F1 アレクサンダー・アルボン、タイ王国首相プラユット・チャンオチャを訪問
アレクサンダー・アルボンは、F1シンガポールGPのために現地入りする前に母国タイを訪問。タイ王国のプラユット・チャンオチャ首相にレーシングスーツとグローブをプレゼントした。

アレクサンダー・アルボンは、F1史上2人目のタイ国籍ドライバー。ナイジェルという名の父を持ち、ロンドンに生まれ、英国・イプスウィッチの私立校で学び、同国・ハートフォードシャーの街、ホッデスドンでレーシングカートを初体験したアルボンだが、母親がタイ出身のため、F1にはタイ国籍ドライバーとしてエントリーしている。

長いF1の歴史の中で、過去にタイ国籍で出走したドライバーは、ビーラポンパーヌデート=パーヌパン親王(タイ王国王子。エントリー名は「B.Bira / B.ビラ」)しかいない。パーヌパン親王もまた英国イートン校やケンブリッジで青年期を過ごし、F1世界選手権黎明期の1950〜54シーズンで計19戦に出走した。

自身のヘルメットには、背面にはラーマ9世王を示す9という数字をタイ語で記しており、自身のカーナンバーと名前にもタイ国旗をデザインしている。

ヘルメットについてアレクサンダー・アルボンは「タイでは、王室は非常に尊敬されていて、ラーマ9世王はタイで最も尊敬されている一人だった。ラーマ9世王は労働者階級のためにたくさんの慈善事業をした。彼は2016年に亡くなった。それで、僕はヘルメットにタイ語で書かれた9という数字を入れた。それは彼のシンボルの一部だった。ヘルメットに関するタイへのもうひとつの言及は自分の名前に含まれているタイの国旗だ」とアレクサンダー・アルボンは語っている。

F1シンガポールGPに向けてアレクサンダー・アルボンは「シンガポールはタイに最も近いグランプリなどで僕にとってホームレースのようなものだ。家族やスポンサーが応援に来てくれるのでさらにエキサイティングだ」と語った。

Alexander Albon

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カテゴリー: F1 / アレクサンダー・アルボン / レッドブル・レーシング / ホンダF1