マックス・フェルスタッペン 「メルセデスのような新品F1エンジンのゲインはない」 / レッドブル・ホンダF1
レッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンは、最終2戦で新品エンジンを投入しても、ライバルのメルセデスが得られるようなパフォーマンスの向上はもたらされないと語る。

今週末のF1サウジアラビアGPが開催されるジェッダ・コーニッシュ・サーキットは、高速特性によってパワーセンシティブなトラックだと考えられており、メルセデスF1は、ルイス・ハミルトンに走行距離の少ないF1エンジンを搭載する。

そのF1エンジンは、ルイス・ハミルトンが、F1ブラジルGPで投入したもの。予選失格となったハミルトンは、スプリント予選を最後尾からスタートして5位まで順位を上げ、決勝でも10番グリッドからスタートして優勝を果たした。

しかし、メルセデスのF1エンジンは、新品で得られるパフォーマンスが走行距離が重ねていくと低下するとされている。

マックス・フェルスタッペンは、ホンダのF1エンジンははるかに一貫していると語る。より長い期間で競争力を維持できることを保証する上でポジティブだが、ルイス・ハミルトンが得たような新品エンジンでのインセンティブがほとんどないことを意味する。

戦術鉄器エンジン交換の可能性について質問されたマックス・フェルスタッペンは「メルセデスのように新しいエンジンでのピークはない」は語った。

「僕たちのエンジンは、実際にはその寿命を通してかなり一貫している。だから、そういったエンジン交換を行っても、それほど多くのことはもたらされない」

レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、最終戦F1アブダビGPでマックス・フェルスタッペンに新品エンジンを投入する可能性があると語っているが、フェルスタッペンはそれほど確信していない。

F1エンジン交換は信頼性の理由でのみ行われるかと質問されたマックス・フェルステッペンは「そうだね。でも、僕としてはそれについては疑いの余地はない。エンジンに関して自分が何を持っているかを知っているし、通常は今のエンジンでそれを達成できるはずだ」

マックス・フェルスタッペンは残り2レースでルイス・ハミルトンを8ポイントリードしているが、ブラジルとカタールではハミルトンが2連勝を挙げて優位に立っていた。

だが、マックス・フェルスタッペンは、状況がどれほど急速に変化するかをよく知っていると語る。

「僕は自分自身の勢いのようなものを信じていない」とマックス・フェルスタッペンは語った。

「毎週末、パフォーマンスを発揮して、一から上手くやらなければならない」

「今週末は見てみるつもりだけど、状況を正確に予測するのはいつも難しい。詳細がどうなるか次第だけど、とにかく通常のサーキットよりもストリートサーキットでより多くのことが起こる可能性がある」

両方のレースで優勝を狙うか、それともタイトル獲得に必要なポイントを稼ぐことに専念するかと質問されたマックス・フェルスタッペンは「常にレースに勝つために頑張っているけど、もちろん、最も重要なことは、アブダビの後にまだトップにいることだ」

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / マックス・フェルスタッペン / レッドブル・レーシング / ホンダF1