「フェルナンド・アロンソは“いざこざ”で才能を無駄にした」と元F1ドライバー
元F1ドライバーのマーティン・ブランドルは、フェルナンド・アロンソには2回以上のF1ワールドチャンピオンを獲得する才能があったが、チーム内での“いざこざ”によってそのチャンスを台無しにしたと語る。

39歳のフェルナンド・アロンソは、ダニエル・リカルドのマクラーレン移籍によって空席となったルノーと2年契約を結んでF1復帰が決定。今年、ルノーはアルピーヌF1へとブランドを変更して再出発を切る。

フェルナンド・アロンソは、2005年と2006年にルノーで2つのF1ワールドチャンピオンを獲得。2007年にマクラーレン、2010年にフェラーリ、そして、2015年にマクラーレン・ホンダへと移籍してさらなるタイトル獲得を目指したが実現することはなかった。

2007年にマクラーレンに移籍した際には、ルーキーだったチームメイトのルイス・ハミルトンと衝突し、1年で契約を終了してルノーに戻った。5年間のフェラーリ時代にはチーム代表のマルコ・マティアッチとの関係が悪化してチームを去った。

2015年から2018年のマクラーレンでの2回目のスティントでは、特にホンダのF1エンジンの競争力の欠如について公然と批判した。

Sky Spports のコメンテーターを務めるマーティン・ブランドルは、この状況が若い才能のF1への進歩を妨げる可能性があると考えてはいるものの、フェルナンド・アロンソが再び登場することを楽しみにしていりと語る。

「テレビ解説者としてアロンソの復帰を楽しみにしている」とマーティン・ブランドルは Motorsport Magazine のビデオインタビューで語った。

「彼はチャンスを掴んだように感じている。本来ならば若くて勢いのあるドライバーに獲得してもらいたいところだがね」

「彼は才能を無駄にした人だと思っている。それは強い言葉であり、私ならそんな見出しは読むたくはないがね。彼は2度のワールドチャンピオンよりもはるかに優れていると思うが、チーム内のあまりにも多くのいざこざがあり、ある程度はそれを台無しにした」

「彼がそれから学んでいれば、彼は戻ってくるだろう。ルノーが彼にチャンピオンシップカーを与えることができるか? 我々にわかることではない。だからこそ、我々はライブスポーツが大好きなんだ。それを見つけるためにはテレビをつけなければならない」

「しかし、全体的に見て、スポーツにとって良いことだと思うし、個人的にも魅了されているので、彼が復帰することをうれしく思う。素晴らしい才能だ。彼がどれだけのスピードとコミットメントを持っているか見てみよう。フェルナンドにそれを疑うことはできないと思う」

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カテゴリー: F1 / フェルナンド・アロンソ / ルノーF1チーム / アルピーヌF1チーム