F1 オーストラリアGP 決勝
2014 FORMULA 1 ROLEX AUSTRALIAN GRAND PRIX

※レース後、2位でフィニッシュしたダニエル・リカルド(レッドブル)に燃料流量違反でレース失格処分が下され、3位以下の順位が繰り上がった。

優勝:ニコ・ロズベルグ (メルセデス)
「僕たちにとって素晴らしい1日だった。優勝でシーズンをスタートできたなんて信じられない。冬の間、クルマの製造に関わった全員に心からありがとうと言いたい。このような強いシルバーアローに乗ることをずっと夢見てきたけど、実現したようだね。レースでは全てが僕にとって完璧に進んだ。スタートは素晴らしかったし、最後まで攻めることができた。燃料消費も十分に管理できた。でも、今日は成功したが、まだすらなければならない仕事があるのはわかっている。週末の間、信頼性がまだ心配だったし、2台とも完走することができなかった。それを改善するために2週間ある。マレーシアをとても楽しみにしているし、明日またレースをしてもいいくらいだ!」

※2位:ダニエル・リカルド (レッドブル)

3位:ケビン・マグヌッセン (マクラーレン)
「表彰台に上がれるなんて最高だよ! 今日起こったことは超現実的だ。F1キャリアの初レースで表彰台に上がれるなんて信じられない。スタートの“瞬間”はかなり怖かった。ちょっと早くにパワーを入れてしまい、もう少しで失うところだった。でも、クルマは素晴らしかった。ずっと思い通りに走らせることができたし、レッドブルと戦えるペースがあった。レース終盤にちょっとだけリカルドを攻めたけど、抜くだけのスピードはなかった。冬の間、本当に良い仕事をして、今回にむけて僕の準備を整えるために一生懸命に働いてくれたチームに心からおめでとうと言いたい。本当にクレイジーだ! ここからどこへ行くのか? 僕たちは改善を続ける必要がある。そして、僕たちはそうなると確信している。できるだけ勉強して、この経験を持ってマレーシアに行く。完全に違うサーキットだし、今日ここで示したようなスピードがあるという保証はない。でも、チームは今年すでにやってきたのと同じように懸命にプッシュし続けていく。とてもハッピーだ。スタッフもコンストラクター選手権をリードできてハッピーなはずだ。僕もそうだ。大きな後押しになるし、みんなにふさわしい結果だ。僕? 僕はただできるだけハードにプッシュし続けるだけだ」

4位:ジェンソン・バトン (マクラーレン)
「ケビンの今日の走りは素晴らしかった。レース終盤、彼とダニエルを追いかけるのはとても楽しかった。でも、僕のタイヤは彼らより数周古かったので、トリッキーなのはわかっていた。それでも、良いレースができたと思う。トラフィックの中にいた時はクルマのバランスがあまり良くなかった。人の後ろにいるときはアンダーステアに苦しんだ。でも、クリーンエアではクルマはとても良く働いていた。何らかの理由で以前よりもオーバーテイクが難しくなったみたいで、ピットストップで前に出なければならなかった。2回目のストップでノーズにダメージを負ってしまったけど、おかげでコックピットが少し涼しくなったよ! でも、チームはいいタイミングでいい場所に僕を入れるために素晴らしい仕事をしてくれた。セーフティカーが出た時、ギリギリでピットに滑り込んだんだ。それでいくつか順位を稼ぐことができた。2回目のストップでもさらに順位を稼ぐことができた。両方とも素晴らしい判断だったね。チームとして今日の仕事を誇りに思っていいと思う。今週末の終わりにコンストラクター選手権をリードすることになるとは思っていなかったけど、クルマのペースはあると思う。クリーンエアでは1チームを除いて戦う力がありそうだ。マレーシアでクルマに戻るのを楽しみにしている。僕にとって感傷的な一日だったけど、姉とフィアンセ、たくさんの友人たちに囲まれてとても嬉しかったし、とても力になった」

5位:フェルナンド・アロンソ (フェラーリ)
「表彰台でシーズンをスタートさせたかったけど、2台ともとも完走できたのは良い結果だ。特に信頼性に関しては自信になる。スタートでは電動モーターに問題があり、ステアリングホイールでいくつか変更をしなければならなかったけど、最初の10周後はすべてがうまくいった。ヒュルケンベルグをピットストップでなんとか追い抜いた。ペースが明らかに良かったけど、オーバーテイクするのは不可能だった。リーダーと35秒差というのはあまりに大きいので、その差を縮めるために何をするべきか、レースを分析して、クルマの強みと弱みを調べる必要がある。そこを念頭に置けば、ニコの後ろで走ったラップは非常に有益な情報になる。僕たちは素晴らしいチームだし、スタッフを完全に信頼している。彼らは今日は素晴らしい仕事をしてくれた。レースはとても奇妙で難しかったし、僕たちはこの新しいF1について学ぶべきことがたくさんある。でも、まだスタートに過ぎない。マレーシアではもっと改善することに集中しなくてはならない」

