F1 バルセロナテスト 2日目
2015年のF1バルセロナ公式テストの2日目が終了した。

テスト2日目は、各チームがさらにタイムを改善し、5名のドライバーが1分24秒台に突入。

初日にトラブルに見舞われたマクラーレン・ホンダもエンジンが制限された中で1分25秒台のタイムを記録した。

ルイス・ハミルトン (メルセデス)
「体調は良くなっているし、ドライブが恋しかったのでマシンに乗りたかった。今日は走行できたので良い1日だったし、多くのマイレージを重ねることができた。他の人たちと比べて自分たちがどの位置にいるかはわからない。最初のテストはとにかく多くの周回を重ねることが重要だったし、今日も同じだからね。まだ自分がパーフェクトだと感じるクルマに仕上げるところまでもいっていない。それにクイックラップは土曜日の予選用だしね。でも、いい感じだ。昨年と同じような感じだけど、もっと良くなっている。とにかく自分たちの仕事に集中している。クルマで多くのマイレージを重ねて、すべてに問題がないことを確かめる。シーズンが始まるまでの時間を最大限に生かさなければならない。あちこちにいくつか問題があったけど、チームのみんながあらゆるケースに対応してくれている。本当に見ていてびっくりするくらいだ。僕たちが前進している限り、それが一番大事なことだと思うので、僕たちはそこに集中していく」

ニコ・ロズベルグ (メルセデス)
「背中がちょっと問題になっているけど、理由はわかっている。クルマにシートポジションがあまり良くなかった。でも、幸い日曜日に終日走るには問題ない。ちょっと慎重になっているだけだ。だから、今日は昼でマシンを降りることにした。この新車で走る新しいサーキットだったし、ちょっと感触も違っていたけど、基本的にはOKだ。午前はクルマにあまり満足できていなかったけど、セットアップですぐに方法を見いだして、最終的にはとても良くなった。今は周回数を稼ぐことに集中しているし、セットアップの作業に力を入れている。もちろん、いつだってコースに出て予選のラップを走りたいとは思うものだ。でも、物事にはタイミングというものがある。まだ自分たちのポジションはわからないけど、すべて予定通りに進んでいる。開発曲線はかなり急勾配だ。今回のレギュレーションでマシンにもパワーユニットにも見いだすべきことはまだまだあるし、大きなチャレンジだ。でも、全体的には良いスタートだと思っている」

ダニエル・リカルド (レッドブル)
「良かったと思う。今日は100周以上走りたかったからね。それ以上のことができたい、とても堅実だった。ピットストップの練習を何度かやって、ロングランもたくさん走れたので本当にポジティブだ。まだテストだということはわかっているけど、少なくとも上位グループのトップに立てたってことは励みになる。確かに他のみんなが何をしているのかまったくわからないけど、それでも励みになる。クルマの感触はいい。シャシー的にはRB10と似たような特性だね。昨年もかなり優れたマシンだったので良いことだと思っている。全体的に今日はとても良い仕事ができた1日だった」

フェリペ・マッサ (ウィリアムズ)
「このクルマはポテンシャルが高いし、今日はそのことを実感した。でも、まだやるべきことは多い。今日のプログラムは予想外のトラブルを抱えることなく終えることができた。午後のタイヤ作業で良いデータをたくさん得られたので、これから調べていかなければならない。マシン開発を続けていくためにFW37でさらに多くの周回を重ねられたことが重要だ」

キミ・ライコネン (フェラーリ)
「今日は理想的とは言えない。いくつか小さな問題があって、たくさん走りたかったのに阻害されてしまった。でも、他のことはやり遂げられたし、いろいろ試して学べたと思う。全ての部分で正しい方向に進んでいる。このチームは冬を通して素晴らしい仕事をしてきた。もちろん、レースはテストと別物だけど、今のところはいい感じだ。今のチームの首脳陣は、適材適所をうまくやれていると思う。まだ始まったばかりだけど、みんながより楽しんでいるように見える。次のテストではマシンの適正を高めなければならない」

フェルナンド・アロンソ (マクラーレン)
「今日は昨日よりも間違いなく良い一日だった。何周か走り切れただけでなく、9時から始めて17時45分に終えられたことが有望だ。走行できる時間が多かったので、ようやくクルマのポテンシャルを評価できるようになったからね。確かに、エンジンはまだいくらか制限付きで走っているけど、クルマは間違いなくヘレスよりも良くなっている。走る度に何かしら新しいものを見つけている。それぞれの問題に直面してしまうけれど、でも、このような開発の初期段階では予想されていたことだ。今年のテストプログラムはこれでちょうど半分だし、進歩していかなければならない。今日の作業でポジティブなことはあったけど、参加したチームの中では最も少ない周回数だったし、調子を上げて、できるだけ素早く学ぶ必要がある。オーストラリアはあっという間にやってくる」

セルジオ・ペレス (フォース・インディア)
「今日の内容と僕たちが走破した周回数にはとても満足している。新しいタイヤを理解する作業に取り組み、その点では良い進歩を遂げられたと思う。もちろん、僕たちは“ニューベイビー”の到着を待っているところだし、この2日間で学んだ全てのことを新しいクルマに反映させていくのがとても楽しみだ。個人的にもここ数日は貴重な時間だった。新しいレース兼パフォーマンスのエンジニアのことをさらに知れたからね。良い進歩を遂げている。今週はシミュレーターの作業もあるけど、それすら今は楽しみだ」

カルロス・サインツ (トロ・ロッソ)
「ちょっとトリッキーな一日だったけど、ノーマルなテスト日だった。午前はクルマにいくつかトラブルがあったんだけど、午後に間に合うようにクルマの準備を整えられた。昼休み後は全て予定通りに進んだし、良い進歩を遂げられたように思う。残念ながら、ターン9でミスをしてしまった。クルマがグラベルにはまり、走行時間を半分くらい失った。クルマが戻ってきた後はレースシミュレーションに取り組んだ。完了はできなかったけど、有益な情報は得られている。テストではこういうことがあるものだ。レースで起きるよりはいい。なので、今日の作業もポジティブな部分があったと思っている」

ジョリオン・パーマー (ロータス)
「今日はうまくいった。多くのラップを走れたし、クルマの感触も良かったと思う。最初は路面が冷えていてかなり滑りやすかった。低温とハードタイヤのコンビネーションはものすごくトリッキーだね! でも、1日を通してコンディションがいい感じにミックスされていったので、それに合わせてセットアップした。クルマに異なるセッティングを施すと理解することが多くて、しかも、異なるプログラムに取り組んていたりするので、短時間でかなりのことを学ばなければならなかった。僕にとってはとてもポジティブなスタートだ。自分の仕事がチームの役に立つことを願っている。クルマに乗るのが大好きなので、またコースに戻ってくるのが待ち切れない!」

マーカス・エリクソン (ザウバー)
「僕たちにとっては忙しい知日だった。いろいろと試しながら、多くの異なるセットアップを確認しならがら100周以上を走り込めた。そのおかげでエンジニアもそうだし、僕自身もクルマの理解度を高めることができる。多くの情報を得られたので、今夜調べていくつもりだ。明日はまたプッシュしていく」

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カテゴリー: F1 / F1ドライバー