F1イタリアGP 予選:ドライバーコメント(11番手~20番手)
2020年のF1世界選手権 第8戦 F1イタリアGPの予選で11番手~20番手だったドライバーのコメント。

モンツァはスリップストリームから最大で0.5秒のゲインを得られると考えられていることから、特にQ1は最適なスペースを確保するために大混乱のセッションとなった。特に下位グリッドではスリップスリームをうまく利用することができるかどうかが明暗をわけた。

11番手:ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)
「今日の予選はスリップストリームの取り合いになり、それが成功したかしなかったかが勝負を分けた。運が悪いことに前を走っていたマグヌッセン(ハース)がコースアウトし、スリップストリームをうまく使えなかった。それでも明日は11番手からのスタートなので、ポイント獲得を目指してレースに臨む」

12番手:エステバン・オコン(ルノー)
「今日は僕たちにとっては素晴らしいセッションではなかったし、もっとうまくやれた部分はある。Q2では改善していたけど、僕の前でダニエルがコースオフしてスリップスリームを失ってしまった。わずかなタイム差でQ3進出を逃したのは残念だ。慌ただしかったけど、そうなることはわかっていた。パフォーマンスが思っていたよりも少し落ち込んでいたので、解決しなければならないことがいくつかある。明日の目標はポイントを獲得することだ」

13番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
「このような結果になると思って今週末に入った。スパとここは僕たちにとってたぶん最悪の2つのトラックであることはわかっていたけど、これが僕たちの現状だ。良いラップができたと思っても13番手だと良い気分ではないし、厳しい。でも、今のところ、僕たちは自分たちがいる状況のなかでマシンから最大限を引き出す必要がある。もちろん、今回は僕たちのホームレースなのでさらに痛手だ。でも、残念ながらこれが僕たちの現実だ。仕事をしていかなければならないし、フェラーリのホームであるムジェロではここよりも少しは良くなることを願っている。先週とここでマシンに多くのことを試しているけど、解決策は見つかっていない。集中して、モチベーションを維持する必要があるし、もっと良い日々はやってくると確信している」

14番手:キミ・ライコネン(アルファロメオ)
「満足できる結果だと思う。少なくともあと1つは順位を上げられたと感じているけどね。Q1の1回目の走行ではマシンのバランスは本当に良かったけど、新品タイヤでの最後の走行はアンダーステアが出ていた。いずれにしろ、この結果を受け入れて、ここから戦っていく。このような高い位置からスタートするので少しは簡単なレースになることを期待している。Q1が混乱することはわかっていたし、適切なタイミングで適切な位置にいることが重要だった。ここでそのようなことが起こるのは初めてではないし、間違いなく最後ではないだろう。予選というよりもレースのスタートのように感じたけど、そういうものだ。僕たちにとってレースがどのように展開するか楽しみにしている。昨日はロングランに少し苦労してたけど、そこからマシンは進歩しているし、明日はもっと強くなることを期待している。ベストを尽くして、どの位置で終えられるか見てみるつもりだ」

15番手:ケビン・マグヌッセン(ハース)
「ミスをしてコースオフしてしまった。限界に達していた。完璧なラップができれば、ライコネンを倒せる可能性があると分かっていたし、それを目指していた。目指さなければならないことだったけど、うまくいかなかった。15番手もしくは14番手のどちらかだと思っていたので、失うものは何もなかった。少なくともQ2に進出できたので上出来だ。15番手は今年の良い予選結果のひとつだし、それを受け入れるつもりだ。明日のレースでは何かできることを期待しているけど、僕たちにペースがあるとは思っていない。異常な何かが必要だ。そうなることを祈っている」

16番手:ロマン・グロージャン(ハース)
「がっかりしている。最終プラクティスと予選の間にリアの車高を変更したけどうまくいかなかった。今日はQ2に進出する可能性があると分かっていたけど、変更を加えたマシンがあまりよくなかった。悲しいことにハズレだった。さっきも言ったけど、Q1敗退ではなく、Q2に進出できると確信していたのでがっかりしている。通常、レースは違ったストーリーになる。どうなるか見てみよう。リアサスペンションが進化して、リアの車高を好転することを願っている。そうなれば役立つはずだ」

17番手:セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
「このセッションについて言うことはあまりない。 2周目のクイックラップを始めたときに目の前にたくさんのマシンがいた。その瞬間、自分のタイムを改善することは不可能だと悟った。他のドライバーがウォームアップラップで追い越し始めた理由がわからない。自分自身が混乱の真っ只中にいることに気づき、ラップを得ることができなかった。誰もが自分が並んでいるポジションに留まる必要がある。そのあと、ギャップを開ければ、問題なくタイムを出せるはずだ。僕たちサイドとしておそらくコースに出る適切なタイミングを選べなかった思う。他の人たちは僕たちよりも改善していたし、なんとかうまくやっていた。もちろん、ここまでグリッド後方からスタートするのは簡単なレースにはならないだろうけど、何が起こるかわからないし、何ができるかを見てみるつもりだ」

18番手:アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)
「厳しい予選セッションだったし、残念な結果だ。トウが大きな違いを生み可能性があることはわかっていた。ベストを尽くしたけど、十分ではなかった。最後の走行でラップをまとめる必要があったけど、残念ながらトラフィックに引っかかってしまい、タイムを更新することができなかった。素晴らしい結果ではないけど、もう焦点を明日に切り替えなければならない。後方からのスタートは簡単ではないだろうけど、トライしなければならない。レースペースを改善するために午前中にいくつか変更を加えたし、それがパフォーマンスに役立つことを願っている」

19番手:ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)
「僕たち全員にとってフラストレーションが溜まるセッションだった。特に今はそう思っている。振り返れば、チームがもう少し早く、もしくはもう少し遅く僕をコースに出していたとしても、できることはそれほど多くはなかった。それでも僕たちは運命共同体だ。残念ながら、モンツァならではのことのひとつにすぎない。それでも、僕たちは明日に目を向けていく」

20番手:ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)
「とてもトリッキーだった。このトラックで苦労することはわかっていたけど、それが証明されたかたちだ。プッシュしている人としていない人がいると、接近するスピードはとても速いし、このトラックではトウが大きな差をもたらすから、みんながトウを求めている。最初のラップはあまりよくなかったし、2回目の方がよかったけど、それでも完璧ではなかったし、まだタイムは残されていた。Q2進出が現実的だったかはどうかは言い難いけど、間違いなくもう少し速く走れた。今は明日に集中しているし、何ができるか見てみよう」

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カテゴリー: F1 / F1ドライバー / F1イタリアGP