「フェルスタッペンがメルセデスと契約していたらF1王座を獲っていた」
マックス・フェルスタッペンが4年前にメルセデスと契約していれば、F1ワールドチャンピオンを獲っていただろうと父親であるヨス・フェルスタッペンは語る。

2015年にトロロッソから史上最年少でF1デビューを果たしたマックス・フェルスタッペンは、2016年途中にレッドブルに移籍してランキング5位で終了。2017年は6位、2018年は4位、そして、ホンダのF1エンジンを搭載した今季はランキング3位でシーズンを終えた。

コンストラクターズ選手権では2位のフェラーリが504ポイント、3位のレッドブル・ホンダは417ポイントと87ポイント差がついた。

「マックスは強い。だが、それは以前から知っていた」とヨス・フェルスタッペンは Motorsport-Total.com にコメント。

「フェラーリがコンストラクターズチャンピオンシップで2位であるにもかかわらず、彼が現在世界選手権で3位になったという事実は、彼が非常に良い仕事をしたことを証明している。だが、それでも我々は前進する必要がある。それが我々の目標だ」

マックス・フェルスタッペンにはすでにF1ワールドチャンピオン獲得に必要な実力があると認識されているが、2019年のレッドブル・ホンダのパッケージは十分ではなかった。

「4年前にメルセデスに座っていれば、彼は4年前にワールドチャンピオンになっていただろう。マシンに大きく依存する」

今季、ホンダのF1エンジンを搭載したレッドブルでマックス・フェルスタッペンは3勝を挙げた。

「正直、われわれはそうなることを期待していた。だが、その後、それが現実のものとなった」とヨス・フェルスタッペンは語る。

「夏休みの後は部分的にイライラしていたが、それはフェラーリがとても速く、誰も彼らに対抗する機会がなかったからでもあった」

そのアドバンテージは、一連の技術指令によってシーズン終了に向けて先細っていた。

「このトピックはこれで終わりになることを願っている」とヨス・フェルスタッペンは語る。

レッドブル・ホンダの2020年のロードマップは明確だ。「開幕戦からフルスロットルで走り、序盤7、8、9戦で大きく遅れをとらなければならないた。最初から完全に集中する必要がある」とヨス・フェルスタッペンは語る。

2019年の序盤8戦戦、マックス・フェルスタッペンはすべてを5位以上で終えるという一貫性を示していたが、表彰台は2度しかなく、メルセデスとフェラーリが大きな優勢を築いた。F1オーストリアGP以降は競争力を示し、フェルスタッペンとルイス・ハミルトンとの差は48ポイント差だった。開幕8戦での差は87ポイントだった。

マックス・フェルスタッペンが開幕戦からルイス・ハミルトンにプレッシャーをかえることができれば、結果は違っただろうか?

「確実に違いを生んでいただろう。だが、我々はそれを知っており、全員がそれに取り組んでいる。全員が勝ちたいと思っている。来年のこの時期に我々がどの位置にいるか見てみよう。我々が十分に良いクルマを持っていることを願っている」

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カテゴリー: F1 / マックス・フェルスタッペン