「ヘルムート・マルコを“悪役”キャラとするのは間違った描写」とレッドブルF1のアルボン
レッドブルF1のアレクサンダー・アルボンは、ヘルムート・マルコがメディアで“悪役”キャラとして描写されるのは間違った認識だと語る。

マックス・フェルスタッペンのチームメイトを3年間務めたダニエル・リカルドが2018年にチームを去って以来、ピエール・ガスリー、アレクサンダー・アルボン、セルジオ・ペレスと短期間で3名のドライバーがレッドブルF1のセカンドシートに座っている。

ピエール・ガスリーはわずか12戦しか所属できず、アレクサンダー・アルボンは25戦、2022年も残留が発表されているセルジオ・ペレスは、今週末のF1トルコGPで16戦目を迎える。

ヘルムート・マルコは、メディアを通して自身のドライバーを率直に批判しており、マルコとチーム代表のクリスチャン・ホーナーが率いるレッドブルF1の決断は、ドライバーを切り刻んで捨てる“冷酷”なイメージがついて回っている。

しかし、アレクサンダー・アルボンは、ヘルムート・マルコに対するメディアの描写は公平なものではないと語る。

「正直言って、それについては誤解があると思う」とアレクサンダー・アルボンは F1 Nation のポッドキャストで語った。

「メディア内でそのすべてについて「悪役」の役割が演じられていると思うけど、基本的にはそのようなものにはほど遠い」

「皆さん(メディア)は僕よりも多くのことを知っているのかな。そのグローバルな面でヘルムートは最悪の役割を果たしているかもしれないけど、一般的にはレッドブルだけだと思う」

「まず、彼らが勝利チームであることを認識しなければならない。彼らは良い結果を期待している。それが『勝たなければ満足しない』というチーム内の文化に繋がっている。実際にそうあるべきだ。特にトップ3チーム、一般的にはレッドブル、フェラーリ、メルセデスでは、それは彼らが期待していることだ」

「もちろん、特にトップチームに所属する経験があまりない場合はタフだ。でも、そういうものだ。何よりも、クルマに自信を持てるようにすることだと思う」

レッドブルのリザーブドライバーとして1年を過ごし、2022年はウィリアムズでF1グリッドに復活するアレクサンダー・アルボンは、チームが過度なプレッシャーをかけているように感じたり、ドロップされるという脅威を戦術として使用しているように感じたことは一度もないと語る。

「『これを達成しなければならない。達成できないならば、仕方ない、荷物をバッグに詰めなさい』といったようなことはない」とアレクサンダー・アルボンは説明する。

「彼らは両方のマシンがうまくいくことを望んでいる。それが全体の意図だ。彼らがパフォーマンスを発揮できていなとしても、第一にメディアが十分にそれを行っているので、誰かに圧力をかけたくはないものだ」

「特に自分自身について話せば、自分が自分自身に最もプレッシャーにかかている。それができるのは他の誰でもない。外部に追加の利益はない。だからそれはトリッキーだ」

「それがマシンが速く走らせる方法、または速い方法だと思っている。チェコ(ペレス)や僕にとっては、それはマックスよりも簡単ではない」

来シーズン、アレクサンダー・アルボンは、ニコラス・ラティフィの新しいチームメイトとしてウィリアムズでレースをする。

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カテゴリー: F1 / アレクサンダー・アルボン / レッドブル・レーシング