F1 マレーシアGP 金曜フリー走行:トップ10ドライバーコメント
2017年のF1世界選手権 第15戦 マレーシアグランプリのフリー走行が29日(金)にセパン・インターナショナル・サーキットで行われた。
1999年から開催されてきたF1マレーシアGPだが、今年が最後の開催となる。ヘルマン・ティルケがはじめて手がけた5.543kmのセパン・インターナショナル・サーキットはドライバーにとって世界で最も刺激的なサーキットの一つとして認識されている。
午前中のFP1はウェットにより30分開始が遅れ、午後のFP2では後半にロマン・グロージャンがクラッシュして赤旗のまま終了するなど、全チームにとって厳しいセッションとなった。初日のトップタイムを記録したのはセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)。2番手にもキミ・ライコネンが続き、初日はフェラーリが速さをみせた。その一方でメルセデスは6番手と7番手でセッションを終えている。
1番手:セバスチャン・ベッテル (フェラーリ)
「午前中はちょっと複雑なコンディションだったし、あまり走行は行わなかった。午後は良くなったし、クルマもセッション開始時からかなりOKだった。そのあと新しいものをいくつか試したけど、残念ながら、赤旗によってぞのでいたプログラムを完了させることができなかった。明日何ができるか見極めていきたい。まだ金曜日だし、通常、クルマで様々なことを試してみる時間だ。もう少し走りたかったけど、全体的にまずまずの午後だった。僕たちには良いクルマがあるし、あらゆるコンディションで機能させられるかは僕たち次第だ」
2番手:キミ・ライコネン (フェラーリ)
「今日はOKだったし、全てをスムーズに進めることができた。午前中はウェットコンディションだったので、わずかな周回数しか走れなかったし、午後はコースの問題によって短縮された。セッション全体を使ってもっと多くの計測ラップができなかったのは残念だ。確実にさらに改善できたはずだからね。でも、クルマのフィーリングはいい。新品のタイヤセットで少しミスをしてしまったけど、それを除けば、かなりストレートな一日だった。今日のラップタイムはあまり意味のないものだ。他の全員が何をやっているかわからないからね」
3番手:ダニエル・リカルド (レッドブル)
「このようなコンディションは面白かったし、実際、今日はウェットドライバーで走れたのは素晴らしいことだ。僕たち二人ともウェットコンディションでかなりいい感じだったし、インターミディエイトで他のみんなよりも大幅に速かった。そこはいい部分だ。午後はフェラーリほどの競争力はなかったけど、メルセデスも苦しんでいたようだった。自分たち自身のことに集中できれば、まだ改善できるだろう。ショートランではフロントグリップを改善する必要があるし、ロングランではリアを改善する必要があるので、セットアップでもっと良い妥協点を見つけ出さなければならない。とにかくそこが日曜日の鍵になると思う。どこかでコンマ5秒を見い出せれば、僕たちは戦えると思う。やらなければならない作業はまだあるけど、いい感じだった。週末に軽い霧雨が降れば、かなりいい感じだろう。予選とレースがウェットになっても不満はないね!」
4番手:マックス・フェルスタッペン (レッドブル)
「今日はポジティブだったと思う。もちろん、フェラーリと比較しれば、もっとうまくやれたとは思うけど、悪くないパフォーマンスだったし、メルセデスの前で一日を終えることができた。僕の方はいくつかセットアップを試したけど、それらは新品のスーパーソフトではあまりうまく機能しなかった。ピットに入ってクルマに変更を加えた。ユーズドタイヤでの周回は素晴らしいとは限らないけど、それでもコンマ4秒タイムを改善することができた。明日もっと良くなるのは確実だけど、フェラーリを倒すにはまだ改善する必要がある。午後は赤旗によってロングランを逃してしまったので、ダニエルがどのように感じたかを確認して、明日にむけてクルマのどこを改善できるかを決めていきたい。明日は雨になってほしい。あまり走ってはいないけどね。でも、少し状況が面白くなるだろう」
5番手:フェルナンド・アロンソ (マクラーレン・ホンダ)
「今日はいい一日だった。1回目のセッションでは、マシンでいくつかの確認を行った。コースがそれほどウエットコンディションではないときに走行し、3番手に入れたことは良かったと思っている。2回目のセッションはドライコンディションだったが、マシンからは引き続きいい感触を得ていた。明日に向けて、大掛かりな変更をする必要はないと考えている。今回さまざまな設定を試し、そのすべてでポジティブな結果が得られた。今夜、データを確認し、どの設定にするのかを決定しなければならない。このサーキットではマシンの手ごたえを感じているし、スーパーソフトタイヤを装着しているときにはかなりのグリップがある。2回目のセッションの最後には、赤旗によって走行時間を少し失った。ただ、それは大半のチームが同じ状況だ。FP3で残りのプログラムを消化する予定なので、雨が降らないことを願っている」
