F1 スペインGP 予選:トップ10ドライバーコメント
2019年のF1世界選手権 第5戦 スペインGPの予選が5月11日(土)にバルセロナのカタロニア・サーキットで行われた。
ポールポジションを獲得したのはメルセデスのバルテリ・ボッタス。予選のすべてのセグメントでトップタイムをマークし、昨年ルイス・ハミルトンが記録したコースレコード(1分16秒173)を0.767秒更新する1分15秒406を記録。通算9回目、第3戦中国GPから3戦連続となるポールポジションを獲得した。
2番手にチームメイトのルイス・ハミルトンが続き、メルセデスが今季4度目のフロントローを独占。しかし、得意とするバルセロナでバルテリ・ボッタスからは0.634秒という大差をつけられることになった。3番手にはセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、4番手にはマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ))が進出してフェラーリ勢に割って入った。
1番手:バルテリ・ボッタス(メルセデス) - 1分15秒406
「本当にいい気分だ。予選の全ての走行であちこちで少しずつ改善の余地があったし、Q3ですべてをまとめて非常に強力なファーストラップを刻むことができた。僕たちがバルセロナに持ち込んだパッケージはとてもうまく機能しているし、クルマは特にセクター3でとても強い。すべてがチームの功績だし、ブラックリーとブリックスワースのみんなに感謝したい。金曜日のロングランのペースは良さそうだったけど、日曜日には多くのことが起こり得る。スタートとターン1が特に重要だ。明日、ルイスも僕も勝ちたいと思っているし、ハードでフェアな戦いをするのを楽しみにしている」
2番手:ルイス・ハミルトン(メルセデス) - 1分16秒040
「今日は十分に速くなかったし、クルマのポテンシャルをフルに引き出すことができなかった。週末を通してクルマに苦労してきたので、詳細を調べて、どうすればペースを改善できるかを解明し、仕事を続けていく。バルテリは良い予選セッションを過ごしていたし、素晴らしい仕事をした。彼はポールに相応しい。ロングランのペースは良さそうなので、明日も強いことを願っている。今年ここまでそれなりのスタートができているし、このトラックはオーバーテイクが簡単でないので、日曜日にそれを続けられることを願っている」
3番手:セバスチャン・ベッテル(フェラーリ) - 1分16秒272
「ハッピーだけど、満足はしていない。と言うのも、クルマはバランスがとれているし、僕たちがここに持ち込んだアップデートはクルマのドライバビリティに役立っていると思う。でも、僕たちがまだ望んでいる場所にいないのは明らかだ。ストレートでは速いけど、低速なコーナーであまりに多くのタイムを失っている。その結果、僕たちはフロントにはいない。懸命に仕事を続けなければならない。それでも、クルマのバランスがいいので良いレースができると思うし、明日全力を尽くす準備はできている」
4番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル) - 1分16秒357
「今日の予選は最大限の力を発揮できた素晴らしいセッションとなった。ベッテルと僅差のタイムをマークしたし、フェラーリの間に割って入ることができ、とても満足している。メルセデスのマシン、特にボッタスは速すぎるように見えるが、僕たちのマシンのバランスも以前と比べると改善され、うまくまとめられたと思う。もちろん、もっと前方のグリッドポジションであればよかったし、もう少しタイムを上げなくてはならないが、ロングランでのペースに手応えを感じているし、いつも決勝には強いので、明日のレースには前向きな気持ちで臨めそうだ。メルセデスは速いが、僕たちも十分に表彰台争いをできる自信がある」
5番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ) - 1分16秒588
「望んでいた予選結果ではない。特に投入した新しいパーツで僕たちは適切なバランスを見つけることに取り組んできた。残念ながら、今日の僕たちはまだ少し遅れていた。Q2で膨らんで縁石を超えたときにいくつかのパーツが損傷した。チームはセッション中にクルマを修復して僕が走行し続けられるように素晴らしい仕事をしてくれた。事故の後、バランスは違っていたので、明日のレースにむけてクルマの状態を元に戻すためにデータをチェックしなければならない。ライバルは強いけど、僕たちにはポテンシャルがあると自信を持ち続けているし、彼らを捕えるためにベストを尽くしていく」
6番手:ピエール・ガスリー(レッドブル) - 1分16秒708
「予選6番手という手堅い結果で締めくくれた今日は、まずまずポジティブな一日となった。FP3の結果から、フェラーリが大きくリードするタフな予選セッションになるだろうと予想していたが、マックスはベッテルにわずか0.1秒差に迫り、僕もルクレール選手と約0.1秒差と、思っていたよりも僅差となった。メルセデスが飛び抜けた速さを見せているが、フェラーリとは対等に戦えるマシンが準備できていると思う。決勝は1ストップか2ストップの戦略で、面白い一戦となるはずだ。スタートがとても重要なこのサーキットだし、レースではあらゆることが起こり得まるので、明日は全力を尽くすだけだ。まだまだやるべきことは多くあるが、いい方向に向かっているし、シーズン当初からここまで取り組んできたことが段々といい形で現れてきていると感じている。明日の決勝ではより多くのポイント獲得を目指して戦う」
