ブリヂストン F1 スペイン
ブリヂストンが、2009年F1第5戦 スペインGPの決勝レースを振り返った。

快晴の暑いコンディションの中で開催されたF1スペインGPは、戦略性の高いレースが展開され、ブラウンGPのジェンソン・バトンがソフト・ソフト・ハードの2ストップ戦略で優勝した。

バトンに13秒遅れでフィニッシュしたのは、ソフト・ソフト・ソフト・ハードの3ストップ戦略で戦ったチームメイトのルーベンス・バリチェロ。3位表彰台はバトンと同じ戦略を使ったレッドブル・レーシングのマーク・ウェバーの手に渡った。

今回はソフトタイヤがハードタイヤよりも安定したパフォーマンスで速いラップタイムを記録し、レース用タイヤとしての高い性能を発揮した。

安川ひろし (ブリヂストン モータースポーツ推進室長)
「4回目の優勝を果たしたジェンソン・バトンと1−2フィニッシュを果たしたブラウンGPにお祝いを申し上げます。ブラウンGPのようなインディペンド・チームがこのような素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたことに満足しています。また、ジェンソンがトップで才能を発揮する様子を見ることができて良かったです。スペインは我々にとって非常に重要な市場ですので、ヨーロッパ・ラウンドの初戦をこのような力強いレースでスタートすることができたのは、我々にとっても大変嬉しいことです。ラップタイムも接近した見ごたえのある、良いレースでした」

浜島裕英 (ブリヂストン MS・MCタイヤ開発本部長)
「今日はタイヤ戦略という意味でも非常にエキサイティングなレースでした。今週末はソフト・タイヤの方がハードよりもレースに適していることが分かっていましたので、ソフトの装着機会を如何に増やすかという戦略が不可欠でした。バラエティーに富んだ2ストップと3ストップが行われていましたので、誰が優勝するのかを注意深く見守りました。大成功の2ストップ戦略で優勝を果たしたジェンソン、おめでとうございます。充実したレースで2位入賞を果たしたルーベンスにもお祝いを申し上げます。マーク・ウェバーも非常に良いドライビングを見せました。大半のドライバーがソフトタイヤの高い耐久性と速さを見せてくれました。リヤタイヤの性能のタレを経験したドライバーもいましたが、現在のクルマでは想定の範囲内です。しかし、全体的には特に問題も発生せず、タイヤは力強いパフォーマンスを発揮しました」

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カテゴリー: F1 / ブリヂストン