ダン・ファローズ 「レッドブルF1でニューウェイから学んだのは謙虚さ」
アストンマーティンF1のテクニカルディレクターを務めるダン・ファロウズは、エイドリアン・ニューウェイは技術的な観点から見て謙虚であり、彼から得た重要な教訓は常にアイデアに対してオープンであることだと述べた。

エイドリアン・ニューウェイは、F1で最も成功したデザイナーの1人と見なされており、タイトルを獲得したF1マシンとの関わりは数十年にわたって広がっている。

2006年以来、エイドリアン・ニューウェイはレッドブルに所属しており、チームはその間に5つのコンストラクターズタイトルと6つのドライバータイトルを獲得。

レッドブルの元空力責任者であるダン・ファローズは、エイドリアン・ニューウェイと一緒に働く機会があった。

ウィリアムズ、マクラーレン、レッドブルでタイトル獲得マシンの創造に取り組んできたエイドリアン・ニューウェイにとって、自分の設計したマシンに確信を持ち、ライバルよりも優れたものするために望み通りに頑固に仕事を進めたとしても誰も驚かないだろう。

しかし、ダン・ファローズは、エイドリアン・ニューウェイは実際にはそれとは正反対であると説明し、一緒にいる間に多くのことを学んだと語る。

ダン・ファローズはレッドブルを離れ、2022年4月にアストンマーティンの新しいテクニカルディレクターに就任した。

「エイドリアンから多くのことを学んだ」とダン・ファローズは語った。

「彼がデザイナーとしてどれほど才能があるかは誰もが知っていることだと思うが、彼と一緒に仕事をしたことがない人は、彼が技術的な観点からどれだけ謙虚であるかを理解していない。彼には技術的な傲慢さはなかった」

「別のアプローチを支持する証拠が得られた場合、彼はアイデアを手放すことに問題はない」

「もちろん、自分の考えや自分が正しいと思うことを信じているものだが、別の考えの方が優れていることを証明する証拠が、何らかの形または誰かにもたらされた場合、方針を変えて別のやり方をすることを決して恐れてはならない。それが重要なことだ。私はそれをエイドリアンから学んだ」

アストンマーティンF1は、チームとして強くなっており、コンストラクターズチャンピオンシップで7位を確保した2022年のキャンペーンの後、2023年のF1マシンであるAMR23でポジティブな一歩を踏み出すことを望んでいる。

アストンマーティンF1は、2023年F1マシン『AMR23』を2月13日に新しく建設中の最新鋭のファクトリーで発表する。

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カテゴリー: F1 / アストンマーティンF1チーム / レッドブル・レーシング