マックス・フェルスタッペン、ペレスの苦戦に「F1はハードなスポーツ」
マックス・フェルスタッペンは、セルジオ・ペレスが2023年に苦戦した理由を「説明するのは難しい」と認め、F1は「ハードなスポーツ」であると主張した。

カタールGPのスプリントレースでペレスの3台のマシンの接触に巻き込まれてグラベルで終了となり、タイトルはフェルスタッペンに手渡され、フェルスタッペンは翌日2023年14勝目をマークした。

一方、今年8度目のQ3進出を逃したペレスは、トラックリミット違反で3度のタイムペナルティを受けた、10位までまで挽回するのがやっとだった。

ペレスの苦戦が続き、残り5戦となったドライバーズ選手権では、フェルスタッペンに209ポイント差をつけられている。

過去3レースの週末で5ポイントしか獲得できていないペレスの憂慮すべきスランプにより、レッドブルのアドバイザーであるヘルムート・マルコは、33歳のペレスが以前のピエール・ガスリーと同じ運命を辿っていると指摘した。


フェルスタッペンは、なぜ最近のチームメイトたちは皆、大きなトラブルに見舞われているのかと尋ねられたフェルスタッペンは「結局のところ、これはハードなスポーツだ」と答えた。

「僕たちはもちろんチームメイトであり、うまく協力している。すでにピエールとアレックス(アルボン)とそれを行ってきた。結論から言えば、パフォーマンスを発揮する必要がある」

「さまざまな物事が時として思い通りに進まない理由を説明するのは困難だ」

アゼルバイジャンGPで4戦中2度目の優勝を飾ったペレスは、チームメイトの不運を利用してフェルスタッペンに1ポイント差まで迫っていた。

フェルスタッペンは次回のレースでは姉妹のレッドブルから9つ遅れてスタートしたが、マイアミでペレスをオーバーホールして10連勝の記録を塗り替えた。

「言うのは難しいけど、マイアミとその後のレースの後ではフィーリングはとても良かった」とフェルスタッペンは付け加えた。「それから10勝が続いたので、そうなると思う」

マックス・フェルスタッペン

フェルスタッペンは、ニキ・ラウダ、ジャッキー・スチュワート、アイルトン・セナらに続き、F1史上3度世界チャンピオンになった11人目のドライバーとなった。

これらの偉人たちに加わることについて尋ねられるたフェルスタッペンは「こんなことが可能だとは思いもしなかった。僕は3つのタイトルを持っており、F1史上のビッグネームと肩を並べることができる」

今季14勝目を挙げたフェルスタッペンは、昨季達成した記録にあと1勝と迫り、キャリア50勝目まであと1勝と迫った。

シーズンの終わりまでに、フェルスタッペンはセバスチャン・ベッテル(53位)とアラン・プロスト(51位)を抜き、歴代3位になる可能性がある。

フェルスタッペンは勝利に飽きておらず、優位性を維持したいと考えていることを認めた。

「勝つことは退屈か?いいえ、僕にとっては違う」とフェルスタッペンは語った。

「F1での勝利は最高のものだ!もし勝てなくなったら、それはつまらないことだと思う。僕はレッドブルでとても幸せだし、これからもずっと続けられることを願っている」

今回のタイトル獲得を "最高 "と称えたフェルスタッペンは、以前と比べればステアリングを握るドライバーとしての落ち着きが増したと説明する。

「ペースという点では、僕はもっと速かった。ペースという点では、21年のときも速かったけれど、今のほうが少し落ち着いているかもしれない」

「最初のタイトルはすでに獲得していたし、2回目もそうだった。それがいつも助けになる」

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カテゴリー: F1 / マックス・フェルスタッペン / レッドブル・レーシング