「アルボンのレッドブルF1のシート喪失はボルトガルGPで決定づけられた」と元F1ドライバー
元F1ドライバーのジョリオン・パーマーは、アレクサンダー・アルボンが2021年のレッドブル・ホンダのシートを確保するための時間はもはや尽きたと考えており、F1ポルトガルGPの不甲斐ない内容は“シート喪失を決定づけた”と付け加えた。

F11ポルトガルGPでマックス・フェルスタッペンが3位表彰台を獲得したのに対し、困難な2020年シーズンとなっているアレクサンダー・アルボンは、6番グリッドからスタートで後退して周回遅れの12位でフィニッシュした。

現在のレッドブル・ホンダでのアレクサンダー・アルボンの立場は、2021年にシートを喪失するいう強い推測の対処となっており、レッドブルF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、アレクサンダー・アルボンが2021年のシートを維持するためにはF1ポルトガルGPとF1エミリア・ロマーニャGPの2連戦で自分自身を証明する必要があると語っていた。

2016年と2017年にルノーで37戦に参戦したジョリオン・パーマーは、アレクサンダー・アルボンは2021年にレッドブル・ホンダのシートを失うことを確信していると語る。

「彼にとって恐ろしいレースだった。本当に恐ろしいものだった」とジョリオン・パーマーは BBC Five のポットジャスト Chequered Flag で語った。

「彼はスタートでソフトタイヤで後退した。後続がミディアムを履き、前のルクレールとメルセデスの2台がミディアムのウォームアップに苦労していたこと考えれば、前進できるか可能性のあるタイヤであるはずだった」

「だが、アルボンはトップ10から急落した。その後、彼はグランプリで再びオーバーテイクを成功させたか? 僕はそうは思わない。彼はキミ・ライコネンの後ろの12位でフィニッシュした」

「ライコネンは5番手に浮上し、残りのミッドフィールドは基本的に全員がライコネンをパスした。最後にキミから悲しげにポイントを奪ったセバスチャン・ベッテルを含めてね」

「だが、アルボンはレース全体でほぼ彼の後ろにいた。予選16番手だったアルファロメオのね。彼はまったく侵入することができなかった」

「本当にタフなレースだった。彼はチームメイトに周回遅れにされた。プレッシャーがかかるなかで、おそらく最悪の週末を過ごした・・・レッドブルにとってもあれは彼の最悪のレースだったと思う。酷いタイミングだったと感じている」

「彼の時間は尽きたと思う。レッドブルがデータを見てフロアの損傷やマシンの損傷、もしくは彼のドライブを妨げた他の状況を見つけない限り、正直、あのレースはアルボンにとってとどめを刺したと思う」

ジョリオン・パーマーは、ピエール・ガスリーが過去12か月で自身を取り戻したように、アレクサンダー・アルボンもアルファタウリに戻った方がいいと助言した。

「彼にとって非常に厳しいことだが、彼がF1から外れることはないと思う。彼はピエール・ガスリーが行ったようにアルファタウリで再編成するために戻ると確信している」

「その後は何が起こるかはわからない。彼はまだF1で2年目だ」

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / アレクサンダー・アルボン / レッドブル・レーシング / ホンダF1 / ジョリオン・パーマー