F1 フェラーリ
F1プレシーズンテストでのフェラーリの“逆ブラフ”作戦がレッドブルを動揺させている。

7日目のテストで、セバスチャン・ベッテルはフェラーリ SF70Hのフルスピードを明かさないために最速ラップの最終コーナーであからさまにリフトオフした。

レッドブルは、フェラーリがテストでそのような駆け引きをするのは十分に自信があるからだと懸念している。

「フェラーリは非常に強く、信頼性もある。それは去年とは異なることだ」とレッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムーコ・メルコはコメント。

「私をいくぶん悩ませているのは、セバスチャンのことをよくわかっていることだ」

「彼は最速ラップのスタート/フィニッシュ・ストレートで挑発的にアクセルを話した。そのようなことをする場合は、クルマにまだどっさりとポテンシャルがあるという知識と自信が大きいということだ」

最終日には、チームメイトのキミ・ライコネンが、唯一1分19秒の壁を破る1分18秒634というタイムを記録し、フェラーリのペースに対する洞察を与えた。そのタイムは、メルセデスより0.7秒、レッドブルより0.8秒速い。

ヘルムート・マルコは、燃料やエンジンマッピングの設定が、テストでの真の勢力図を偽っていると考えている。

「誰もきちんとカードを示さなかった。10kg多く燃料を積んでいれば、0.35秒くらいゲインが得られる。さらにエンジンマッピングでも異なる。1秒アップやその逆もありえる」

「多くのことが秘密のままとなった。だが、メルボルンのレースがテストと同じような気温で行われた場合、フェラーリが我々の前にいるのは確かだ」

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カテゴリー: F1 / レッドブル・レーシング / スクーデリア・フェラーリ