F1 モナコグランプリ 2018年のF1世界選手権 フォーミュラ1
2018年のF1世界選手権 第6戦 モナコGPの予選が5月26日(土)にモンテカルロ市街地コースで行われた。

ポールポジションを獲得したのはレッドブル・レーシングのダニエル・リカルド。全マシンで唯一で1分10秒台に突入。1分10秒810という驚速タイムで、2016年のモナコGP以来となる自身2度目のポールポジションを獲得した。

2番手には0.229秒差でセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が続き、フロントローを獲得。2列目にはルイス・ハミルトン(メルセデス)、キミ・ライコネン(フェラーリ)が並び、バルテリ・ボッタス(メルセデス)とエステバン・オコン(フォース・インディア)が3列目からスタートする。

トロロッソ・ホンダは、ピエール・ガスリーが自身2度目のQ3進出を果たして10番グリッドを獲得。F1モナコGPの決勝は5月27日(日)の22時10分(現地時間 15時10分)からスタートする。

1番手:ダニエル・リカルド (レッドブル)
「かなり嬉しいけど、明日、頂点に立てたらさらに嬉しいだろうね。今は冷静さを保とうとしているけど、ここまでにやるべきことはすべてやってきたので、それについては満足しているし、チームが取り組んでくれたすべてに満足している。現時点でここでの仕事は半分を果たしたので、明日はそれを仕上げるつもりだ。ポールを獲得したことでやりやすくなった。とにかビルドアップを続けて、ラップをまとめて、Q3は適切なタイミングですべてを最大限に生かすことがとても重要だったけど、それができた。木曜日のスタートからマシンには自信を持っていたし、あとはリズムを見つけるだけだったんだ。ここではそれが重要だ。クルマが強いことはわかっていたし、ベストを引き出せたのでとても満足している。今週末は誰もが僕たちが優勝候補筆頭だと言っていたし、そうすることで彼らは自分たちのプレッシャーを軽くしようとしているんだろうと思っていたけど、彼らが正しいかったことを証明してあげてたいね! 今日はマックスがセッションに参加できなかったのでチームにとっては両極端だったけど、それがモナコだし、プッシュされてしまうものだ。良いマシンだったとしてもバランスを見い出すのは簡単ではない。明日は僕たちがスマートに自分たちにできると思っているレースができれば、優勝のチャンスはあると思う」

2番手:セバスチャン・ベッテル (フェラーリ)
「今日はかなり満足している。常にもっとやれたという気持ちにはなるけどね。でも、僕たちはクルマから全てを引き出そうと頑張ったし、良いポジションを獲得することができた。レッドブルは木曜日から強かったけど、僕たちはできる限り近づけたと思う。僕たちにとって重要なのはクルマにポテンシャルがあることだ。最初のコーナーでは望んだような走りができなかったけど、残りはOKだった。タイヤをまとめるという点でも難しいセッションだった。今は明日のスタートに集中しているけど、長いレースになるだろう。明日は今日とは違った戦いになるうだろう。日曜日はもっと戦略的になると思うし、レースの短期間で結果が決まってしまう可能性があることを考慮する必要がある。それに、ちょっといた運も必要だ。でも、最も重要なのは反応できるように準備しておくことだ。何をしなければならないかはわかっているし、レースがどのように展開するか見極めていく」

3番手:ルイス・ハミルトン (メルセデス)
「本当に良いセッションだったし、自分にできる全てを出し尽くした。でも、完璧なラップでも、今日はダニエルを捕えることはできなかった。特に最終セクターではとにかくレッドブルの方が少しパフォーマンスがあった。第1セクターでは上回っていたけど、それをホールドすることができなかった。でも、ここまで持ってこれたことを嬉しく思っている。ここでは3番手から初めてグランプリに勝ったけど、それは独特な状況だった。チームはクルマをこの位置まで持ってくるために素晴らしい仕事をしてくれた。明日はそれぞれの異なるタイヤ選択がどう働くかが興味深いし、レースを通して多くのことが起こるだろう。明日、モナコが何をもたらすかはわからないけど、とにかく集中して全力を尽くしていく。僕の目標はダニエルと順位を入れ替えることだ。そのために頑張っていく」

4番手:キミ・ライコネン (フェラーリ)
「今日は最初の2つのコーナーでタイヤをすぐに機能させることにちょっと苦しんでいたし、適切な温度ウインドウに入れて、望んでいたクルマに持っていくことに苦労していた。ラップ中にそこは改善していたように思うけど、ここモナコではターン1でどうなるか100%確信できていなければ、そのあとちょっと自信を失ってしまうものだ。もちろん、この結果には完全には満足していない。タイムシートのもっと上位を望んでいたからね。でも、これが今日の結果だ。レースは異なるスターリーだ。通常、ここはオーバーテイクがとても厳しいけど、過去には多くのことが起こった。トラブルを避けて、正しい決定をして、正しいタイミングでただしことをしていきたい」

