角田裕毅 レッドブルF1のエンジニアとのコミニュケーションは「悪くなかった」

母国グランプリからレッドブル・レーシングのステアリングを握ることになった角田裕毅にとって、レッドブル・RB21だけが新しいものではなかった。エンジニア、そして、彼を担当するチームとの作業も短い時間で築き上げていかなければならなかった。
角田裕毅は、セルジオ・ペレスのパフォーマンスエンジニアとして働いた後、今年昇格したリチャード・ウッドと仕事を進めている。
「エンジニアの間では特に目標を定めていたわけではありませんが、何ポイントか獲得できればと思っていました」
「難しいことは分かっていましたし、マシンのセットアップも雨用に調整されていたので、なおさらオーバーテイクは難しいだろうと理解していました。それでも、できるだけ多くのポイントを獲得できる状況であれば良かったのですが、オーバーテイクはかなり難しかったですね」
「レース中のエンジニアとのコミュニケーションについては、初めてのレースとしては悪くなかったと思います。ただ、走りながら『ここはもっと良くできる』と思うこともありましたし、走りながら初めて気づくこともありました。走りながら気づいていたことなので、改善できる部分はたくさんあると思います」
「課題は予選とウォームアップですね。やはり安定性が一番大事だと思います。まだ勉強中なので、焦らずゆっくりやっていきたいです。成長のスピードというか、学んでいる方向性は良いと思うので、続けていきたいです」
「ファンが本当にたくさんいて、その目の前でトップ10に入りたかった。残念な気持ちで終わってしまいましたが、ラップを重ねるごとに彼らからたくさんのエネルギーをもらいました。F1は日本でも注目が高まっているので、この勢いを無駄にしないよう、もっと頑張ります。次回はもっと良いコンディションで臨み、トップ10だけでなく、もっと高いところを目指したいと思います」

カテゴリー: F1 / 角田裕毅 / レッドブル・レーシング / F1日本GP