フェルナンド・アロンソ F1 マクラーレン・ホンダ
フェルナンド・アロンソは、マクラーレン・ホンダが2戦連続DNSを喫することになったホンダの信頼性の欠如は“まったく受け入れがたい”ことだと述べた。

F1ロシアGPでは、フォーメーションラップ中にERSに問題が発生し、フェルナンド・アロンソはレースをスタートすることができなった。その前戦バーレーンGPではストフェル・バンドーンがフォーメーションラップ前にグリッドに着くことさえできなかった。

「ソチで何が起こったのかはまだ正確にはわかっていない」とフェルナンド・アロンソはF1スペインGPの木曜記者会見で語った。

「僕たちはフォーメーションラップでERSに問題を抱えていた。全てのものを再起動しようとしたけど、最後の試みでクルマはスタートしなかった」

「バーレーンでのストフェル、そして、ロシアでは僕がスタートできなかったことはチームとして本当に酷いことだ」

「まったく受け入れがたいことだ。僕たちはここで信頼性面にしっかりと取り組んでいく必要があるし、2台揃って完走できることを願っている」

会見では、2018年以降の活動についての質問が飛んだ。

「今年は現行のマクラーレンとの契約との最後の年だし、夏が過ぎたらもう少し考えなければならない。今は考える時間ではない。9~10月頃には来年について検討してことになるだろう。F1外で他のチャレンジを見つけるのか、僕の目標であるF1で勝つことができるかどうかをね」

「僕はどんなことにもとてもオープンだ。2017年レギュレーションによる今年のクルマは運転していて楽しいと思う。F1はパワー、効率、コーナリングスピードを目指す方向に戻った。このF1が好きだし、来年もここでレースをすることが僕のプライオリティだ。でも、僕は勝ちたい」

「チームには満足しているけど、僕たちは勝っていない。なので、9~10月に僕たちが勝てることがわかれば、チームに留まることに満足するだろう。でも、そうならない場合は他と話をすることに満足だ」

F1スペインGPの後、フェルナンド・アロンソはインディ500に参戦するためにF1モナコGPを欠場する。

フェルナンド・アロンソは、ロン・デニスとザク・ブラウンの最大の違いのひとつは、F1外のレースに参戦することへの意欲だと述べた。

「ロンは過去にマクラーレンで多くの成功を収め、素晴らしい時代を築いた。現在、ザクとともにチーム内の状況はもう少しオープンになっている。外部の人間にとっても、今はマクラーレンへのアプローチの仕方に違いがあると思う。商業面でも技術面でもね」

「ザクの最大の違いはブランドとマクラーレンに対するビジョンとアプローチだと思う。そこが少し異なる。彼はマクラーレンの名前を異なる世界、異なるカテゴリーで拡大したいと思っている」

「それはインディ500でもわかると思う。今年だけじゃなく、今後もインディ500にマクラーレンはいると思う。マクラーレンは将来ル・マン24時間にもいると思う。彼らは過去にそこにいたからね。インディ500で勝ち、ル・マンで勝った。そこが僕たちが感じているマクラーレン内の最大の変化だ」

「ザクは集中していくのはF1だけではない。彼は異なるシリーズでマクラーレン・レーシングに集中していくだろう。もちろん、最も重要なことはクルマを売ることだ。マクラーレンのクルマを売るためには新しいマーケットを切り開く必要がある。特にアメリカは最も重要なマーケットだ」

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カテゴリー: F1 / フェルナンド・アロンソ / ホンダF1 / マクラーレンF1チーム