パストール・マルドナド (ロータス)
パストール・マルドナドが、F1スペインGPへの意気込みを語った。

中国から得られたものは?
スタートと1周目は良かった。でも、その後トップスピード不足によってオーバーテイクに苦労したし、遅い車の後ろで多くのタイムを失い、それによって最終結果が妥協を強いられてしまった。ラップ毎にペースは改善したけど、多くの人々を抜くには十分ではなかった。レース中にもっとアタックできるようにトップスピードの増加に懸命に取り組む必要がある。

それでも、クルマは悪くはなかったし、ここからは改善だけだ。僕たちは中国のレースにむけて良い前進を果たした。今はデータをレビューして、スペインで再び同じことをする時間があるので、ポイントを争う良いチャンスがあることを願っている。

シルクーイト・ダ・バルサローナはいかがですか?
過去に僕にとって非常に良いサーキットだったのは確かだし、202年の優勝はそのハイライトだ。予選でのトップ10入りがまず一番の焦点だし、タイヤマネジメントに関して、多くのピットストップと戦略がある非常にタフなレースになると思う。去年は大部分が4ストップだったけど、ロータスF1チームは3ストップをやり遂げて2位でフィニッシュした。全体的にカタロニアは、全員が熟知しているトラックだし、1000分の1秒を争わなければならないので、クルマ、ドライバー、そしてチームにとってに厳しい。地形的にベネズエラにかなり近いレースではあるけど、バルセロナには巨大なベネズエラ人のコミュニティがすぐ近くにあるし、もちろん、僕の母国語はスペイン語なので、僕にとって特別だ。いつものようにトラックで多くのフラッグとサポートが見れることを期待している。ファンの前でレースをするのはいつも嬉しいし、良い記録を続けていきたい。

2012年の勝利について覚えていることは?
僕のキャリアで素晴らしい一日だったし、力強いレースをして、ホームイベントのフェルナンド・アロンソを相手に勝利を挙げた。レース中ずっとフェラーリから大きなプレッシャーを受けていたし、僕たちは実力でそれを成し遂げたので、僕たちは勝利に本当に相応しかった。人々は僕たちが金曜日にトップ10圏外にいたことを忘れていたし、そのあと全てがうまくいった。ルイス・ハミルトンが予選失格になり、僕たちは予選2番手だった。レースで優勝するチャンスがあることはわかっていた。とても落ち着いていたし、優勝する準備はできていた。その週末、1回目のプラクティスで17番手だったことは、なぜF1で決して諦めてはいけないかを示した。F1での初年度は難しかったけど、クルマが競争的になるとすぐに僕はそこにいたし、トップドライバーと戦うことができたのでより多くの自信を与えてくれた。自分のメンタリティに変化があったし、そのことがタフな時間の今、自分を前に進めてくれている。

今シーズンのバルセロナでの現実的な目標は?
もっと競争的だと思っている。ポイントを獲得していくことがとても重要だけど、全てがうまくいって、運を掴むことができれば、トップ5も可能だと思う。2台のメルセデス、2台のレッドブル、そしてフォース・インディアのような最近のレースで良いチームを示しているチームがいるので、難しくはあるだろう。でも、クルマから100%を引き出せれば、どんなチームとも戦えると思うし、良い結果を出せると思う。

技術アップデートにどのような期待をしていますか?
アップデートがポジティブであることを期待しているのは明らかだけど、相対的にそれくらい大きな改善であるかを言うのは難しい。全員がアップデートを持ち込むし、F1で何かが止まるということはないからね。肝心なことは、改善を続けて、プッシュしていくことだ。今シーズンの終わりにもっとやれることがあったと振り返りたくはない。全員がグリッドの上位に返り咲くために100%で戦っている。僕たちがそこにたどり着くときはさらにスウィートだろう。

出来るだけ早くポイントを獲得することはどれくらい重要ですか?
このチームとドライバーは多くのポイントを獲得することに慣れているので不可欠なことだ。でも、もっと重要なのはチームを通して自信を深めるためのきっかけとなることだ。そうすれば、僕たちはそれに作用してずっとポイントが獲れるようになる。バルセロナの後には、いつもいろいりなことが起こるモナコとモントリオールというレースが控えている。僕たちはそのアドバンテージを掴みとるために良い位置にいなければならないし、夏に向けてプラットフォームを良くしていかなければならない。

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カテゴリー: F1 / パストール・マルドナド / F1スペインGP / ロータス