最速ピットストップのお祝いに今夜ビールを楽しんでほしいと思う」

4位:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
「強力なレースができたし、チーム全体としても僕個人としても非常に励みになる進歩が見られている。僕たちはレースペースに非常に熱心に取り組んだし、ようやくまずまずの予選と良いレースの両方ができた週末を過ごせた。とてもうれしく思っている。第1スティントはかなりトリッキーだった。ミディアムでのスタートだったのでかなり多くのポジションを失った。ラップを重ねるごとに目指しているポジションを取り戻すことができたし、素晴らしかった。チームがレースを重ねるごとに進歩しているのを見るのはうれしいことだ。ここまでの個人的なパフォーマンスに目を向ければ、良いシーズンだったと思う。まだやるべきことはたくさんあるし、まだまだ改善が必要なことはたくさんあるけど、今年を振り返ってポジティブなシーズンとして記憶できることを願っている」

5位:ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
「今日のレースはライバルといいバトルができ、本当に楽しかった! ソフトタイヤの感触が非常によく、レースの序盤でうまくマネージできたので、ライバルたちがタイヤの劣化に苦しみ出したあたりで、ルノー、マクラーレン、レーシングポイントのマシンを抜いていくことができた。トップ3チームの後ろの5位というポジションでフィニッシュできたことは小さな勝利のようにも感じているので、この結果は本当にうれしく思っている。金曜の夜にはマシンをゼロから組み立てるためにチームのみんなが本当にがんばってくれたので、今日の5位という結果を彼らに送ることができて本当によかった」

6位:カルロス・サインツ(マクラーレン)
「僕たちにとってかなり面白いレースだった。もちろん、スタートにはとても満足しているし、雨で混在したコンディションでのスタートと最初のラップで1番手に浮上して数周レースをリードすることができた。とても楽しかったし、僕はこのようなトラックコンディションをいつも楽しんでいる。トラックが乾くとすぐにリードを維持できなくなることはわかっていたけど、それまでは家で見ているファンも僕と同じように楽しんでくれたと思うよ! 残念ながら、ドライコンディションではグレイニングに苦労した。それによって後退し、終盤になってようやく十分に戦えるポジションにまで挽回して、うれしい6位でフィニッシュすることができた。とてもタフなレースだったけど、最後にチャンピオンシップにとって重要な良いポイントを獲得することができた。ルイスの印象的な記録を祝福したい」

7位:セルジオ・ペレス(レーシングポイント)
「スタートでのマックス(フェルスタッペン)との接触は本当に不運だった。前のメルセデス勢がミディアムに苦労していて、マックスは彼らに迫っていた。バルテリ(ボッタス)がマックスを押し出したのが見えたし、彼はあまりに攻撃的にコースに戻ってきた。それが衝突を引き起こした。パンクして、1周目にピットストップしなければならなくなたことでさらに状況はさらに悪化した。大きなバイブレーションもあるなかでピットまで走行しなければならなかった。そのあと、僕たちはミディアムで本当に強力なスティントを走れたし、上位にすぐに戻ることができた。でも、最終スティントのソフトタイヤは厳しかった。プラクティスが中断されたことで、おそらく僕たちにはソフトの完全な知識が不足していた。最終スティントで十分にグレイニングから程することができず、(ピエール)ガスリーと(カルロス)サインツに最後は抜かれてしまった。それでも重要なポイントを獲得できたし、1周目に最後尾に下がってからうまく挽回できた。イモラでの次のレースを楽しみにしている」

8位:エステバン・オコン(ルノー)
「僕にとって良いレースだった。ミディアムでのスタートはとても厳しかったけど、落ち着いてチームとかなりうまく管理できたし、全体を通して競争力を維持することができた。ミディアムで53周を走破した! 長持ちするように思えたし、スティント終盤でもペースは強力だった。短い時間だったけど雨が降ったので、グリップレベルを意識しなければならなかった。最終的に僕たちは両方のマシンをトップ10に入れる良い仕事をした思う」

9位:ダニエル・リカルド(ルノー)
「レースのスタートはクレイジーだった。1周目に8番手まで順位を上げることができた。それが落ち着くと、ソフトタイヤのグリップに苦労して、かなり早めにピットインした。ミディアムで長時間走らなければならなかったので、第2スティントはタイヤの管理に多くを費やさなければならなかった。タイヤは一度も正しいウインドウに入らなかったし、あまりハードにプッシュすることはできなかった。8位と9位はチームにとって悪くない結果だし、今週末は収穫があったと思う」

10位:セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
「1ポイントしか取れなかったレースには満足することはない。残念ながら、良いスタートが切れず、順位を上げるのではなく、失ってしまった。今シーズンの僕たちにとってオーバーテイクは簡単ではない。僕の前のコースが空いたときはペースはかなり良かったし、ここでのポジティブことはそれだ。もっとうまく予選ができればもっと満足できる結果を得られたかもしれない」

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カテゴリー: F1 / F1ドライバー / F1ポルトガルGP