F1 ベルギーGP 決勝
2014 FORMULA 1 SHELL BELGIAN GRAND PRIX

※6位でフィニッシュしたケビン・マグヌッセン(マクラーレン)は、レース後に20秒加算ペナルティが科せられて12位に降格。7位以下のドライバーが繰り上がった。

1位:ダニエル・リカルド (レッドブル)
「ここでは、僕たちにはチャンスがないとみんな言っていたけど、今日は本当に良いペースがあった。自分たちも驚いたほどだ。少し非現実的な感じがするけど、また優勝できたことは本当に最高だ。レースの最後まで守り抜くのはは難しかった。リーダーにとってピットストップは一番攻撃されやすいときだ。でも、無線で僕のエンジニアのサイモンが『残り11周だけど、このタイヤで最後まで行けるか?』と聞いてきたんだ。僕は『今のペースならキープできると思う』と答えたし、その通りにできた。最終ラップではコンマ数秒速く走れたほどだ。楽しませてもらったよ! 今日の勝利にはよいことがたくさんあった。過去2回はアグレッシブなレーススタイルで勝ったけど、今日はもっと計算されていた。違う状況での勝利はいいものだね」

2位:ニコ・ロズベルグ (メルセデス)
「厳しいレースだった。今日は優勝できるペースがあったけど、あの事故のせいで優勝できなかったの。チームのためにとてもがっかりしている。悪い1日だった。僕たちは、ドライバーとしてファンを楽しませ、良い時間を過ごしてもらうためにいる。なので、いつもギリギリのところで戦っている。ルイスと僕が接触してしまったことは悔やんでいるけど、レーシングインシデントだったと考えている。スチュワードもそう判断した。ストレートでは僕の方が速かったし、インサイドラインをブロックされたのでアウトサイドに回った。僕は仕掛けて、接触の後でフロントウィングにダメージを負ったことに気づいた。終わったと思ったね。次に、ルイスにも問題が起きたのが見えて、それは彼とチームにとってすごく不運なことだった。僕たちはレース後すぐに話し合ったけど、今日のようなレースを避けるため、さらなる会議が開かれる予定だ」

3位:バルテリ・ボッタス (ウィリアムズ)
「今日のペースは堅実だったし、予選よりかなり良かった。フェラーリやレッドブルと良いバトルができたし、3位は正しいリザルトだと思う。最初のスティントは、遅いクルマに引っかかってしまい難しかった。でも、必要なときには抜くことができた。それが僕のレースにとって重要だった。表彰台を目指してこのレースに臨んだので、難しい天候で山あり谷ありの週末を過ごした後、それを達成できたことに本当に満足している。フェリペはデブリのせいで、今日はとても不運だった」

4位:キミ・ライコネン (フェラーリ)
「今回のレースはかなりアグレッシブに行こうと決めていた。まだピットインしていない前のマシンを先行できるように早めにピットに入ろうと決めていた。なので、レースの大半は上位勢についていくことができた。ウィリアムズのボッタスが近づいてきたとき、直線で抑えられるだけのペースがないことはわかっていたし、あと数周のところで抜かれてしまった。全体的に今週末の出来には満足している。このサーキットは楽ではないだろうと思っていたけど、初めて全力が出せたと思う。何のトラブルもなくクリーンなレースを戦うことができた。クルマは改善されている。今日のペースは良かった。4位という結果は僕たちが正しい方向に進んでいることを証明しているけど、これに満足できるわけではない。今日は多くのポイントを獲得できたけど、僕たちは勝つためにここにいる。トップにたどり着くまで懸命に頑張っていく」

5位:セバスチャン・ベッテル (レッドブル)
「レースの終盤は良かった。残り周回数が少なくなっていたので、大急ぎで抜かなければならかった。アロンソとマグヌッセンはフレッシュなタイヤを持っていなかったので、ジェンソンと僕は比較的早く追いついた。最後にピットインする前に1つポジションを落としてしまったのは残念だ。たぶん判断が少し遅かったんだと思う。それでも何とかポジションを維持できた。面白いバトルだった。そこら中でみんながお互いにコースから押し出そうとしているみたいだった。でも、僕たちはいつもハードに戦う。たまにハードすぎるけどね! ピットストップではチームが最高の仕事をしてくれた。3回のパーフェクトなストップだった。とても速かったね」

