鈴木亜久里
元スーパーアグリのチーム代表である鈴木亜久里氏と運営会社エー・カンパニーに対し、ばんせい山丸証券が16億2600万円の返済を求めていた訴訟の判決で、東京地裁は24日、亜久里側に計約16億7000万円の支払いを命じた。

判決によると、チームの活動資金に窮していた鈴木氏側は2007年2月、ばんせい山丸証券が紹介したスポンサー企業(SSユナイテッド)から3000万ドルが入金されることを前提に15億円を借り入れたが、実際にスポンサー料は入金されることはなかった。

裁判で鈴木氏側は、スポンサー企業を紹介したのが同証券だったことから「資金を出す気のない企業とスポンサー契約を結ばされ、だまされた」と契約の無効を主張。

しかし、浜秀樹裁判長は「単に紹介しただけであり、だました事実はない」と鈴木氏側の訴えを退け、全額の支払いを命じたほか、ばんせい山丸証券側と結んだ財務アドバイザリー契約料4725万円の支払いを鈴木氏に命じた。

関連:スーパーアグリの軌跡 - 2008年5月19日

 


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カテゴリー: F1 / スーパーアグリ