フェルナンド・アロンソ、ル・マン制覇で2冠達成「人生で最も重要な勝利」
フェルナンド・アロンソは、ル・マン24時間レースで優勝し、世界3大レースでの“2冠”を達成。トヨタ・TS050 HYBRID 8号車のチームメイトである中嶋一貴、セバスチャン・ブエミとともにル・マン24時間レースの表彰台の頂点でトロフィーを掲げた。
2度のF1ワールドチャンピオンであるフェルナンド・アロンソは、世界3大レース(F1モナコGP、ル・マン24時間レース、インディ500)での“3冠”をキャリアの目標に掲げており、昨年はマクラーレン・ホンダとのF1モナコGPを欠場してインディ500に挑戦。惜しくもリタイアに終わっていた。
今年はトヨタからル・マン24時間レースに挑戦。中嶋一貴、セバスチャン・ブエミとチームを組み、トヨタ・TS050 HYBRID 8号車を走らせた。FIA 世界耐久選手権(WEC)でのわずか2戦目だったが、F1ワールドチャンピオンらしい素晴らしいパフォーマンスをみせてトヨタ悲願のル・マン初制覇に貢献した。
「人生で最も重要な勝利のひとつだ」 レースを終えたフェルナンド・アロンソはスペインの記者団に語った。
「重要な一日だ。マルク・ジェネ、アンドニオ・ガルシアと一緒にそこにいることは歴史的にも重要なことかもしれない。表彰台にスペインの国旗を掲げることは重要なことだし、インディ500などの歴史的なレースに挑戦した僕にとっても特別なことだ」
「スペシャリストなドライバーたちと一緒に競争力を発揮できたことはとても誇らしい気持ちだし、クルマに適応するための自分の能力を生かすことができたと思っている。スパでもそうしたように、このトロフィーと一緒に寝るつもりだ」と前戦スパ・フランコルシャン6時間レースに次ぐ2連勝となったフェルナンド・アロンソは語った。
「心から感謝している。トヨタチーム全体にありがとうと言いたい。準備と献身は信じられないくらい素晴らしいものだった。とても難しいレースだった。ファンのみんな、ありがとう。とても特別な1週間だった」
「このタイトルを獲得するための準備、僕たちが成し遂げた仕事を誇りに思う。でも、今日の勝利は6人、いや7人のドライバーでの仕事だ。アラゴンで一緒に36時間のテストを実施し、協力して、一緒に食事をして、一緒に勝った・・・7号車と8号車のどっちがレースに勝つかは運命次第だった」
今年、トヨタはグリッドで唯一のワークスチームであることから、ル・マン24時間レースを支配することは予想されていた。しかし、その巨大なプレッシャーのなか、20回目の挑戦でようやく念願の初勝利を手にした。
「僕たちがかなりの準備をしてきたのは事実だし、その意味では大きな驚きはなかった」とフェルナンド・アロンソは語る。
「第1スティントは適応して、ミスをしないことが重要だったし、夜に起きて、2分の差がついているときを見たとき、レースに勝ちたければ全力で頑張らなければならないことがわかった」
「勝っても勝てなくでも僕はトライするし、絶対に諦めたりしない。1月以降、僕はこのレースにむけて準備してきた。何日もシミュレーターに乗り、何時間もチームと一緒に仕事をして、何日もテストをしてきた」
「今では簡単だったと思われるかもしれないけど、僕たちのチームが他よりも優れていたのは偶然ではなかったんだ」
目標の3冠まであとはインディ500だけとなった。その件について質問されたフェルナンド・アロンソは「3冠達成というのは魅力的な目標だ。達成するのは本当に難しいことだけらね」とフェルナンド・アロンソはコメントした。
「インディ500、モナコGP、ル・マンという世界3大レースでは、それぞれ異なるスタイル、ドライビングテクニックが必要になるので本当に難しい。すべての分野においてベストになるには、完成度の高いドライバーになる必要がある」
「僕は単に優れたドライバーになりたいわけではない。完成されたドライバー、世界一のドライバーになりたいんだ」
「ル・マン24時間はインディ500、F1モナコGPと並ぶ世界最高のレースだし、歴史もある。ドライバーにとってこの3つを制することには大きな意味がある。ル・マンで勝った今、3冠達成に向けて残りはあとひとつということになる」
インディ500への再挑戦について質問されたフェルナンド・アロンソは「まだ何も決まっていないけど、いずれまたインディで走るつもりだ」とコメント。
「でも今日はル・マンでの成功を喜びたい。自分がやるべき仕事を果たせたと思っている。耐久レースでそれが重要なことだ。強い決意を持ってプロフェッショナルな仕事をしたチームの全員を称えたい」
「すべてがとてもうまくいった。夜間の走行は本当に楽しかった。本当に特別なレースだ。参加できたことを誇りに思っている。また来年戻って来るよ!」
今週、フェルナンド・アロンソはフランスに残り、週末にポール・リカールで開催されるF1フランスGPに参戦する。過去3年間、マクラーレンではル・マンで味わったような勝利は手にできていない。
まだ2019年以降の去就を発表していないフェルナンド・アロンソは、今季限りでF1を引退して、3冠達成の残りひとつのレースとなるインディ500を制覇するためにインディカーに転向することも噂されている。
関連:ル・マン24時間レース 結果:トヨタが悲願の初制覇!8号車が優勝!
