アルピーヌF1 「ピエール・ガスリーにテクニカルリーダーの役割を期待」
アルピーヌのCEOであるローラン・ロッシは、新たにサインしたピエール・ガスリーが、アルファタウリでの“テクニカルリーダー”としての経験を活かして、アルピーヌF1チーム「新しいレベル」に引き上げてくれることを望んでいる。

アルピーヌF1チームは、昨シーズンの終わりにフェルナンド・アロンソが去った後、スクーデリア・アルファタウリからかつてのグランプリウィナーであるピエール・ガスリーと契約した。

ピエール・ガスリーは、シーズン後のアブダビテストで初めてアルピーヌF1チームのマシンを体験し、新シーズンに向けて正式にチームとの仕事を開始した。

ピエール・ガスリーがアルピーヌF1チームに提供できる後押しについて話し合ったローラン・ロッシは、近年アルファタウリを率いてきた経験を生かして、チームが最前線のチームに向けて新たな一歩を踏み出すのを助けることができることへの希望を表明した。

「彼が我々に必要なものをもたらしてくれることを願っている。それはマシンの開発を継続することだ。現時点では、我々はまだほぼミッドフィールドにおり、マシンをワンランク上げる必要がある」とローラン・ロッシは語った。

「そのためにはマシンが我々に与えるポテンシャルで速く走ってポイントを獲得するだけでなく、次のレベルに引き上げるドライバーが必要だ」

「つまり、金曜日(プラクティス)の時点で、チームにフィードバックを与え、チーム全体を正しい方向に導き、マシンを改善できるようにする必要がある」

「それをピエールがもたらしてくれることを願っている。彼はアルファタウリで多くの点でテクニカル リーダーだったと思う。彼にはそれを続け、チームを成長させ、我々と共に成長し、我々を新しいレベルに導いてほしいと思っている」

ピエール・ガスリーは、2017年シーズンの終盤にアルファタウリの前身であるトロロッソで F1 デビューを果たし、レッドブル・レーシングでの12レースを除くすべてをイタリアのチームで過ごした。

その間、ピエール・ガスリーは、2020年のF1イタリアGP(モンツァ)でチーム史上2度目の勝利を挙げ、2021年には記録的なポイント数でこれまでで最も成功したシーズンの実現に貢献した。

また、ピエール・ガスリーはチームの発展の方向性を定義する上で重要な役割を果たした.

アルピーヌF1チームは昨年のコンストラクターズ チャンピオンシップを4位で終え、アグレッシブな開発アプローチを選択したことで、最終的にはマクラーレンをオーバーホールし、ミッドフィールドのトップチームとしての地位を確立した。

しかし、F1 をリードするレッドブル、フェラーリ、メルセデスのトリオと戦うには大きなギャップが残っている。アルピーヌF1チームは、2022年に表彰台を獲得できず、最終順位で 3 位のメルセデスに 342 ポイント差をつけられた。

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カテゴリー: F1 / アルピーヌF1チーム / ピエール・ガスリー