アレクサンダー・アルボン 「前半戦のウィリアムズF1は後手に回っていた」
アレックス・アルボンは、ウィリアムズがシーズン再開後すぐに2024年の最初の「本格的なアップグレード」を投入できるだろうと期待している。同チームはこれまでのところ、パッケージで「後手に回っている」と説明している。

ウィリアムズは、これまでの14レースでわずか4ポイントしか獲得できておらず、これは昨シーズンの同時期に獲得した21ポイントと比較すると、コンストラクターズランキングでは10チーム中9位という結果となっている。

先週末のベルギーグランプリで12位となり、アストンマーティンのランス・ストロールのすぐ後ろ、ポイント獲得圏内の最終ドライバーであるエステバン・オコン(アルピーヌ)とダニエル・リカルド(レッドブル)のすぐ後ろでフィニッシュしたアルボンは、ウィリアムズの現状について率直な評価を下した。

「ペースが足りないと思う」とアルボンは振り返った。「エステバンとダニエルは僕たちよりも少し速かった。スタートはうまくいったし、良いポジションでレースを始めることができたが...。少しペースが足りないように感じる」

「今シーズンはこれまで、アップグレードがほとんど、あるいはまったくなかったので、後手に回っている。ファクトリーでは懸命に努力しているし、誰もが本当に一生懸命働いている。もちろん、今は少し休んでいるけど、時間が経てばわかるだろう」

「復帰したときに最初の適切なアップグレードをマシンに施すことができれば、もう少し定期的にポイントを争えるようになると思う。しかし、今のところ、今日の僕たちにできることは13位、12位が精一杯だったと思う」

シーズン前半全体を振り返って尋ねられたアルボンは、次のように続けた。「残念だ。最初からずっと後手に回っていると思う。マシンを投入するのが遅れてしまい、今シーズンはこれまでずっとその代償を払っている。それだけだ」

「僕たちは全力を尽くしているし、今後は良い結果も得られるだろう。同時に、改善すべき点もいくつかある。この休みを活用して、今年だけでなく、特に来年に向けての開発にしっかりと集中していく」

ウィリアムズ・レーシング

一方、ウィリアムズのガレージでは、アルボンのチームメイトであるローガン・サージェントにとって厳しい週末となった。2025年シーズンでは、フェラーリを退団するカルロス・サインツJr.がサージェントの後任となる。

「確かに良くなかった」と、Q1で脱落し、18人中17位でゴールしたアメリカ人は語った。「最後のハードタイヤでのスティントはかなり良かったと思う。その前の2回のミディアムタイヤでのスティントは、もう少し難しいものだった」

「2回目のミディアムスティントでは、後ろの人たちを抑えるために全力を尽くした。それが結果的にアレックスを前に進める助けになったし、そういう意味ではベストを尽くそうとした。ハードタイヤでのペースには満足していたし、それが現状だ」

夏休みを前に、来年サインツがシートに就くことが発表される直前に、サージェントはこう付け加えた。「そうだね、とにかく今はここから出て、それから考えたい」

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カテゴリー: F1 / アレクサンダー・アルボン / ウィリアムズ・レーシング