マクラーレンF1 「ホンダの今季は2017年の“本当の進歩”のための基礎」
マクラーレン・ホンダのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは、今シーズンのホンダのF1パワーユニットの開発は、2017年に“本当の進歩”を果たすための基礎を築くものだと考えている。

エリック・ブーリエは、ホンダには2016年にも大幅なステップを果たすポテンシャルはあるが、2017年にむけて全てを適切にするためにその時間を待った方がもっと良い状態になると感じている。

ライバルのルノーは、今週末のモナコGPに大幅なアップグレードパッケージを投入。1周当たり0.4秒の改善が予想されている。

エリック・ブーリエは、ホンダも2016年に同程度のゲインを得ることはできるが、最も重要な仕事は2017年にむけてのものだと考えている。

「ルノーのスタイル(パフォーマンス改善)は可能だと思う」とエリック・ブーリエは Autosport にコメント。

「見守ってみるつもりだ。彼ら(ホンダ)は取り組んでいる。彼らはまだいくつかトークンを持っており、それらを使うことができる」

「彼らが2016年エンジンでいくつか変更することができれば、2017年のために学べる部分があると思う」

「改善に取り組んでいるが、来年に本当のステップアップを果たすことに備えてより大きなイメージを持っている」

今シーズン、ホンダのエンジンは信頼性面をはるかに向上させたが、まだ引き出せるパワーはたくさんあるとエリック・ブーリエは考えている。

「もちろん、彼らにとって信頼性は重要だった」とエリック・ブーリエはコメント。

「より多くのパフォーマンスを見つけることができるし、我々はそこに一体となって取り組んでいる」

「複雑なのは、パワーを悪化させることなく、いかにハーベスティングを改善させるかだ。一方が上がれば、一方が下がる。両方とも一緒に上げなければならない」

「エネルギーは循環する必要があるし、ハーベストはもっと高くなる必要がある」

ホンダにとって、エネルギーハーベストティングの次の焦点は燃焼になる。

「両方ともプッシュしなければならない。それはちょっと複雑だ」とエリック・ブーリエは語る。

「だが、そこに向かっている。外部から見れば遅いし、我々にとっても遅い。もちろん、今、勝ちたいが、それは今後やってくる」

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カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム / ホンダF1