7番手:ロマン・グロージャン(ハース) - 1分16秒911
「この状態をレースに持ち越せることを願っている。ここではタイヤがうまく機能している。最近、僕たちが苦しんでいたエリアだったけど、今日はタイヤに満足することができた。レッドブル勢からそこまで離されてはいないし、僕たちは大部分のクルマの前にいる。僕たちはそのことを誇りに思っていいと思う。誰もがこのトラックを熟知しているので、差を生み出すのは簡単ではない。僕たちは今日からベストを引き出すことができた。良い一日、良い予選だった」
8番手:ケビン・マグヌッセン(ハース) - 1分16秒922
「今日は僕たちにできる最大限を出し切れたかもしれない。僕たちはレッドブルの一台からほんのコンマ2秒差だったし、残りのミッドフィールドの前にいるのでかなり満足している。明日のレースペースについてあまり確信はないし、オーバーテイクが難しいトラックであることはわかっている。今日は僕たちの後ろのミッドフィールドの次のベストよりもコンマ6秒速かったので、彼らを十分に抑えられることを期待している。簡単なレースになるとは思っていないけど、僕たちは2台が7番手と8番手からスタートするのでポイントを獲得する良いポジションにいると思う」
9番手:ダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ) - 1分17秒573
「満足のいく予選結果を出すことができ、今日はとてもいい一日になった。シーズン開始から比べると、予選でのパフォーマンスに大きな進歩が見られ、自分自身、そしてチームのパフォーマンスにもとても満足している。2戦連続でQ3へ進むことができた。特にここバルセロナでは、ドライバーとマシンの力を発揮するために、予選がとても重要となる。FP3の始めはあまり調子が出なかったが、マシンと僕自身になにが足りないかをすぐに見出し、その後セッションをうまくまとめることができた。今日のマシンの挙動や感触はとてもよかったので、明日の決勝では引き続きベストを尽くして戦う」
10番手:ダニエル・リカルド(ルノー) - 1分18秒106
「今日はQ3に進出するためにかなり良い仕事ができたと思う。それが目標だったし、昨日から僕たちには確実にそれを達成できるポテンシャルがあると感じていた。Q3ではもう少し上位にいることができたかもしれないけど、2回目の走行のターン13でリアのコントロールを失ってタイムを失ってしまった。それによって良いセッションにすることができなくなってしまったけど、いずれにしろ、今日は良く頑張ったと思う。ペナルティを受けるけど、レースでは集中して、ポイントを目指すつもりだ」
関連:2019年 F1スペインGP テレビ放送時間&タイムスケジュール
カテゴリー: F1 / F1ドライバー / F1スペインGP
ポールポジションを獲得したのはメルセデスのバルテリ・ボッタス。予選のすべてのセグメントでトップタイムをマークし、昨年ルイス・ハミルトンが記録したコースレコード(1分16秒173)を0.767秒更新する1分15秒406を記録。通算9回目、第3戦中国GPから3戦連続となるポールポジションを獲得した。
2番手にチームメイトのルイス・ハミルトンが続き、メルセデスが今季4度目のフロントローを独占。しかし、得意とするバルセロナでバルテリ・ボッタスからは0.634秒という大差をつけられることになった。3番手にはセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、4番手にはマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ))が進出してフェラーリ勢に割って入った。
1番手:バルテリ・ボッタス(メルセデス) - 1分15秒406
「本当にいい気分だ。予選の全ての走行であちこちで少しずつ改善の余地があったし、Q3ですべてをまとめて非常に強力なファーストラップを刻むことができた。僕たちがバルセロナに持ち込んだパッケージはとてもうまく機能しているし、クルマは特にセクター3でとても強い。すべてがチームの功績だし、ブラックリーとブリックスワースのみんなに感謝したい。金曜日のロングランのペースは良さそうだったけど、日曜日には多くのことが起こり得る。スタートとターン1が特に重要だ。明日、ルイスも僕も勝ちたいと思っているし、ハードでフェアな戦いをするのを楽しみにしている」
2番手:ルイス・ハミルトン(メルセデス) - 1分16秒040
「今日は十分に速くなかったし、クルマのポテンシャルをフルに引き出すことができなかった。週末を通してクルマに苦労してきたので、詳細を調べて、どうすればペースを改善できるかを解明し、仕事を続けていく。バルテリは良い予選セッションを過ごしていたし、素晴らしい仕事をした。彼はポールに相応しい。ロングランのペースは良さそうなので、明日も強いことを願っている。今年ここまでそれなりのスタートができているし、このトラックはオーバーテイクが簡単でないので、日曜日にそれを続けられることを願っている」
3番手:セバスチャン・ベッテル(フェラーリ) - 1分16秒272
「ハッピーだけど、満足はしていない。と言うのも、クルマはバランスがとれているし、僕たちがここに持ち込んだアップデートはクルマのドライバビリティに役立っていると思う。でも、僕たちがまだ望んでいる場所にいないのは明らかだ。ストレートでは速いけど、低速なコーナーであまりに多くのタイムを失っている。その結果、僕たちはフロントにはいない。懸命に仕事を続けなければならない。それでも、クルマのバランスがいいので良いレースができると思うし、明日全力を尽くす準備はできている」
