バルテリ・ボッタス 「一部のドライバーはF1レースルールを小馬鹿にしている」
ランド・ノリスは、先週末のオースティンで、ターン12でフェルスタッペンを追い越す際にコースアウトしたことで、スチュワードが持続的なアドバンテージを得たと判断し、表彰台を逃した。
マクラーレンは、ノリスにペナルティを科した決定に憤慨。チームは、フェルスタッペンがノリスに余裕を与えなかったため、ノリスはトラックリミット外に飛び出したと主張した。
レース序盤に同じコーナーで他のドライバーをトラック外に追いやり、複数のドライバーがペナルティを受けたにもかかわらず、フェルスタッペンは処罰を免れた。
フェルスタッペンは、コーナーでは先頭を走るドライバーに優先権があるという裁定を最大限に活用し、ターン1と12の両方でノリスに飛びかかることでそれを実現した。
しかし、タイトル候補者2人の間の出来事について、ボッタスは自身の判断を示さなかったものの、より多くのドライバーが規則の限界を試すようになっていると考えている。
レースにおけるドライバーのガイドラインが明確であるかどうかについて、ボッタスは「そこにはドラマはない。一部のドライバーがレギュレーションの限界を押し広げ、それを馬鹿にしているかようだが、ルールは明確だ」と語った。
ボッタスは、メルセデスのドライバーであるジョージ・ラッセルがターン12でザウバーのドライバーを押しやった際にスチュワードが調査した衝突事故に関与していた。
「限界ギリギリだと思った」とボッタスは振り返った。「ある意味で、それについては五分五分だった」
「無線で文句を言うことさえしなかった。結局、彼らは彼らの判断を下したし、それは僕のレースに影響を与えるものでもなかったから、それほど気にはならなかった」
ランド・ノリスは、アメリカGPのオープニングラップでターン1でマックス・フェルスタッペンに押し出された。FIAは一貫性のないスチュワードの対応に取り組んでいる
メルセデスのボスであるトト・ヴォルフは、この結果に憤慨した。ラッセルにペナルティを科しながらフェルスタッペンには科さなかったスチュワードの判断にバイアスがかかっていると非難した。
「ずっとそうだったと思う。スチュワードを交代させるときは、彼らは一貫性を保とうとする」とボッタスは強調した。
「彼らはガイドラインに従おうとするが、すべてのインシデントやオーバーテイク、トラックが異なるため、常に可能というわけではない」
「異なるスチュワードがいる限り、異なる意見が出てくるが、FIAはそれが時折問題となることを認識しており、将来的な解決策を見つけようとしていると思う」
ボッタス、疑わしいドライビングの増加を指摘
バルテリ・ボッタスは、コーナーで優位に立つ者がコーナーの権利を有すると定めた文書による裁定が、疑わしいドライビング戦術を助長する要因となっていると指摘した。
ドライバーたちがコーナーで制御不能な状態になりながら、先にコーナーのエイペックスに到達しようとしているのは問題なのかと尋ねられたボッタスは「少し問題だ」と答えた。
「でも、トラックを離れた場合にアドバンテージを得ることは許されないという点にたどり着く」
「誰がより多くの、あるいはより少ないアドバンテージを得ているかといったように、常に簡単に測定できるものではない」
「これはある意味で常に存在する状況だ。ガイドラインがある今、人々はコーナーを曲がれるかどうかに関わらず、エイペックスで確実にリードしていることを確認していると思う」
「でも、それに対する解決策は僕にはない」
カテゴリー： F1 / バルテリ・ボッタス / ザウバーF1チーム
