F1 ブレンドン・ハートレー トロロッソ・ホンダ
ブレンドン・ハートレーは、トロロッソ・ホンダのF1シート喪失について“いつか全貌を語りたい”と述べた。

昨年のF1アメリカGPでトロロッソから悲願のF1デビューを果たしたブレンドン・ハートレーは、今年トロロッソ・ホンダでフルシーズンを戦ったが、序盤戦からシート喪失の噂が絶えなかった。

F1オーストリアGP周辺では、トロロッソがブレンドン・ハートレーの交代要員としてマクラーレンのジュニアドライバーであるランド・ノリスの獲得に動いていたことが明らかになった。

2019年のチーム残留が不明なまま最終戦アブダビGPを終えたブレンドン・ハートレーだったが、その翌日、トロロッソ・ホンダはハートレーに代えてルーキーのアレクサンダー・アルボンを起用することを発表した。

ブレンドン・ハートレーは、F1シーズン全体での全貌を明かす準備はできていないが、“政治は楽しくなかった”と語る。

「余計なメディアの注目に慣れるには時間がかかった」とブレンドン・ハートレーは Radio Sport にコメント。

「ポルシェやLMP2に参戦してF1に進む準備は間違いなく整っていたけど、予想したよりも多くのプレッシャーがかかっていたのは間違いない。顕微鏡で覗かれているようだった。でも、シーズン中にだんだん苦にならなくなっていった」

「シーズンの非常に早い段階から噂されたのは僕にとって大きな驚きだった。長期契約にサインしたと思っていたからね」

「ワールドチャンピオン、ル・マンのウィナーになって戻ってきて、わずか2~3戦で噂が浮上して、直近の将来について多くの質問をされるようになった」

「自分がそれにどのように対処したかには満足している。他の人であれば、ひどく傷つくかもしれない環境だったと感じているし、実際、僕はそれによってはるかに強くなった」

ブレンドン・ハートレーは、トロロッソ・ホンダでの初のフルシーズンでは、もう1年チームと仕事をすることを正当化できるすべてのことをやったと感じていると語る。

「戦かったし、シーズンを通して進化を遂げた。報道では『彼は改善する必要がある、チームメイトを倒す必要がある』なんて記事にされていたけど、シーズン終盤は絶好調だと感じていた」

「ホンダ、トロロッソのスタッフと素晴らしい関係を築いていたし、一貫してチームメイトを凌駕していた」

「特にシングルシーターから7年離れていたこともあって簡単ではなかったけど、シーズン終盤は自分のやってる仕事にとても満足していた」

「僕が言いたいのは、F1はとても複雑だということだ。多くのお金が費やされ、政治がある。ドライバーが残留するか離れるか理由のいくつかは、必ずしも自分でコントロールできることや純粋なパフォーマンスが理由というわけではない」

「いずれにしても、僕は胸を張ってパドックを離れた。今年、自分が精一杯やったことはわかっている。必要なときには積極的に行動を取った」

ブレンドン・ハートレーは、トロロッソ・ホンダのシート喪失について話したい全貌があることを示唆したが、今のところはいくつかのことは秘密にしておかなければならないと語る。

「その一部は言えるかもしれないけど、全貌を語ることはできない」とブレンドン・ハートレーはコメント。

「いつか全貌を話したいと思っている。本当に正直にすべてを公開することはできないかもしれないけどね。政治は楽しくなかったね」
ブレンドン・ハートレーは、来年に何をするかはまだ決まっていないと語る。

「ポルシェとの関係は維持している。彼らとの4年間で2度のワールドチャンピオンとル・マンを制した。先週は電話が鳴りやまなかったし、多くのメールが来た」とブレンドン・ハートレーはコメント。

「12月に入るとドライブの整理するには最適な時期とは言えないけど、良い評価を受けているし、適切なステップは何か、幸せを保つためには何ができるかを考えようと思う。来年、何らかのことをしているのは間違いないけど、それはF1ではないだろう」

だが、将来F1に戻ってくることにはオープンだとブレンドン・ハートレーは語る。

「閉ざしてしまったとは決して言うつもりはない。10年前に事実上ドアは閉められたけど、僕は再びドアを開けることは可能だということを証明した」とブレンドン・ハートレーはコメント。

「僕は今スーパーライセンスを取得している立場にいるし、F1で実践的な経験を積んでいる。自分自身を恥じることは決してないし、ドアが閉められたと言うつもりもない。このような状況は全員にも当てはまるし、素早く変化する可能性がある。ドアはまだ開いている可能性はある」

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カテゴリー: F1 / ブレンドン・ハートレー / トロロッソ / ホンダF1