マックス・フェルスタッペン、レッドブルとF1史上最高額で契約延長に合意との報道
F1ワールドチャンピンのマックス・フェルスタッペンが、レッドブル・レーシングと年間最大5000万ユーロ(約64億円)の新たな複数年契約に合意したと複数のメディアが報じている。

マックス・フェルスタッペンは、最終戦アブダビGPの物議を醸したファイナルラップでメルセデスのルイス・ハミルトンを倒して自身初のF1ワールドチャンピオンを獲得。

レース後、マックス・フェルスタッペンはレッドブルへの“愛”を公言し、「今のところ、移籍する理由はない。一生彼らと一緒にいたいと思っている。彼らがそれを許していることを願っている」と語っていた。

2年前に締結されたマックス・フェルスタッペンのレッドブル・レーシングとの現行契約は、2023年末で期限を迎える。

オランダのDe Telegraafは、現在、レッドブルはライバルからの関心を遮断するべく、マックス・フェルスタッペンと契約更新の交渉を行っており、少なくとも2025年まで4シーズン契約を更新し、年俸は年間5,000万ユーロをオファーしたと報道。総額ではF1史上最高額となる新たな契約は、早ければ、今週後半にもレッドブル・レーシングによって発表されると報じた。

マックス・フェルスタッペンは、2014年のヨーロッパF3選手権でのルーキーシーズンの途中から、レッドブルに所属している。彼がレッドブルのヤングドライバープログラムを選んだのは、F1への即時のルールを約束されたためであり、翌年、トロロッソからF1史上最年少となる17歳165日でF1デビューを果たした。

その後、2016年のF1スペインGPからレッドブル・レーシングに所属し、チームとの初レースでF1史上最年少優勝(18歳227日)を記録。これまで20勝、13回のポールポジション、60回の表彰台を獲得している。

昨年のドライバーズタイトル獲得により、マックス・フェルスタッペンは、レッドブル・レーシングでセバスチャン・ベッテルに次ぐ2人目のF1ワールドチャンピオンとなり、7シーズンぶりにチームにタイトルをもたらした。

レッドブルのテクニカルチーフであるエイドリアン・ニューウェイは、マックス・フェルスタッペンは「本物」であり、F1史上最高のドライバーと同じくトップクラスだと称賛している。

2021年の最終戦後、エイドリアン・ニューウェイは「彼はとても仕事がしやすく、言い訳をすることはない。彼はやってきて、それをやり遂げるだけだ。 私はそういった男が大好きだ。 彼は素晴らしい」

「彼は攻撃的で、全般的に非常にフェアであり、物凄い才能と意欲を持っている。まだとても若く、急な学習曲線にある」

2022年のF1世界選手権で、マックス・フェルスタッペンはレッドブル RB18に王者の証であるカーナンバー1をつけてタイトル防衛に挑む。

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カテゴリー: F1 / マックス・フェルスタッペン