F1オーストリアGP決勝経過:角田裕毅 コラピントとの接触で10秒ペナルティ

このインシデントはレース中盤、13位を争っていた場面で発生。ターン4進入時に角田裕毅がフランコ・コラピントに接触し、アルピーヌのマシンがスピン。FIAスチュワードはこれを「他車との接触による責任あるドライビング」として10秒加算の裁定を下した。
ペナルティにより、角田裕毅はすでに最後方付近で苦しい戦いを強いられていたところからさらに後退。しかもこの日はマックス・フェルスタッペンがオープニングラップの接触により早々にリタイアしており、レッドブルとっては地元レースで厳しい展開となっている。
実況解説を務めていた元F1ドライバーのジョリオン・パーマーも「今のレッドブルにとって最悪の事態は、リードドライバーを失ったとき。マックスがいなくなると、チームは一気に後方集団に沈んでしまう」とコメントし、レッドブルのドライバー間格差の大きさを指摘した。
角田裕毅はフロントウイングの交換も伴うピットストップを余儀なくされ、16位と最下位に転落。再びポイント圏内に返り咲くのは困難な状況となっている。

カテゴリー: F1 / F1オーストリアGP / 角田裕毅