F1 トロロッソ・ホンダ ブレンドン・ハートレー
ブレンドン・ハートレーは、トロロッソ・ホンダが自分の後任としてランド・ノリスを起用することをマクラーレンにオファーしたとの“噂”についてコメントするのは「馬鹿げてる」と苛立ちを露わにした。

今年トロロッソ・ホンダでF1フル参戦を果たしたブレンドン・ハートレーだが、チームメイトのピエール・ガスリーが18ポイントを獲得しているのに対し、まだ1ポイントしか獲得できておらず、ミスも目立っている。

F1スペインGPの週末、レッドブルはトロロッソ・ホンダでのブレンドン・ハートレーのパフォーマンスに不満を抱いており、シーズン途中にハートレーがシートを喪失するとの噂が広まった。

そして、今週、トロロッソ・ホンダが、ブレンドン・ハートレーの後任としてマクラーレンのリザーブドライバーを務めるランド・ノリスにオファーをしたと報じられた。報道によると、トロロッソ・ホンダからのオファーは、7月1日にレッドブル・リンクで開催されるF1オーストラリアGPでブレンドン・ハートレーに代えてランド・ノリスを走らせるというものだったというが、マクラーレンはそれを拒否したとされている。

実際、マクラレーンおよびランド・ノリスはその報道を否定も肯定もしておらず、ランド・ノリス自身も「そのような話があったことを光栄に思っているけど、僕はF2に集中しているし、マクラーレンにコミットしている。この種のことはマネジメントに任せている」とのコメントを発表している。

F1カナダGPに先駆けてランド・ノリスの件について質問されたブレンドン・ハートレーは、単なる憶測に過ぎないとそれらの報道を否定した。

「噂について答えるのはこれで2戦続けてのことだ。まったく噂に過ぎないし、噂についてコメントするのは馬鹿げていると思う」とブレンドン・ハートレーは Autosport にコメント。

「僕は自分の契約の内容をよく知っているし、自分がこれまで舞台裏でマシンを開発するためにトロ・ロッソとやってきた仕事に自信を持っている」

「モナコの予選は思い通りにいかなかったけど、週末はずっとかなりの手応えを感じていた。今週末も同じようにアプローチしていく。アップグレードが投入されるのはポジティブなことだ。良い週末にしたい」

「でも、噂についてコメントしてもあまり意味がないことだ思う。F1では常に噂がつきものだ」

「さっきも言ったけど、僕は自分の契約内容を知っているし、自分が舞台裏でやってきた仕事のこともわかっている。自分にはここにいるだけの能力があることを知っているし、F1で良い仕事をしているという自信がある」

ブレンドン・ハートレーは、過去にパフォーマンス不足によってレッドブルのプログラムから切られている。昨年、ダニール・クビアトの後任としてジュニアチームでトロロッソに呼び戻されたが、まだ1ポイントしか獲得できていないことは、自身のパフォーマンスを示すフェアな指標ではないと考えている。

「確かにポイントを獲得できていないけど、それが可能なのはわかっている。噂についてコメントするなんて馬鹿げてる。ただの噂に過ぎないからね」

「フランツ(トスト:チーム代表)とはまだ話していない。正直、僕は今週末に集中している。わざわざ話す必要性が見い出せない」

「もちろん、状況は完全に計画通りには進んでいないし、僕は1戦でしかポイントを獲得できていない。でも、それらのレースの多くで僕たちはノーポイントだった」

「ピエールは2レースでしかポイントを獲得していない。状況が違えば僕もそれができていたかもしれない。僕が状況を変えられない理由はない」

「F1では人々はすぐに忘れてしまうものだと思うし、前戦のことしか覚えていない。今週末の後には異なる見出しが躍っていることを期待しているよ」

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カテゴリー: F1 / ブレンドン・ハートレー / トロロッソ / ホンダF1