バルテリ・ボッタス 「シート喪失の噂でF1レースへの愛情を失っていた」
2018年、チームメイトのルイス・ハミルトンがF1ワールドチャンピオンを獲得したのに対し、バルテリ・ボッタスは未勝利で終えた。しかし、今シーズンは復調し、開幕戦での優勝を含めて4勝を挙げて、ランキング2位でシーズンを終えた。
メルセデスは、2020年もバルテリ・ボッタスを起用することを決定したが、それまでエステバン・オコンにシートを奪われるという噂で持ち切りだった。最終的にオコンはルノーと契約している。
バルテリ・ボッタスは、2019年の復調は自分のキャリアと精神状態にとって“非常に重要”だったと語る。
「もし2018年と同じようなシーズンを過ごしていたら、チームは僕と続けたいとは思わなかっただろう。それがF1の仕組みだ」とバルテリ・ボッタスは語る。
「僕にとっても、そして、全体的な幸福にとっても非常に重要だった。今はレース間でずっと楽しめているし、スポーツが好きになった。去年の終わりにはそれを少し失ったかもしれない」
「本当にドライビングを楽しんでいるし、僕にとってとても重要なシーズンだった」
「今、今はあと何年も続けていきたいと心から言えるし、同じように発展できることを願っている」」
今年、バルテリ・ボッタスは21戦中15戦で表彰台を獲得したが、ドイツでのクラッシュ、ハンガリーでのエラー、そして、アブダビでレースにも影響を与えたブラジルでのエンジン故障がなければ、さらに多くの表彰台を獲得できていた可能性がある。
「間違いなく昨年とはまったく異なる考え方をしている」とバルテリ・ボッタスは認めた。
「昨年はシーズンが終了する日をカウントダウンしていた。今年は自分自身を取り戻し、再びゼロからスタートする方法を見つけることができた」
「昨シーズンの最後の月はとても長い時間のように感じた」
バルテリ・ボッタスの2019年の復活を目指した取り組みは、開幕戦オーストラリアGPで勝利した際の“ボッタス2.0”発言に繋がった。
エンジン故障にとってブラジルとアブダビの結果は覆い隠されたが、バルテリ・ボッタスは、今シーズン終盤に勢いは来年の準備にも役立つと信じている。
「精神的には次のシーズンを始めるのに、より良い状態であり、より気楽だ」とバルテリ・ボッタスは語る。
「最後の数レースだけでなく、良い結果を出すことが重要だと思う。悪いシーズンが終わった後でも、新しいシーズンを強力に始めることができるとわかっているのでそれが100％必要というわけではない」
「でも、チームにとっては、すべてのレーストラックで僕がシーズンを通してパフォーマンスを発揮できることをわかっている方がいいし、僕は2020年に向けて間違いなく上向きだ」
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