6番手:ルイス・ハミルトン (メルセデス)
「とても難しい一日だった。今日はクルマに苦しんでいたし、バランスが崩れていた箇所を見直して、理解しなければならない。一晩で方向性を見い出して、明日にむけて再編成できることを願っている。今日は一日中、僕のガレージにいる大勢の人たちが本当にポジティブなエネルギーを送ってくれた。みんなに感謝しているし、明日も会えるのを楽しみにしているよ!」
7番手:バルテリ・ボッタス (メルセデス)
「明らかにトリッキーなプラクティスだった。午前中は雨によって走行が限り限られた。FP2でもちょっとコースオフしてしまい、少し時間が犠牲になった。それによって数周を失ってしまった。最後には赤旗が出た。今日はすべてのアイテムをテストすることはできなかったけど、それは全チームが同じことだと思う。僕たちにパフォーマンスが欠けているのは確かだし、フェラーリとレッドブルはとても強そうだ。明日フロントローに並びたいならば、やらなければならない仕事がいくつかある。クルマのバランス自体はそれほど悪くはなかった。全体的なグリップの問題だ。今夜集中する必要のある重要な領域は1発でのタイヤを最大限に活用することだ」
8番手:セルジオ・ペレス (フォース・インディア)
「今日は午前と午後の両方で中断があり、理想的な一日ではなかった。プログラムの一部ができなかったし、望んでいた準備ができなかった。ポジティブな点はクルマにペースがあるように思うことだ。今のところ、バランスにはかなり満足しているけど、常に改善を見い出せる部分はある」
9番手:ニコ・ヒュルケンベルグ (ルノー)
「午後のセッションはOkだった。短い時間の中でできるだけ多くのことを学べるように頑張った。あまり多くの周回を走れなかったし、赤旗でも少し時間を失ってしまった。バランスに関しては今夜やらなければならない作業があるけど、明日は大丈夫だと思う」
10番手:エステバン・オコン (フォース・インディア)
「変な一日だった。午前中の天候に関してはやれることはなかったし、午後はグロージャンの奇妙な事故によって僕たち全員の走行時間が犠牲になった。中断はあったけど、それでも良いマイレージを稼ぐことはできた。現時点でクルマの感触はかなりいい感じだし、明日が楽しみだ。新車でここを走るのはとても楽しい。高速コーナーで本当に速い。明日は天候が大きな役割を果たすことになるだろう。でも、ウェットでもドライでも僕には関係ない。雨が降ればチャンスは増えるかもしれないけど、ドライでのペースはいいし、いずれにせよ僕たちは競争力があると思う」
カテゴリー: F1 / F1ドライバー / F1マレーシアGP
1999年から開催されてきたF1マレーシアGPだが、今年が最後の開催となる。ヘルマン・ティルケがはじめて手がけた5.543kmのセパン・インターナショナル・サーキットはドライバーにとって世界で最も刺激的なサーキットの一つとして認識されている。
午前中のFP1はウェットにより30分開始が遅れ、午後のFP2では後半にロマン・グロージャンがクラッシュして赤旗のまま終了するなど、全チームにとって厳しいセッションとなった。初日のトップタイムを記録したのはセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)。2番手にもキミ・ライコネンが続き、初日はフェラーリが速さをみせた。その一方でメルセデスは6番手と7番手でセッションを終えている。
1番手:セバスチャン・ベッテル (フェラーリ)
「午前中はちょっと複雑なコンディションだったし、あまり走行は行わなかった。午後は良くなったし、クルマもセッション開始時からかなりOKだった。そのあと新しいものをいくつか試したけど、残念ながら、赤旗によってぞのでいたプログラムを完了させることができなかった。明日何ができるか見極めていきたい。まだ金曜日だし、通常、クルマで様々なことを試してみる時間だ。もう少し走りたかったけど、全体的にまずまずの午後だった。僕たちには良いクルマがあるし、あらゆるコンディションで機能させられるかは僕たち次第だ」
2番手:キミ・ライコネン (フェラーリ)
「今日はOKだったし、全てをスムーズに進めることができた。午前中はウェットコンディションだったので、わずかな周回数しか走れなかったし、午後はコースの問題によって短縮された。セッション全体を使ってもっと多くの計測ラップができなかったのは残念だ。確実にさらに改善できたはずだからね。でも、クルマのフィーリングはいい。新品のタイヤセットで少しミスをしてしまったけど、それを除けば、かなりストレートな一日だった。今日のラップタイムはあまり意味のないものだ。他の全員が何をやっているかわからないからね」
3番手:ダニエル・リカルド (レッドブル)