4番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル) - 1分16秒357
「今日の予選は最大限の力を発揮できた素晴らしいセッションとなった。ベッテルと僅差のタイムをマークしたし、フェラーリの間に割って入ることができ、とても満足している。メルセデスのマシン、特にボッタスは速すぎるように見えるが、僕たちのマシンのバランスも以前と比べると改善され、うまくまとめられたと思う。もちろん、もっと前方のグリッドポジションであればよかったし、もう少しタイムを上げなくてはならないが、ロングランでのペースに手応えを感じているし、いつも決勝には強いので、明日のレースには前向きな気持ちで臨めそうだ。メルセデスは速いが、僕たちも十分に表彰台争いをできる自信がある」
5番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ) - 1分16秒588
「望んでいた予選結果ではない。特に投入した新しいパーツで僕たちは適切なバランスを見つけることに取り組んできた。残念ながら、今日の僕たちはまだ少し遅れていた。Q2で膨らんで縁石を超えたときにいくつかのパーツが損傷した。チームはセッション中にクルマを修復して僕が走行し続けられるように素晴らしい仕事をしてくれた。事故の後、バランスは違っていたので、明日のレースにむけてクルマの状態を元に戻すためにデータをチェックしなければならない。ライバルは強いけど、僕たちにはポテンシャルがあると自信を持ち続けているし、彼らを捕えるためにベストを尽くしていく」
6番手:ピエール・ガスリー(レッドブル) - 1分16秒708
「予選6番手という手堅い結果で締めくくれた今日は、まずまずポジティブな一日となった。FP3の結果から、フェラーリが大きくリードするタフな予選セッションになるだろうと予想していたが、マックスはベッテルにわずか0.1秒差に迫り、僕もルクレール選手と約0.1秒差と、思っていたよりも僅差となった。メルセデスが飛び抜けた速さを見せているが、フェラーリとは対等に戦えるマシンが準備できていると思う。決勝は1ストップか2ストップの戦略で、面白い一戦となるはずだ。スタートがとても重要なこのサーキットだし、レースではあらゆることが起こり得まるので、明日は全力を尽くすだけだ。まだまだやるべきことは多くあるが、いい方向に向かっているし、シーズン当初からここまで取り組んできたことが段々といい形で現れてきていると感じている。明日の決勝ではより多くのポイント獲得を目指して戦う」
7番手:ロマン・グロージャン(ハース) - 1分16秒911
「この状態をレースに持ち越せることを願っている。ここではタイヤがうまく機能している。最近、僕たちが苦しんでいたエリアだったけど、今日はタイヤに満足することができた。レッドブル勢からそこまで離されてはいないし、僕たちは大部分のクルマの前にいる。僕たちはそのことを誇りに思っていいと思う。誰もがこのトラックを熟知しているので、差を生み出すのは簡単ではない。僕たちは今日からベストを引き出すことができた。良い一日、良い予選だった」
8番手:ケビン・マグヌッセン(ハース) - 1分16秒922
「今日は僕たちにできる最大限を出し切れたかもしれない。僕たちはレッドブルの一台からほんのコンマ2秒差だったし、残りのミッドフィールドの前にいるのでかなり満足している。明日のレースペースについてあまり確信はないし、オーバーテイクが難しいトラックであることはわかっている。今日は僕たちの後ろのミッドフィールドの次のベストよりもコンマ6秒速かったので、彼らを十分に抑えられることを期待している。簡単なレースになるとは思っていないけど、僕たちは2台が7番手と8番手からスタートするのでポイントを獲得する良いポジションにいると思う」
9番手:ダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ) - 1分17秒573
「満足のいく予選結果を出すことができ、今日はとてもいい一日になった。シーズン開始から比べると、予選でのパフォーマンスに大きな進歩が見られ、自分自身、そしてチームのパフォーマンスにもとても満足している。2戦連続でQ3へ進むことができた。特にここバルセロナでは、ドライバーとマシンの力を発揮するために、予選がとても重要となる。FP3の始めはあまり調子が出なかったが、マシンと僕自身になにが足りないかをすぐに見出し、その後セッションをうまくまとめることができた。今日のマシンの挙動や感触はとてもよかったので、明日の決勝では引き続きベストを尽くして戦う」
10番手:ダニエル・リカルド(ルノー) - 1分18秒106
「今日はQ3に進出するためにかなり良い仕事ができたと思う。それが目標だったし、昨日から僕たちには確実にそれを達成できるポテンシャルがあると感じていた。Q3ではもう少し上位にいることができたかもしれないけど、2回目の走行のターン13でリアのコントロールを失ってタイムを失ってしまった。それによって良いセッションにすることができなくなってしまったけど、いずれにしろ、今日は良く頑張ったと思う。ペナルティを受けるけど、レースでは集中して、ポイントを目指すつもりだ」
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