マックス・フェルスタッペン F1日本GP予選「バランスにはまだ満足していない」

フェルスタッペンは、Q3最後のアタックで驚異的なラップタイムを記録し、それまで週末を通して優勢だったマクラーレンのランド・ノリスとオスカー・ピアストリの2人を追い抜いた。
3回のプラクティスすべてでトップタイムを記録していたマクラーレンは、Q1とQ2でもドライバーがトップを独占し、優勝候補の地位を固めた。
ピアストリはそれを再現し、暫定ポールポジションを獲得した。一方、最初の走行でミスを犯したノリスは、2周目でタイムを更新し、マクラーレンの1-2体制を築いた。
しかし、フェルスタッペンは最後のシュートアウトで並外れたタイムを記録し、ノリスとピアストリを上回った。トップ3の差はわずか0.044秒だった。
「ああ、たくさん、とても幸せだ。ゴールラインを越えたときはね」とフェルスタペンはメディアに語った。
「予選全体を通して、少しずつ状況を改善しようと努力し続けた。そして、最終ラップは、正直に言って、とても良かった」
「全力で走り抜けて、とても楽しかった」
「いくつかのコーナーでは、本当にキープできるかどうか自信がなかったけれど、でも、本当に素晴らしかったし、チームにとっても最高だった」
RB21を降りた際には感情が表に出ていたフェルスタッペンは、レッドブルの苦しいスタートを切った今シーズンにおいて、この結果が持つ意味の大きさを表現した。
これまでのキャリアで最高のポールポジションだったかと尋ねられたフェルスタッペンは、「難しい質問だね」と語った。
「他の場所でも本当に素晴らしいポールポジションをいくつか獲得しているが、今シーズンのスタートや、この週末の様子を見れば、ええ、とても予想外だったと思う。そして、それが、おそらくとても特別な週末になった理由だと思う」

フェルスタッペン、RB21にまだ満足していない
マックス・フェルスタッペンは、最初の2回のプラクティスセッションで、マクラーレンに0.5秒以上の差をつけられていたため、RB21がスイートスポットにないことを嘆いていた。
しかし、レッドブルは一晩でその差を縮めることに成功したものの、フェルスタッペンは鈴鹿の長いコーナーを抜ける際のマシンのバランスにまだ満足していないと認めた。
「もっとバランスが良くなるようにさまざまなことを試しているところだ。それが今の僕たちにとって少し難しいことなんだ。予選でもそれは同じだ」とフェルスタッペンは説明した。
「もっとコミットできるはずだけど、ポールポジションを獲得したとはいえ、マシンのバランスにはまだ満足していない。でも、取り組んでいるし、僕たちにとっては、これは素晴らしい小さな驚きだ」
レッドブルは日本GPでポールポジションを獲得したにもかかわらず、ブレイクスルーを果たせていない
マックス・フェルスタッペンは、自身の活躍がRB21に蔓延する限界への対処においてレッドブルがブレイクスルーを果たしたことを示すものではないと主張している。
「少なくとも僕にとっては、真のコーナーバランスを管理するのが非常に難しいんだ」とフェルスタッペンは続けた。
「でも、少なくともプッシュして走れるウィンドウでは、僕たちはそれを手に入れた。そして、幸運にも、それで十分だったんだと思う」
「でも、まだ…つまり、これは突然のことじゃないんだ…僕は、ああ、今僕は1位だ、すべて完璧だ、なんて言わない」
「まだ解決すべき明確な問題がある。それに取り組んでいるところだ」
「このコースは全般的にマシンにとって非常に厳しい。高速だからね。ちょっとしたバランス上の制限が、ラップ中のいくつかの場所で何倍にもなることもある」
「だから、おそらくいくつかのトラックでは僕たちにとって少しうまくいくかもしれないし、少しうまくいかないところもあるだろう」
「でも、今週末はこれまでずっと、本当に多くのことを試して、走りやすいバランスを見つけようとしていたのは明らかだ」
「少なくとも、僕にはもう少しプッシュする余裕ができた。」
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