「このようなコンディションは面白かったし、実際、今日はウェットドライバーで走れたのは素晴らしいことだ。僕たち二人ともウェットコンディションでかなりいい感じだったし、インターミディエイトで他のみんなよりも大幅に速かった。そこはいい部分だ。午後はフェラーリほどの競争力はなかったけど、メルセデスも苦しんでいたようだった。自分たち自身のことに集中できれば、まだ改善できるだろう。ショートランではフロントグリップを改善する必要があるし、ロングランではリアを改善する必要があるので、セットアップでもっと良い妥協点を見つけ出さなければならない。とにかくそこが日曜日の鍵になると思う。どこかでコンマ5秒を見い出せれば、僕たちは戦えると思う。やらなければならない作業はまだあるけど、いい感じだった。週末に軽い霧雨が降れば、かなりいい感じだろう。予選とレースがウェットになっても不満はないね!」
4番手:マックス・フェルスタッペン (レッドブル)
「今日はポジティブだったと思う。もちろん、フェラーリと比較しれば、もっとうまくやれたとは思うけど、悪くないパフォーマンスだったし、メルセデスの前で一日を終えることができた。僕の方はいくつかセットアップを試したけど、それらは新品のスーパーソフトではあまりうまく機能しなかった。ピットに入ってクルマに変更を加えた。ユーズドタイヤでの周回は素晴らしいとは限らないけど、それでもコンマ4秒タイムを改善することができた。明日もっと良くなるのは確実だけど、フェラーリを倒すにはまだ改善する必要がある。午後は赤旗によってロングランを逃してしまったので、ダニエルがどのように感じたかを確認して、明日にむけてクルマのどこを改善できるかを決めていきたい。明日は雨になってほしい。あまり走ってはいないけどね。でも、少し状況が面白くなるだろう」
5番手:フェルナンド・アロンソ (マクラーレン・ホンダ)
「今日はいい一日だった。1回目のセッションでは、マシンでいくつかの確認を行った。コースがそれほどウエットコンディションではないときに走行し、3番手に入れたことは良かったと思っている。2回目のセッションはドライコンディションだったが、マシンからは引き続きいい感触を得ていた。明日に向けて、大掛かりな変更をする必要はないと考えている。今回さまざまな設定を試し、そのすべてでポジティブな結果が得られた。今夜、データを確認し、どの設定にするのかを決定しなければならない。このサーキットではマシンの手ごたえを感じているし、スーパーソフトタイヤを装着しているときにはかなりのグリップがある。2回目のセッションの最後には、赤旗によって走行時間を少し失った。ただ、それは大半のチームが同じ状況だ。FP3で残りのプログラムを消化する予定なので、雨が降らないことを願っている」
6番手:ルイス・ハミルトン (メルセデス)
「とても難しい一日だった。今日はクルマに苦しんでいたし、バランスが崩れていた箇所を見直して、理解しなければならない。一晩で方向性を見い出して、明日にむけて再編成できることを願っている。今日は一日中、僕のガレージにいる大勢の人たちが本当にポジティブなエネルギーを送ってくれた。みんなに感謝しているし、明日も会えるのを楽しみにしているよ!」
7番手:バルテリ・ボッタス (メルセデス)
「明らかにトリッキーなプラクティスだった。午前中は雨によって走行が限り限られた。FP2でもちょっとコースオフしてしまい、少し時間が犠牲になった。それによって数周を失ってしまった。最後には赤旗が出た。今日はすべてのアイテムをテストすることはできなかったけど、それは全チームが同じことだと思う。僕たちにパフォーマンスが欠けているのは確かだし、フェラーリとレッドブルはとても強そうだ。明日フロントローに並びたいならば、やらなければならない仕事がいくつかある。クルマのバランス自体はそれほど悪くはなかった。全体的なグリップの問題だ。今夜集中する必要のある重要な領域は1発でのタイヤを最大限に活用することだ」
8番手:セルジオ・ペレス (フォース・インディア)
「今日は午前と午後の両方で中断があり、理想的な一日ではなかった。プログラムの一部ができなかったし、望んでいた準備ができなかった。ポジティブな点はクルマにペースがあるように思うことだ。今のところ、バランスにはかなり満足しているけど、常に改善を見い出せる部分はある」
9番手:ニコ・ヒュルケンベルグ (ルノー)
「午後のセッションはOkだった。短い時間の中でできるだけ多くのことを学べるように頑張った。あまり多くの周回を走れなかったし、赤旗でも少し時間を失ってしまった。バランスに関しては今夜やらなければならない作業があるけど、明日は大丈夫だと思う」
10番手:エステバン・オコン (フォース・インディア)
「変な一日だった。午前中の天候に関してはやれることはなかったし、午後はグロージャンの奇妙な事故によって僕たち全員の走行時間が犠牲になった。中断はあったけど、それでも良いマイレージを稼ぐことはできた。現時点でクルマの感触はかなりいい感じだし、明日が楽しみだ。新車でここを走るのはとても楽しい。高速コーナーで本当に速い。明日は天候が大きな役割を果たすことになるだろう。でも、ウェットでもドライでも僕には関係ない。雨が降ればチャンスは増えるかもしれないけど、ドライでのペースはいいし、いずれにせよ僕たちは競争力があると思う」
カテゴリー: F1 / F1ドライバー / F1マレーシアGP