※6位:ジェンソン・バトン (マクラーレン)
「今日は長いゲームだった。大部分のドライバーがピットストップを早めていたけど、僕はタイヤのコンディションが良いと感じていた。それにとても面白かったしね。特に終盤のケビン、セバスチャン、フェルナンドとのバトルは楽しかった。終盤のラップでケビンとフェルナンドが競い合っていたときにフェルナンドが膨らんだので、ターン8でちょっと後退しなければならなかったけど、ケビントと僕はぶつかっていない。そこでフェルナンドにポジションを奪われたので、そこはちょっと悔しい。同じように、その後セバスチャンにも抜かれたけど、さっきも言ったように本当に楽しかった。なんて素晴らしいサーキットだ。ここを走るのは本当に気持ちがいいね」

※7位:フェルナンド・アロンソ (フェラーリ)
「エンジンが動かず、別のバッテリーを使わなければならず、僕の今日のレースは一歩後退したところから始まった。週末を通して強いペースがあったので残念だし、4番手スタートからは表彰台フィニッシュが可能だったはずだ。ペナルティが科されてしまったことに加え、トップスピードが僕たちの弱点になるサーキットだったので、チャンスが多くないのはわかっていた。それでも、自分たちのベストを尽くした。運悪く、レース終盤に少し疑問を感じるドライビングがあり、ベッテルと接触してフロントウィングにダメージを負ってしまった。その後はチェッカーフラッグにたどり着くことが大事だった。スチュワードが起こったことに対応してくれたのはわかっているけど、6番手や7番手を争っているときには重要だとは思わない。これからは前を向いてモンツァの準備をしなければならない。たとえ僕たちのマシンに合っていないサーキットだったとしても、僕たちのホームレースだ。ファンのみんなが応援してくれるので、そのレースではもっとうまくやりたい。成功できることを願っている」

※8位:セルジオ・ペレス (フォース・インディア)
「今日はなんとかクレイジーなバトルを全て退けることができた。僕のレースはかなりストレートなものだった。全開で走って、最善の結果を出せたと思う。第2スティントでは少しタイムをロスしてしまった。マクラーレンの2台をパスしなければならず、タイヤを少し使いすぎてしまった。それがスティントの終盤に響いた。ラスト10周はクビアトにプレッシャーをかけられた。彼は急激に迫ってきたけど、抑えきることができた。今週末はポイントを獲得できた。それが何よりだ」

※9位:ダニール・クビアト (トロ・ロッソ)
「良いレースだけど、タフなレースでもあった。特に、フレッシュなオプションタイヤを履いたヒュルケンベルグの攻撃を防いでいた終盤はね。とてもスリリングだった。タイヤを労わりながら10番手争いを続けなければならなかった。レース中のクルマのハンドリングは良かったし、天気がドライの状態を保ってくれてとても嬉しかった。最終的にはポジティブな週末だったし、僕たちは一歩ずつ改善していくことができている。それに、このレースでポイントを獲れて満足している。2週間後にモンツァでクルマに戻るのが待ちきれない」

※10位:ニコ・ヒュルケンベルグ (フォース・インディア)
「今日はポイントが獲れなくて残念だ。でも、昨日のミスの代償を払ったんだと考えている。あれによってレースで大きな巻き返しが必要になってしまった。スタートは最高ではなかったけど、1周目でいくつかポジションを上げることができた。その後のペースは良かったけど、激しいトラフィックにはまってしまい、それを示すのは難しかった。中団はトレインができていて、みんながDRSを使っているのでオーバーテイクがとても難しかった。今日はそこで一番タイムをロスしたと思う。だから、ポイントを獲れなかった。最後は急激にクビアトに迫っていたし、あと少しだったんけど、前に出るには後1周必要だった」

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