カテゴリー: F1 / フェルナンド・アロンソ / ル・マン24時間レース
2度のF1ワールドチャンピオンであるフェルナンド・アロンソは、世界3大レース(F1モナコGP、ル・マン24時間レース、インディ500)での“3冠”をキャリアの目標に掲げており、昨年はマクラーレン・ホンダとのF1モナコGPを欠場してインディ500に挑戦。惜しくもリタイアに終わっていた。
今年はトヨタからル・マン24時間レースに挑戦。中嶋一貴、セバスチャン・ブエミとチームを組み、トヨタ・TS050 HYBRID 8号車を走らせた。FIA 世界耐久選手権(WEC)でのわずか2戦目だったが、F1ワールドチャンピオンらしい素晴らしいパフォーマンスをみせてトヨタ悲願のル・マン初制覇に貢献した。
「人生で最も重要な勝利のひとつだ」 レースを終えたフェルナンド・アロンソはスペインの記者団に語った。
「重要な一日だ。マルク・ジェネ、アンドニオ・ガルシアと一緒にそこにいることは歴史的にも重要なことかもしれない。表彰台にスペインの国旗を掲げることは重要なことだし、インディ500などの歴史的なレースに挑戦した僕にとっても特別なことだ」
「スペシャリストなドライバーたちと一緒に競争力を発揮できたことはとても誇らしい気持ちだし、クルマに適応するための自分の能力を生かすことができたと思っている。スパでもそうしたように、このトロフィーと一緒に寝るつもりだ」と前戦スパ・フランコルシャン6時間レースに次ぐ2連勝となったフェルナンド・アロンソは語った。
「心から感謝している。トヨタチーム全体にありがとうと言いたい。準備と献身は信じられないくらい素晴らしいものだった。とても難しいレースだった。ファンのみんな、ありがとう。とても特別な1週間だった」
「このタイトルを獲得するための準備、僕たちが成し遂げた仕事を誇りに思う。でも、今日の勝利は6人、いや7人のドライバーでの仕事だ。アラゴンで一緒に36時間のテストを実施し、協力して、一緒に食事をして、一緒に勝った・・・7号車と8号車のどっちがレースに勝つかは運命次第だった」
今年、トヨタはグリッドで唯一のワークスチームであることから、ル・マン24時間レースを支配することは予想されていた。しかし、その巨大なプレッシャーのなか、20回目の挑戦でようやく念願の初勝利を手にした。
「僕たちがかなりの準備をしてきたのは事実だし、その意味では大きな驚きはなかった」とフェルナンド・アロンソは語る。
「第1スティントは適応して、ミスをしないことが重要だったし、夜に起きて、2分の差がついているときを見たとき、レースに勝ちたければ全力で頑張らなければならないことがわかった」
「勝っても勝てなくでも僕はトライするし、絶対に諦めたりしない。1月以降、僕はこのレースにむけて準備してきた。何日もシミュレーターに乗り、何時間もチームと一緒に仕事をして、何日もテストをしてきた」
「今では簡単だったと思われるかもしれないけど、僕たちのチームが他よりも優れていたのは偶然ではなかったんだ」
目標の3冠まであとはインディ500だけとなった。その件について質問されたフェルナンド・アロンソは「3冠達成というのは魅力的な目標だ。達成するのは本当に難しいことだけらね」とフェルナンド・アロンソはコメントした。
「インディ500、モナコGP、ル・マンという世界3大レースでは、それぞれ異なるスタイル、ドライビングテクニックが必要になるので本当に難しい。すべての分野においてベストになるには、完成度の高いドライバーになる必要がある」
「僕は単に優れたドライバーになりたいわけではない。完成されたドライバー、世界一のドライバーになりたいんだ」
「ル・マン24時間はインディ500、F1モナコGPと並ぶ世界最高のレースだし、歴史もある。ドライバーにとってこの3つを制することには大きな意味がある。ル・マンで勝った今、3冠達成に向けて残りはあとひとつということになる」
インディ500への再挑戦について質問されたフェルナンド・アロンソは「まだ何も決まっていないけど、いずれまたインディで走るつもりだ」とコメント。
「でも今日はル・マンでの成功を喜びたい。自分がやるべき仕事を果たせたと思っている。耐久レースでそれが重要なことだ。強い決意を持ってプロフェッショナルな仕事をしたチームの全員を称えたい」
「すべてがとてもうまくいった。夜間の走行は本当に楽しかった。本当に特別なレースだ。参加できたことを誇りに思っている。また来年戻って来るよ!」
今週、フェルナンド・アロンソはフランスに残り、週末にポール・リカールで開催されるF1フランスGPに参戦する。過去3年間、マクラーレンではル・マンで味わったような勝利は手にできていない。
まだ2019年以降の去就を発表していないフェルナンド・アロンソは、今季限りでF1を引退して、3冠達成の残りひとつのレースとなるインディ500を制覇するためにインディカーに転向することも噂されている。
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カテゴリー: F1 / フェルナンド・アロンソ / ル・マン24時間レース