メルセデス W07 ブルース
メルセデスは、テスト最終日にW07に“ブルース”と名づけた新型ショートノーズを投入して注目を集めた。

まず目がいくのは、フロントウィングのマウント部分が極端に小さいこと。メインプレートの中心セクションのノーズの空力面でゲインを得ようとしているのはわかるが、アタッチメント部が重い負荷に耐えられるのか疑問視されるほどだ。

だた、それだけではなく、新型ノーズには他にも特徴を備えている。

ひとつは“Sダクト”の復活。2008年のフェラーリを思い出させるこの設計は、ノーズ下部にはスリットが入れられ、流れを速めた空気がバニティパネルから排出される。

また“ブルース”ノーズには、新しいターニングベインが備えられている。

だが、この新型ノーズはまだFIAのクラッシュテストに合格していないことが明らかになっており、メルセデスはオーストラリアGPまでにノーズを完全に融合させるために分析とテストを行っていかなければならない。

基準に達しない場合は、デザインの強化、もしくはコンセプトの修正を強いられることになる。

メルセデスは他にも“フロアW”と名づけた新しいフロアとバージボードを1回目のテストで導入している。

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カテゴリー: F1 / メルセデスF1