6位:バルテリ・ボッタス (ウィリアムズ)
「今日はクルマがとてもうまく機能していた。シーズンにむけて励みになると思う。チームとして全員が昨シーズンから良い前進を果たしていることに満足できると思う。自分としてはちょっと期待外れだった。ちょっとハードにプッシュしすぎてウォールにヒットしてしまったことでパンクいて後方に下がってしまったからね。残りのレースはそのミスを取り戻すために頑張ったし、いくつか良いオーバーテイクができたけど、ここから学ぶ必要があるし、二度と起きないようにしなければならない。周りと激しいレースができたのは素晴らしい気分だったし、このクルマで素晴らしい仕事をしてくれたレースチーム、グローブとブルックスワースの全員に心から感謝したい。今日は僕たちのペースを考えれば、もっと高い位置でフィニッシュできたはずだし、マレーシアで自分たちに何ができるかを確認するのを楽しみにしている」

7位:ニコ・ヒュルケンベルグ (フォース・インディア)
「7位はシーズンをスタートするにはポジティブな結果だ。チェッカーフラッグを見ることができてとても満足している。メルボルンで完走したのは初めてだからね。それに序盤に多くのポイントを獲得することが重要だ。力強いスタートが切れたし、4位を走行していた最初の2つのスティントでは良いトラックポジションを楽しめた。リアルな問題はソフトタイヤの左フロントの若干のグレーニングだけだった。あまり解消されなったけど、最初の2つのスティントは妥協を強いられなかった。2回目のピットストップで2つポジションを失ったのは残念だったけど、現時点で周りの何台かのクルマの方がペースがありそうだ。僕たちをここまで連れてくるために冬の間と今週末驚くべき仕事をしてくれたチームに感謝したい。素晴らしい努力だったし、開幕戦でポイントで報いられたことを嬉しく思う」

8位:キミ・ライコネン (フェラーリ)
「簡単なレースではなかった。スタートはうまく走り出すことができた。1コーナーで他のクルマに追突されたけど、ダメージはなかった。スピードは良かったけど、ある段階でフロントタイヤのグレーニングに苦労した。グリップがほとんどなくなり、アンダーステアがひどかった。それ以降クルマのハンドリングが変わってしまった。1回目のピットストップではダブルストップをしなければならなかったので、順位を落としてしまった。確定的な判断を下すには時期尚早だ。現時点では僕たちが好調ではないように見えるときがあったとしても、僕たちレースを完走し、貴重なポイントを獲得することができた。この結果には満足できないし、改善する必要のある多くのエリアがあることもわかっている。でも、この開幕戦から得られたデータを分析することで、どの方向に向かうべきかはっきりしたアイデアを得られると確信している」
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9位:ジャン・エリック・ベルニュ (トロ・ロッソ)
「クルマは走らせるのがとても難しかったけど、もちろんこれは良い結果だ。ブレーキに問題を抱えていて多くのタイムを失ったけど、最終的に僕たち全員が2台のクルマがポイント圏内でフィニッシュしたことに満足している。自分自身のこと以上に、チームのために合計3ポイントを得られたことを特に嬉しく思っている。今年の冬は長くて難しい時間だったし、かなりたくさんの作業があったので、この結果はガレージのスタッフ全員にとっての大きな気晴らしになると思うし、彼らにいくらか恩返しできたのは僕たちドライバーにとってとても嬉しいことだ。最終コーナーのミスに関しては、メルセデスから自分を守ろうとしていた。うまく立ち上がるためにベストなラインを探していたけど、芝生に出てしまった。クルマがスピンしなかったのはラッキーだった。本当に残念だったけど、まだ初レースだし、もっと多くのポイントを獲得するチャンスはたくさんあると思う。全体的に今日は良い結果だった」

10位:ダニール・クビアト (トロ・ロッソ)
「とても激しい午後あったし、初レースでポイントフィニッシュできたのは素晴らしい気分だ。チームと一緒に素晴らしい初グランプリ週末を過ごせたし、全員が本当に一生懸命に作業した。ポイントを獲得できたことは、それを締めくくるには素晴らしい方法だ。全員がよく頑張った! スタートはちょっと厄介だったけど、その後はなんとかリズムを掴めたし、クルマは周りと比較しても競争力があったと思う。最後はジェブに接近していたけど、終盤は燃料をセーブしなければならなかったし、彼に仕掛けるつもりはなかった。初レースでポイントを獲れるなんて思ってもいなかったので、素晴らしい気分だ。僕たちにとって本当に後押しになるし、これからも懸命に作業を続けなければならない。このまま続けていければ、本当にポジティブなシーズンを楽しむことができると思う」

ダニエル・リカルドに失格処分 (F1オーストラリアGP)
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カテゴリー: F1 / F1ドライバー / F1オーストラリアGP