マックス・フェルスタッペン 「ハミルトンがなぜ抜かなかったのか理解できない」 レッドブル・ホンダ F1サウジアラビアGP 決勝
レッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンは、F1サウジアラビアGPの決勝を2位で終えた。

スタート後も3番手をキープしたマックス・フェルスタッペンは、10周目でセーフティカーが導入されピットレーンがオープンとなると、2台のメルセデスとのリードを築くためにコース上にとどまった。

この先を読んだ判断が功を奏し、直後にクラッシュバリアの修復のためにレースは赤旗中断となり、フェルスタッペンはリスタートに備えてハードタイヤに交換することが可能となった。

レース再開ではフェルスタッペンはトップからスタートとなり、ハードタイヤを装着。レース最後まで走る戦略を立てた。リスタート後にフェルスタッペンはトップを守ったが、クラッシュにより再度赤旗が提示。そしてレーススチュワードからフェルスタッペンに対して、最初のスタート時に2コーナーでコーナーカットしたことを理由に、2ポジションダウンという裁定が下される。

その後、17周目からリスタートとなった際には、フェルスタッペンはミディアムタイヤを履き、3番グリッドに位置することになる。フェルスタッペンはリスタート後にミディアムタイヤを上手く使い1コーナーでトップに浮上する。

レースはタイトルを争うフェルスタッペンとハミルトン(メルセデス)が繰り広げる壮絶なバトルから目が離せない展開となる。1コーナーで同時に2台がワイドに出てしまう場面が見られたが、その際にアドバンテージを築いたという理由で、フェルスタッペンはハミルトンにトップを譲らなければいけないというオーダーが課せられてしまう。

ポジションを明け渡す際、メルセデスが追い越すことを許可されていたにも関わらず、背後からハミルトンに接触される。更に、フェルスタッペンはショートカットしたことを理由に5秒のタイムペナルティが課された。

その後、再度ハミルトンが前に出ると、ミディアムタイヤで2番手を走行したフェルスタッペンは、そのままポジションを守り2位でフィニッシュ。タイトルを争うハミルトン(メルセデス)と同ポイントで来週開催となる最終戦のアブダビに向かうことになった。

「今日は多くのアクションがあり、さまざまなことが起こった」とマックス・フェルスタッペン。

「僕はポジションを戻すように言われたのでレーシングラインを外れてスローダウンしたところ、ルイス(ハミルトン)が真後ろにいた。彼がなぜ抜いていかなかったのか理解できない。5秒ペナルティーにも納得はできないけど、仕方ないことなので、前へと進んでいく」

「今日のレースでは完璧と言えるペースはなかったので、そこがアブダビに向けての課題だ。同点で最終戦に臨むわけだけど、エキサイティングなシーズンの締めくくりになるはずだ」

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カテゴリー: F1 / マックス・フェルスタッペン