ロベルト・メルヒ
F1イタリアGPで小林可夢偉に代わってフリー走行1回目に走行するロベルト・メルヒは、ここまでシートのために代金は払っていないと述べ、フリー走行でのパフォーマンスが今シーズン中のレースデビューに繋がることを願っている。

小林可夢偉の代わりとしてロベルト・メルヒの名前が聞かれるようになったのは夏休み中のことだった。その後、小林可夢偉は、F1ベルギーGPでアンドレ・ロッテラーにシートを譲っている。

今週末は小林可夢偉がレース復帰することが決まったが、金曜日のフリー走行1回目はマシンをロベルト・メルヒに明け渡す。

現在23歳のロベルト・メルヒは、DTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)で2シーズンを過ごした後、今年はフォーミュラ・ルノー3.5に参戦し、ランキング2番手につけている。

レースシート獲得の可能性も囁かれているロベルト・メルヒは、FIAのスーパーライセンスを取得するためには今回のFP1セッションを成功させなければならないと述べた。

「まずはFP1で走らせてもらえる。先のことはそれからだ」とロベルト・メルヒはコメント。「

「全てがうまくいけば、問題にならないだろうけど、何かがうまくいかなかったらどうだろうね。でも、今のところ僕らの方は全てOKだよ」

「まずはFP1を走ってみて、クルマとF1についてどれだけ学べるかだ。そのあと状況を見て次のターゲットを決める。シンガポールはデビューの場所としてはすごくタフだけどね! コーナーが多いし、しかも夜だ!」

ロベルト・メルヒは、金曜日フリー走行の機会を得るために代金を払ってはいないと主張する。

「ここまでは払っていない」とロベルト・メルヒは述べた。

「チームに呼ばれ、イギリスで会いたいと言われたんだ。それで、僕は行って、何度かシミュレーターに乗って、うまくいった。そのあと、直前になって招待されてスパに行った。そして次にここへ来た」

「レースに出れないのは今のところ問題ない。ワールドシリーズのシーズンはメルセデスが支援してくれている。DTMでシートが得られなかったので、とても嬉しかった。ここでは、資金面のサポートは受けていない」

アンドレ・ロッテラーは、F1デビュー戦の予選でマーカス・エリクソンを上回ったが、ロベルト・メルヒは、1度のプラクティスセッションでV6ターボのマシンに適応する難しさを自覚していると述べた。

「難しいシチュエーションだ。レースに出る準備ができていることを証明する必要もあるし、同時にクルマへの自信も深めなければならない。1時間半しかない中で、新品タイヤは2セットしかない。最初から使えるものと、30分後から使えるものだ。だから、1セットで長く走り続けて、後からもう1セットという使い方はできない。一貫したラップタイムを出して、クルマの挙動が伝わるように、チームに良いフィードバックを与えられるということを証明しなければならない。それが義務だ」

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カテゴリー: F1 / ケータハム / ロベルト・メルヒ