マックス・フェルスタッペン 「ギャンプルをする価値はあった」

レース中、最終的に優勝したランド・ノリスが雨の合間にピットインし、スリックタイヤからインターミディエイトタイヤに交換したため、フェルスタッペンは一時的にレースをリードした。
最終的にフェルスタッペンも同じことをし、マクラーレンのドライバーの後ろでコースに復帰した。レース後、レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、ノリスより前に出るためにチームができることは何もなかったとフェルスタッペンに伝えた。
「たとえ1周早くスリックタイヤに履き替えていたとしても、コース上のポジションは変わらなかっただろう。だから、あのギャンブルは価値があった」とホーナーは語った。
フェルスタッペンは、レースのその時点でマクラーレンとは異なる戦略を試みたチームの判断は正しかったと語った。
「別のことを試してみたが、うまくいきそうだった。しかし、もちろん、天候がどう動いているのかというレーダーは見えない」
「でも、もし彼らより1周遅く、あるいは僕がピットインした周にピットインしていたとしても、いずれにしても2位だっただろう。だから、実際には問題ではないが、何か違うことを試してみるのは楽しかった」

フェルスタッペンは、スタート直後に2番手スタートのオスカー・ピアストリ(マクラーレン)を追い抜いて2位に浮上した。しかし、雨が降り始めると、フェルスタッペンはターン11でコースアウトし、ピアストリに先行を許した。その後、雨が弱まるまで、マクラーレンのドライバーたちから10秒ほど遅れをとった。
「スタートは楽しかった。その後はマクラーレンの2台についていこうとしたと思うが、基本的に他のチームと同じように、僕らはハードにプッシュしすぎてタイヤをオーバーヒートさせてしまい、マクラーレンの2台はそのまま飛び立っていった」
「全力を尽くしたが、当然ながら、ある時点で彼らは本当に飛び立っていってしまった。そして、僕は自分のレースに集中しようとした。しかし、もちろん、天候は再び荒れ始め、雨が降り出したときにはスリックタイヤでは非常に走りにくかった」
フェルスタッペンは、ドライコンディションでのマクラーレンのペースは、来週末のレースでも彼らを打ち負かすのは難しいことを示していると考えている。
「差は大きい。それはわかっている。次のレースまでには縮まらないだろう」とフェルスタッペンは語った。
「でも、僕たちは近づくよう努力しなければならない。また、今日のような日には、通常は3位だけど、僕たちは2位だ。それは良いことだ」
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