エイドリアン・ニューウェイ アストンマーティンF1の施設で会談との報道
報道によると、アストンマーティンF1は、レッドブルを退団するデザインの第一人者エイドリアン・ニューウェイと建設的な話し合いを行い、獲得レースで最有力候補として浮上した。ニューウェイは2005年にレッドブルがF1に参入して以来、20年間同社で働いてきたが、来年の早い段階で現職を退く予定だ。
Timesによると、アストンマーティンF1のオーナー、ローレンス・ストロールは最近、エイドリアン・ニューウェイと会談したという。同紙によると、ニューウェイは秘密裡にアストンマーティンF1のシルバーストーン施設のプライベートツアーを行ったという。
65歳のエイドリアン・ニューウェイは、フェラーリへの移籍が濃厚とされてきた。BusinessF1 Magazine は、エイドリアン・ニューウェイとフェラーリと2027年までの1億500万ドル（約165億円）の3年契約がすでに締結されたと報じた。
しかし、報道によると、フェラーリとエイドリアン・ニューウェイの交渉はここ数週間で「冷え込んで」おり、もはや最有力候補ではないとみられている。
ローレンス・ストロールは、エイドリアン・ニューウェイがアストンマーティンをレッドブル、フェラーリ、マクラーレンとの差を縮めるのに役立つと信じており、ニューウェイとの契約が成立すると「確信している」と言われている。
4月には、アストンマーティンがエイドリアン・ニューウェイをレッドブルから引き抜こうとして多額のオファーを提示したと報じられた。そのオファーはまだ交渉中のようだが、承認されたわけではなく、他のチームもここ数ヶ月の間にニューウェイと交渉を進めている。
アストン・マーティンは、Timesの取材に対し、エイドリアン・ニューウェイへの関心についてコメントを控えたが、広報担当者は「このチームはローレンス・ストロールのビジョン、最先端の新技術キャンパス、そしてアラムコやホンダとの刺激的なパートナーシップを備えた非常に魅力的なプロジェクトだです」と語った。
「チームのあらゆる分野の著名な人物が多数このプロジェクトに関わっていますが、発表できることはありません」
エイドリアン・ニューウェイはF1史上最も偉大な技術の天才と言われており、2005年にチームに加入して以来、レッドブルのマシンの設計に携わってきた。2022年に導入された広範囲にわたるレギュレーション変更を的確に捉え、レッドブルの近年の優位性を築く上で重要な役割を果たしてきた。
エリドリアン・ニューウェイは来年、新たな雇用主に加わることができるため、2026年型マシンを監督するのに十分な時間を持つことになる。
F1の新レギュレーションは2026年に発効するが、エイドリアン・ニューウェイを雇ってレギュレーションを正しい方向に導けば、次の時代に向けて大きなアドバンテージを得ることができるだろう。
エイドリアン・ニューウェイと彼の同僚が考案したRB20を擁するレッドブルは、今週末のスペイングランプリに向けて、F1で最も支配的なチームであり続けている。
しかし、今シーズンはマクラーレンとフェラーリもグランプリ優勝者を輩出しており、各チームの戦力は拮抗している。
マックス・フェルスタッペンは今年、4年連続のタイトル獲得が確実視されているが、レッドブルの今シーズンは物議を醸している。クリスチャン・ホーナーをめぐる騒動が、シーズン序盤の話題を圧倒した。
その後、ニューイは退団を表明し、レッドブルのライバルチームは、F1で最も尊敬されている人物の一人である彼を勧誘できるかもしれないという期待を抱いた。
ニューウェイを説得することに近づいたのは、フェラーリではなくアストンマーティンのようだ。
カテゴリー： F1 / アストンマーティンF1チーム
