F1 フェルナンド・アロンソ インディカー
フェルナンド・アロンソが、来月バーバー・モータースピード・パークで開催されるインディカーの公式テストに参加すると報じられている。

フェルナンド・アロンソは、今シーズン限りでF1を離れることを発表。世界3大レースでの“3冠”達成を目指すアロンソは、残りのインディ500制覇にむけてインディカーに転向することが既定路線だとみられている。

RACER は、シーズン終了前にバーバー・モータースピード・パークで開催されるインディカーの公式テストにフェルナンド・アロンソが参加する可能性が高いと報道。

フェルナンド・アロンソは、インディ500への参戦でインディアナポリス・モーター・スピードウェイのオーバルコースでしか走行しておらず、インディカーに転向するにはロードコースでのインディカーの感触を確かめておくことも重要になる。

また、昨年フェルナンド・アロンソがインディ500を戦った際にはダウンフォースの高い旧型シャシーだったが、今年からインディカーは新しい空力パッケージを導入しており、アロンソはまだ新パッケージを経験していない。

そして、注目のチームだが、最も可能性が高いオプションとして挙げられているのが、アンドレッティ・オートスポーツだ。昨年、フェルナンド・アロンソは、アンドレッティ・オートスポーツとマクラーレンの共同プログラムでインディ500に参戦している。ドライバーとチームのコネクションを保つためにもマクラーレン自体もインディカーへのフル参戦を検討しているとされ、提携先としてアンドレッティ・オートスポーツを選ぶ可能性が高いとされている。

その場合、“マクラーレン・ホンダの復活”やF1で辛辣な批判を繰り返してきた“ホンダのエンジン”で再びフェルナンド・アロンソが走る可能性といった過去の出来事を煽るジャーナリストも多い。

しかし、ホンダ内でF1とインディカーでは別の運営となっており、またインディカーにエンジンを供給しているのはホンダとシボレーの2社しかなく、必然的にどちらかのエンジンをアロンソは走らせることになる。

フェルナンド・アロンソとしてもエンジンブランドよりも勝てるパッケージを望んでいるはずであり、フル参戦を決断する前にシボレーのエンジンも試しておきたいところだろう。2018年のインディ500を制したのはシボレーを搭載するペンスキーのウィル・パワーであり、2位も同じくシボレーを搭載するエド・カーペンターだった

そして、テストとともにフェルナンド・アロンソの2019年の所属チームとしてシボレーを搭載するハーディング・レーシングも浮上している。ハーディング・レーシングは2019年に2台体制を模索しており、マクラーレンと提携することも問題はないはずだ。また、ハーディング・レーシングの88号車はフルタイムのドライバーが存在せず、残りのシーズンでフェルナンド・アロンソがスポット参戦する可能性も残されている。

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カテゴリー: F1 / フェルナンド・アロンソ