5番手:バルテリ・ボッタス (メルセデス)
「今日はトリッキーだった。ここではレッドブルが速いと予想していたし、僕たちのクルマにとって最も難しいトラックのひとつであることもわかっていた。僕たちは木曜日からセットアップを改善させたし、クルマははるかに良くなっていた。一番の制限はバランスよりも全体的なグリップだった。かなりスライドしていた。これ以上速くは走れなかったと思う。ウオールで終わっていたと思う。ウルトラソフトでQ2を突破しようとしたけど、そのための十分なペースはなかった。なので、明日はハイパーソフトでレースをスタートすることになるし、面白くなるだろう。モナコはフロントローからスタートする方が有利なので、5番手は理想的ではないけど、ここは何が起こるかわからない」

6番手:エステバン・オコン (フォース・インディア)
「とても満足している。今日はチームとしての強さを示せたと思うし、僕たちはモナコで6番グリッドを獲得した。シーズンで最も重要な予選だし、僕たちは明日ポイントを獲得するための素晴らしいチャンスを得た。チームはレース毎にアップグレードをもたらしてクルマを改善させるために多くの作業を行っているし、それが本当に成果を挙げている。Q3での僕のラップは週末のベストではなかったけど、クルマはうまく機能していたし、ラップタイムも出ていた。明日は長いレースだし、我を忘れてはいない。僕たちはまだレースで良い仕事をする必要があるし、トラブルを避けて、クルマをホームにもたらす必要がある」

7番手:フェルナンド・アロンソ (マクラーレン)
「FP3で15番手だったので少し心配していた。ベースが足りなかったし、バランスも理想的ではなかった。でも、チームは予選にむけて素晴らしい仕事をしてくれた。僕たちはまったく新しいクルマに変更した。コインを空中に投げ込んだような感じだったけど、全てはうまくいったと思う。午後のセッションは少しストレスが溜まった。トラフィックが多く、タイヤが最も新しい状態でラップを決める必要があったし、タイムが十分かどうかは成り行きを見守るしかなかった。かなり張りつめていたし、同時にとてもチャレンジングだった。明日は長いレースになるだろう。とにかくウオールにぶつからないようにして、可能な限り最高の結果で完走する必要がある。1周目で自分のスターティングポジションを維持して、戦略を展開させなければならない。今回のレースの鍵はタイヤになると思う。ハイパーソフトは非常にデグラデーションが高いので、マネジメントする必要がある」

8番手:カルロス・サインツ (ルノー)
「今日はとてもタイトな予選だった。Q1の後、1分12秒台に近づくためにクルマのいくつかのことを変更して反応しなければならなかった。僕たちは第2セッションでも縮めていたし、Q3でも良い仕事をして8番手を得ることができた。2回目の走行のアウトラップはベストではなかったけどね。明日はタフなレースになるだろう。ハイパーソフトでの1ストップ戦略はタイヤデグラデーションによって簡単ではないし、最近のシーズンで最も厳しいモナコでのレースになるかもしれない。アンダーカットとオーバーカットが重要な役割を果たすだろう。トラフィックもね。考えなければならないことはいくつかあるけど、僕はとてもポジティブに感じている」

番手:セルジオ・ペレス (フォース・インディア)
「とても激しい予選セッションだったし、チーム全体にとって良い結果だ。Q1とQ2での自分の仕事には本当に満足している。パーフェクトなラップだったし、週末のベストだったかもしれない。Q3ではちょっとクルマのフィーリングを失ってしまったけど、6版tからコンマ1秒以内だった。本当に小さなマージンだったけど、それが明日のグリッドに大きな差を生んだ。それでもフリープラクティスからクルマをどれだけ改善できたかには満足している。エステバンは予選で素晴らしい仕事をしたし、僕たちのペースは明日にむけて自信を与えてくれている。長いレースになるだろうし、多くのことが起こるだろう。レースでハイパーソフトがどのように機能するか見てみなければならない。特に天候が暑くなった場合はね。最も重要なことはクリーンなレースを維持して、自分たちがどの位置で終われるかを見極めることだ」

10番手:ピエール・ガスリー (トロロッソ・ホンダ)
「今日はとてもマシンの感触がよかった。木曜日や前戦までと比べても、いい仕上がりになっていると思う。6番手までコンマ1秒差だった。Q3進出は悪くない結果だと思うけど、そのコンマ1秒を縮められなかったのは悔しい。Q3まで進むことができてよかったし、モナコでこの位置からスタートすることはとても大切だ。ここではどんなことも起こりえるし、いいスタートをきめることが非常に重要だ。マシンの感触はどんどんよくなっているので、この調子で改善を続けていきたい。モナコは特別なサーキットで、いつもとは違うセッティングが必要だが、それも上手くいっているようだ。レースごとに習熟を深めているけど、今週は全てが上手く作用している。明日は中団の戦いを制してポイントを獲得したい」

関連:2018年 F1モナコGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / F1ドライバー / F1モナコGP