カルロス・サインツJr. ウィリアムズF1初表彰台の裏に「ユニコーンのお守り」
カルロス・サインツJr.は、F1アゼルバイジャンGPでの初のウィリアムズでの表彰台に、ひそかな「お守り」を持ち込んでいた。

カルロス・サインツJr.はバクーでの力強い走りで、レッドブルのマックス・フェルスタッペン、メルセデスのジョージ・ラッセルに次ぐ3位を獲得し、ウィリアムズのカラーで初めて表彰台に立った。

カルロスは、4年ぶりに表彰台に立ったウィリアムズドライバーとなり、2017年以来、フルレースで表彰台に立った最初のドライバーとなった。

スペイン人ドライバーのヘルメットの後部には、この週末「マスコット」となる特別なステッカーが貼られていた。これが幸運を呼び込むお守りとなった。

クールダウンルームで、レース勝者のフェルスタッペンはサインツにこう尋ねるのが聞かれた。

「カルロス、ヘルメットの後ろに新しいマスコットがあるの?」

サインツは「ユニコーンだよ!ファンが僕に送ってくれて、今週末貼るって約束したんだ」と答えた。

するとフェルスタッペンは続けた。「じゃあ、もうずっと付けておかないといけないな!」

カルロス・サインツJr. F1 アゼルバイジャンGP

ウィリアムズの「Call Carbono」シリーズ最新回に寄せられたファンからの投稿で、ある少女がサインツに「私のユニコーンのぬいぐるみに『スパークルズ』か『スプリンクルズ』どちらの名前を付けるべき?」と尋ねた。さらに「シーズンの残りの間、ヘルメットにユニコーンのステッカーを貼ってほしい」とリクエストしていた。

サインツは名前を決めることはできなかったが、ステッカーをヘルメットに貼るという約束は守った。

このユニコーンステッカーは、サインツのヘルメットの上で誇らしげに輝いていた。

「マスコット」は2025年シーズンを通して継続へ
レース後、ウィリアムズのチーム代表ジェームス・ボウルズは、この「マスコット」に対して冗談交じりの賛辞を送った。チームがSNSで公開した動画で、彼はトロフィーのユニコーンステッカーを指差しながらこう語った。

「実はもう一つ特別なことがあるんだ。きっと『スパークルズ』か『スプリンクルズ』が同時に力を貸してくれたに違いない。だから、しばらくの間はこれを残すと思うよ」

サインツ自身も「年末までは間違いなく続けるよ」と語った。

今回の表彰台は、2021年ベルギーGP(雨天によりレース不成立)以来のウィリアムズにとっての表彰台であり、フルディスタンスを走ったレースとしては2017年アゼルバイジャンGP以来の快挙となった。

この結果により、最近続いていた無得点の流れを断ち切ったサインツは、ドライバーズ選手権で18位から12位へと順位を上げた。さらにウィリアムズはコンストラクターズ選手権で5位を確固たるものとし、現在レーシングブルズに対して29ポイントの差をつけている。

カルロス・サインツJr. ウィリアムズ・レーシングP3 トロフィーにはユニコーンの予備のステッカーが貼られた。

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カテゴリー: F1 / カルロス・サインツJr. / ウィリアムズ・レーシング