角田裕毅 レッドブルF1マシンで「マックスのようにラップ中に順応できない」
角田裕毅は、F1オーストリアGPの予選でQ1敗退を喫した後、レッドブルRB21の突発的な挙動変化にうまく対応できなかったことを明かし、チームメイトのマックス・フェルスタッペンのように「ラップ中に順応するレベルにはまだ達していない」と率直に認めた。

Q1ではフェルスタッペンとの差がわずか0.263秒だったが、ワールドチャンピオンは問題なくQ2へ進出。一方の角田裕毅は、これで3戦連続、直近5戦で4度目のQ1敗退となった。RB21のバランスが突如として変化したことが響いたと説明している。

なお、フェルスタッペンもQ2で「ドライブできない」と訴えており、両者とも同様の挙動を感じていたようだ。

「すごく悔しいです。2回目のプッシュラップで、うまく順応できませんでした。最初のラップは良かったですし、もちろん完璧なラップというのはいつもあるので、もっとできた部分もあったと思いますけど、バランスが1回目と2回目でまったく違っていて、驚きました」と角田裕毅はコメント。

「予選でなかなか全部をまとめきれないことが多くて、それがすごくフラストレーションになっています。毎回というわけではないですけど、いろんな理由で予選をうまく仕上げられないのが悔しいです」

「Q3に行けると思っていましたし、クルマのフィーリングも良かったです。最初のプッシュラップも手応えがありました。ただ、今の自分の段階では、だいぶ自信も戻ってきていますし、正しい方向に向かっているとは思っています。でも、このマシンはすごくウインドウが狭くて、その中で常に一貫性を保たないといけないんです」

「マックスもQ2で同じことを言っていましたけど、彼はこのマシンをちゃんと理解していますし、予期せぬ挙動があっても、ラップ中にちゃんと対応できます。でも僕はまだそこまでのレベルには到達していないですし、ラップ中に順応したり、このマシンのパッケージを最大限に引き出すことはまだできていないと思います。それはレーシングブルズにいたときとは違います」

また、RacingNews365からの質問に対し、角田裕毅はRB21について「これまで乗ってきた中で、いちばん作動領域が狭いクルマ」だと認めたうえで、「難しいクルマだとは思いますけど、ドライブできないっていうほどではないです」と付け加えた。

角田裕毅 レッドブル F1

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カテゴリー: F1 / 角田裕毅 / レッドブル・レーシング / マックス・フェルスタッペン