マクラーレン ホンダ F1
マクラーレン・ホンダのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは、今シーズンについての見解を述べるにはまだ早いとしつつ、バルセロナでの初のプレシーズンテストは関係者全員にとって失望するものだったと認める。

エリック・ブーリエは、2014年にマクラーレンに加入して以来、成功を経験しておらず、レースやテスト後のメディア対応による心痛しか知らないと言っても過言ではない。F1公式サイトのインタビューでもそうだ。

2回目のプレシーズンテストにむけて、マクラーレンの状況について質問されたエリック・ブーリエは「まだ時期尚早だ。我々はわずかに高い期待を抱いてバルセロナに来たが、その週はまったく我々が望んだスタートではなかった」とコメント。

「我々がなぜそのような問題に見舞われたのかを調査するために日本でやらなければならない仕事がもう少しあると思う。我々が完全に予想もしれなかったもんだいであり、それはホンダもそうだ」

昨年と比較したチームの状況について質問されたエリック・ブーリエは「はるかに良い状況だ。だが、率直に言って、我々、そしてファンの期待に対して十分ではない。3年経っている」

「パワーユニットは以前にも増してパフォーマンスを発揮している。過去、30〜50馬力の差があったときは優れたシャシーでそれを補填することができた」

「だが、このパワーユニットにおいては、パワーだけでは話せない。デプロイメント、リカバリーの質、戦略的なデプロイメント、それは初めの頃にはわからなかったことであり、去年やっと発見したことだ」

「メルセデスはまだ前にいる。彼らは他の全員よりも前にそれらを発見している。過去よりもずっと大きなパフォーマンス差があるのはそれが理由だ」

新しいテクノロジーにおけるホンダの問題を指摘するよう求められたエリック・ブーリエは「彼らは時間という点でまだ他よりも3年遅れている。メルセデス、ルノー、フェラーリは2010年にスタートした。そして、それら3社全てがすでにF1エンジンを走らせていた」とコメント。

「ホンダは2013年にF1復帰を決断し、ゼロからスタートした。空っぽのビルでね! 彼らは全てを買い揃えなければならなかった。適切な人材を見つけることもそうだ。公平に見て、7年いるマニュファクチャラーでもまだ苦労している。ホンダは他の4年後に開始した」

「これらのユニットは非常に複雑であり、実際にプロセスを走らせて、段階的に進んでいく他にはない。残念ながら、近道はない」

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カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム / ホンダF1