カルロス・サインツJr. ウィリアムズとのF1開幕戦に自信「全力でプッシュする」
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ほとんどのチームが午前と午後のセッションでドライバーを交代させたのに対し、カルロス・サインツJr.は終日ウィリアムズ・FW47のステアリングを握り続け、バーレーン・インターナショナル・サーキットを127周したことで、この日最多の周回数を記録した。
木曜日は、小雨が降るなどコンディションが変化し、カルロス・サインツJr.は午後にスピンを喫した。しかし、30歳のサンツにとっては概ね順調な一日となった。なぜなら、ベストタイムである1分29秒348がその日の最速タイムだったからだ。
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ウィリアムズの報告ビデオで、カルロス・サインツJr.は「バーレーンでとても長い一日を終えたところだ。多くの周回を重ねたが、雨が降ったり止んだりで、ちょっと一進一退の一日だった。バーレーンで雨が降るのは変な感じだ!」とコメント。
「雨が降ったり止んだり、風も強くなったり弱まったり。複雑な一日だったし、非常に長い一日だったけど、なんとかやり遂げることができた。多くの周回を重ね、進行状況に合わせながら走行計画を少し即興で変更し、プログラム全体を完了することができた。
「昨日と比較して進歩があった。マシンのバランスが改善され、マシン全体に対するフィーリングも向上した」
金曜日にF1プレシーズンテストの3日目、そして最終日をアレクサンダー・アルボンが担当するため、カルロス・サインツJr.が再びステアリングを握るのは、シーズン開幕戦である3月14~16日のオーストラリアGPまで待たなければならない。
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「今日は僕にとって最後の日なので、次はオーストラリアだ。テストが十分ではないように感じる」とサインツは付け加えた。
「もっと多くのことを試せればよかったけど、これが今のF1だ。いずれにしても、1日半のテストでできる限りの準備はできたと感じている。オーストラリアでは全力でプッシュするつもりだ」
ウィリアムズ・レーシングのチーフエンジニアのデイブ・ロブソンも木曜日のテストについて、カルロス・サインツJr.とチームが「堅固な基盤」を築いたとコメントした。
「バーレーンで雨が降るという珍しい光景が見られたにもかかわらず、予定していたプログラムのほとんどを問題なくこなすことができた」
「マシンはまたも安定して走り、これはマシンの設計と、マシンを製作した関係者全員の努力の賜物である。これには、夜通しでマシンとテスト項目の準備にあたるトラックのメカニックチームも含まれる」
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「カルロスは今日1日走り続け、昨日の経験を活かして、FW47のさらなる可能性を探ることができた。レースシミュレーションを完走するよりも、燃料レベルを高めに設定して走行を完了し、セットアップとタイヤ管理の実験を行う機会を得た」
「マシンは今日もまずまずの動きを見せてくれたが、我々の走行プランとライバルたちのそれとの間には大きな違いがあることは承知している。最終的なタイムシートはメルボルンでの予選の結果を反映したものではないことは十分に理解している」
「明日はアレックスが引き継ぎ、カルロスと彼のチームが今日作り上げた非常に堅固な基盤をさらに発展させることができるだろう。明日はドライで暖かい天候になると思われるが、突風が吹く可能性もあり、FW47のテストにはまた別のコンディションが提供されるだろう」
カテゴリー: F1 / カルロス・サインツJr. / ウィリアムズ・レーシング