シャルル・ルクレール 「フェラーリF1の短期的な将来には自信が持てない」
シャルル・ルクレールは、フェラーリとレッドブルの間には「大きな」パフォーマンスの差があるため、チームの短期的な将来について「自信がない」ことを認めた。

2022年シーズン、ルクレールはレッドブルのマックス・フェルスタッペンとタイトル争いを繰り広げ、F1チャンピオンに向けて最高のチャンスを手に入れた。

ルクレールは、昨シーズンの3ラウンドを終えた時点で、フェルスタッペンに対して46ポイントのリードを誇っていた。しかし、クラッシュや戦略ミス、ピットストップでのトラブルが相次ぎ、フェラーリはリードを奪われ、タイトルへの望みは絶たれた。

それ以来、フェラーリは挽回できておらず、2023年シーズンはスタートでつまずき、現在、トップのレッドブルから146ポイント差の4位に沈んでいる。

ルクレールはメディアの取材に対し、レッドブルがフェラーリの「2倍の進歩」を遂げていると認めた上で、チームが立ち直ることを「確信」していると語った。

「クルマは僕たちが期待したとおりの動きをしているので、僕たちが悪い仕事をしたわけではないし、期待に達しなかったわけでもない」とルクレールは語った。

「ただ、残念ながらレッドブルは僕たちに比べて2倍(のステップ)を踏んだので、何よりもターゲットをどこに固定したかが重要だと思う」

「将来には自信を持っている。レッドブルとの差は大きいので、おそらく短期的には無理だろうけど、必ず戻ってくると確信しています。"

ルクレールは、その時期について尋ねられると、具体的な答えを避けた。

「期限は言いたくないけど、できるだけ早くなるように全力で取り組んでいく」とルクレールは述べた。

シャルル・ルクレール スクーデリア・フェラーリ F1「僕たちが望んでいたようには機能しない」

フェラーリのクルマのコンセプトについて、ルクレールは、結論を出すにはまだ早いと認めている。

「クルマのコンセプトについては、僕たちはそれを調べていて、そこから結論を出すにはまだ早すぎる」とルクレールは語った。

「僕たちが望んでいたようには機能していないけど、だからと言って、今から完全に変える必要があるというわけではない」

「でも、僕たちはどこに取り組む必要があるかについていくつかのアイデアを持っている」

ルクレールの告白は、フェラーリがハミルトンを2024年にマラネロに呼び寄せるために1シーズン4,000万ポンドのオファーを準備しているとMail Sportが報じたのと同時期に行われた。

報道によると、両者の話し合いは進んでおり、フェラーリ会長のジョン・エルカンはすでに移籍に関してハミルトンと密接に連絡を取り合っているという。

しかし、ルクレールが恐れる必要はないかもしれない。フェラーリが望んでいる結果は、カルロス・サインツの代わりにハミルトンを連れてきて、シャルル・ルクレールのパートナーとすることを望んでいると伝えられているからだ。だが、その一方で、ハミルトンとトレード形式にメルセデスに移籍するとのプランも存在するとされている。

ただ、ルクレールは、ホームレースの呪縛を克服することに集中するだろう。昨シーズンのモナコGPでようやく完走したルクレールだが、日曜日には優勝のチャンスを最大限に生かすために、今週末もポールポジションを獲得したいところだろう。

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カテゴリー: F1 / シャルル・ルクレール / スクーデリア・フェラーリ