マックス・フェルスタッペン 「デ・フリースはまさにアルファタウリF1に必要な人材」
マックス・フェルスタッペンは、ニック・デ・フリースがアルファタウリF1がまさに必要としているドライバーだと考えている。

ニック・デ・フリースは、周知の通り、すでにF1公式デビューを果たしている。アレクサンダー・アルボンの代役としてモンツァ・サーキットでウィリアムズF1に乗り込んで9位入賞を果たしたデ・フリースのパフォーマンスは、注目され、F1シート獲得に向けた追い風となった。

マックス・フェルスタッペンのアドバイスとヘルムート・マルコへの電話で、ニック・デ・フリースは、アルファタウリのF1シートを手に入れることができた。

3月最初の週末、ニック・デ・フリースは、バーレーンでF1での」ルーキーシーズン」をスタートさせる。レッドブルグループ内でも、さっそく期待が高まっている。例えば、ヘルムート・マルコは、ニック・デ・フリースはチームメイトの角田裕毅よりも技術的な経験が大きいため、技術面ではすぐにチームリーダーになれるだろうと語っている。

マックス・フェルスタッペンは「ある意味、それは理解できる」と同意する。

「ニックは少し年上だし、他の選手権で多くの経験を積んでいる」

マックス・フェルスタッペンは、ニック・デ・フリースが、2023年のF1デビューイヤーを良い形で完成させることを期待しており、他の選手権で培った経験が、アルファータウリでも活かされることを期待している。

「もちろん、誰もがそうであるように、ニックは最初のうちはF1に少し慣れる必要があるかもしれないけど、彼はレーシングカーの扱い方を完璧に知っている。ニックはクルマのフィーリングもいいし、それこそアルファタウリに必要な人材だと思う」

「もちろん、彼らはピエール(ガスリー)を失っているので、また一般的な経験を積んだ人が必要だ。マシンに乗り込んで、すぐに正しい方向に導いてくれるような人がね」

マックス・フェルスタッペンは、すべての新しいドライバーはF1の世界に「慣れる」必要があると指摘し、そこでニック・デ・フリースの経験が助けになると考えている。

例えば、2021年のフォーミュラEチャンピオンであるニック・デ・フリースは、マックス・フェルスタッペン自身がルーキーシーズンを迎えた2015年、当時トロロッソに所属していたときよりも11歳も年上だ。その差は、デ・フリースが余分な人生経験を持っていることを意味し、メルセデスの舞台裏を見ることも貴重な経験となる。

それらがニック・デフリースに役立つかと問われたフェルスタッペンは「たぶん助けになるだろうね」と語る。

「すでに人生において、そして、他の選手権においても、F1でも遭遇するようなことを経験している。一度、ある状況に陥ったことがあれば、再びそれに対処しなければならないとき、より簡単に対処することができるかもしれない」

以前、マックス・フェルスタッペンは、ニック・デ・フリースがF1で機会を得たのは主に仕事の報酬として捉えていると強調したことがある。

「日本での発表の直前には、もちろん知っていた。もちろん、彼にとっては素晴らしい機会だ」とマックス・フェルスタッペンは語った。

「彼は長い間、このために働いてきたわけだし、このようなチャンスが巡ってきたのは良いことだ。モンツァの後は、もうまったく議論もなかったと思う。ヘルムートは、気に入った人がいればすぐにクルマに乗せる人だ。他のチームはもう少し慎重になることが多いけど、レッドブルはそこがいいところでもある。とにかく、僕はニックのことをよく知っているし、これはいいことだと思う。

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カテゴリー: F1 / マックス・フェルスタッペン / レッドブル・レーシング / スクーデリア・アルファタウリ / ニック・デ・フリース