アストンマーティンF1、テスト黒版は「塗装する時間がなかった」とニューウェイ
アストンマーティンのエイドリアン・ニューウェイは、2026年F1マシン「AMR26」が先月のバルセロナ・シェイクダウンでオールブラックの姿だった理由について、単純に「塗装する時間がなかった」ためだと認めた。

アストンマーティンは、マシンの完成が遅れた影響で、バルセロナ・シェイクダウンで許可されていた3日間のうち2日間のみの走行にとどまった。初日はランス・ストロールが技術的トラブルによりわずか5周で走行を終えている。

それでも最終日には状況が好転し、フェルナンド・アロンソがオールブラック仕様のAMR26でカタロニア・サーキットを61周走破した。このマシンは、レッドブルから移籍したニューウェイがマネージング・テクニカル・パートナーとして初めて監督したアストンマーティンのF1マシンでもある。

サウジアラビアで行われたリバリー発表イベントの場で、ニューウェイはバルセロナでテスト用リバリーを施せなかった事情を率直に明かしている。

「レースで使う姿のマシンを見ることができて本当に素晴らしい。バルセロナで1日半だけ走らせたマシンは、すべて黒だったが、正直なところ塗装する時間がなかったからだ」とニューウェイは語った。

「それでも、あれは本当に特別な瞬間だった。面白いことに、最初にランスが運転してガレージから出てきたとき、ローレンス(・ストロール)と僕はピットレーンで隣に立っていた。二人とも、涙がこぼれそうになっていたと思う。それくらい、バルセロナにたどり着くまでの道のりは長く、情熱と多くの努力が詰まった感情的な旅だった」

アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

AMR26は、伝統のブリティッシュ・レーシング・グリーンをまとった状態で、2月11日から13日にかけて行われる2026年F1最初の公式プレシーズンテスト(バーレーン)に臨む予定だ。このテストには、バルセロナ・シェイクダウンを全日欠席したウィリアムズを含む、全11チームが参加する。

今回のプロジェクトにおいてニューウェイは、アンディ・コーウェルの役割変更に伴い、チーム代表としての立場も担うことになった。ホンダとの新たなパワーユニット・パートナーシップにより、アストンマーティンは2026年からワークス体制として新時代を迎えるだけに、その期待は一層高まっている。

AMR26はまた、シルバーストン拠点に新設された風洞施設で完全に開発された最初のF1マシンでもある。近年、表彰台争いの常連から中団へと後退した2年間を経て、ローレンス・ストロール率いるチームは再浮上を目指している。

シャシーとパワーユニットの両方で大規模なレギュレーション変更が行われる2026年F1について、ニューウェイはこれを大きな好機と捉えている。

「大きなレギュレーション変更があるときには、常に大きなチャンスがある」とニューウェイは述べた。

「重要なのは、誰が何に気づき、どの解決策が最終的に正しいと証明されるかだ。それは時間が経たないと分からない。2022年の大きなレギュレーション変更のときも、まさにそうだった」

「2022年初めには、さまざまな解釈や解決策が存在していた。最終的に一つが正しい、あるいは最も適切なものとして浮かび上がり、2024年の初めには、ほぼ全員がそこに収束していった」

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / アストンマーティンF1チーム