F1 アレクサンダー・アルボン トロロッソ・ホンダ
トロロッソ・ホンダのアレクサンダー・アルボンは、まだF1デビューに向けてステアリングホイールの全てのボタンを使いこなすことに苦戦していると語る。

今年トロロッソ・ホンダでF1デビューを果たすアレクサンダー・アルボンは、フィルミングデーまでF1マシンを走らせたことがなかったが、先週のF1バルセロナテスト1では総合2番手タイムを記録するなどパフォーマンスの片鱗をみせている。

開幕戦オーストラリアGPに向けて準備を進めているアレクサンダー・アルボンだが、まだ昨年まで運転していたF2マシンと比較して複雑さが増したF1マシンに手こずっていると語る。

「まだ慣れているところだし、エンジニアの助けを借りてリズムを深めていっているところだ。現時点でのメインはとにかくステアリングホイールのすべてのツールを使いこなすことだ」とアレクサンダー・アルボンはコメント。

「タイヤのセーブなど、まだかなりのポテンシャルがあると思う。スイッチを2回押すだけでバランスに本当に影響を与えるし、とにかくもっと自然にできるように頑張っている」

「もちろん、どこかの時点で、エンジニアがやるべきことを提案してもらうのではなく、自分でやることになるので、現時点ではそこが習得しなけれならないメインエリアだ」

アレクサンダー・アルボンは、F2からF1へのステップアップへの適応は、1日で走れる走行距離の量とジュニアカテゴリーで慣れ親しんだタイヤを使用することによってより簡単になっていると語る。

「人々はF1がF2と比べて多くの周回数を走っていることを忘れているし、1日で130周もの周回数を走ればかなり素早くスピードアップできる」とアレクサンダー・アルボンはコメント。

「大きな学習曲線とは言わないけど、最初に快適に感じたのは同じタイヤだということだ。ピレリのタイヤなので、ある意味でタイヤは理解していると思う。大部分のドライバーにとって慣れなければならない主要なことの1つだと思うけど、明らかにF3やF2でその一部を走らせているので、タイヤの理解はそこまで難しいものではない」

「私はまだ高速コーナーに慣れてきいるところだ。特にレースマネジメントにおいては、プッシュするところとしないことのバランスがある。簡単ではないけど、プッシュラップの方が簡単だ。とにかくがむしゃらに走ればいいだけだからね。でも、レースペースには取り組もうとしているメインエリアだ」

「3日目か4日目になれば、一部のチームはレースシミュレーションを始めると思うし、メルボルンでどうなるか見てみるつもりだ。とにかく経験だ。メルボルン、バーレーンを終えて、その流れを掴んで初めてリズムを本当に感じることができるようになるだろう」

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カテゴリー: F1 / アレクサンダー・アルボン