笹原右京、2レース連続の不運なアクシンデント (FR2.0 ALPS)
笹原右京が、フォーミュラ・ルノー2.0ALPS 第4大会モンツァのレースを振り返った。
5日(金)に実施された60 分×3 回の練習走行で、笹原右京は1回目が26台中15番手、2回目が30台中20 番手、3 回目が30台中17 番手という結果だった。
6日(土)の予選は2グループに分けて実施され、笹原右京は15台が出走するグループBに振り分けられた。
30分間の予選で、笹原右京は決勝の2 レースに向けて新品タイヤを1セット温存するためにピットロードで待機し、残り15分間でのタイムアタックにすべてをかけた。セッション終盤に赤旗が掲示される不運はあったが1分50秒691 のタイムを記録。上位選手にペナルティが科されたこともあり、笹原右京の6日(土)の決勝レース1は30 台中10番グリッドからのスタートとなった。
6日(土)の決勝レース1、10番グリッドの笹原は鋭い加速でシケイン状の第1 コーナーまでに2、3 台を抜いた。しかし、コーナー立ち上がりで前方の車両がスピン、急ブレーキをかけたものの間に合わずに追突、フロントウイングにダメージを負った。笹原右京はフロントウイング交換のため緊急ピットストップ、順位を大きく下げた。それでも積極果敢に追い上げ、入賞こそ叶わなかったものの15位まで挽回してレースを終えた。
7日(日)の決勝レース2、笹原右京は15 番グリッドからのスタートになった。レースは開始早々に上位陣でアクシデントが発生したが、笹原右京はこれをうまくすり抜け、レース終盤には自己最高位をほぼ手中に収める 番手へと進出した。しかしその矢先、最終コーナーでライバルの危険な幅寄せに遭ってコースアウト。リタイアは免れたが18位でレースを終えた。なお、レース終了後に上位ドライバーにペナルティが科され、笹原右京の最終順位は15位へ繰り上がった。
次の第5 大会は7 月27〜28 日にイタリア・ミザーノで開催される。
笹原右京
「2 セット持っていた新品タイヤのうち、1 セットだけを使って予選に臨みました。決勝レース1 と決勝レース2で、残しておいた新品タイヤ4 本うち2 本を左前後輪にそれぞれのレースに振り分けて装着するつもりでした。これは右コーナーの立ち上がりを重視し、レース中に追い越しを仕掛けて順位を上げるためです。つまり予選のタイムアタックはあえて控えて、決勝を重視した作戦です。非常にリスクのある選択でしたが、予選の一発勝負はライバルの厳しいブロックに遭いながらもまずまずの結果で、決勝レース1 はライバルのペナルティもあって10 番グリッドからのスタートになりました。決勝レース1 は良いスタートがきれましたが、第1 コーナーの⽴ち上がりでいきなり進路をふさがれてしまったので、避けようがありませんでした。フロントウイングを交換したあとのレースペースは悪くありませんでしたし、クルマにも自分のドライビングにも手応えを感じていただけに、あのアクシデントはとても残念でした。決勝レース2 でもクルマのセットアップは良く、チームも僕も進歩していると実感できました。実際、上位とほぼ同じペースを保って喰らいついていけましたし、良いレースができていると思っていました。それだけに、最終コーナーでのあの幅寄せは非常に悔しい……。次のミザーノは、テストでも十分に走り込んでいるので自信があります。今後ともご支援のほど、よろしくお願い申し上げます!」
カテゴリー: F1 / 笹原右京
5日(金)に実施された60 分×3 回の練習走行で、笹原右京は1回目が26台中15番手、2回目が30台中20 番手、3 回目が30台中17 番手という結果だった。
6日(土)の予選は2グループに分けて実施され、笹原右京は15台が出走するグループBに振り分けられた。
30分間の予選で、笹原右京は決勝の2 レースに向けて新品タイヤを1セット温存するためにピットロードで待機し、残り15分間でのタイムアタックにすべてをかけた。セッション終盤に赤旗が掲示される不運はあったが1分50秒691 のタイムを記録。上位選手にペナルティが科されたこともあり、笹原右京の6日(土)の決勝レース1は30 台中10番グリッドからのスタートとなった。
6日(土)の決勝レース1、10番グリッドの笹原は鋭い加速でシケイン状の第1 コーナーまでに2、3 台を抜いた。しかし、コーナー立ち上がりで前方の車両がスピン、急ブレーキをかけたものの間に合わずに追突、フロントウイングにダメージを負った。笹原右京はフロントウイング交換のため緊急ピットストップ、順位を大きく下げた。それでも積極果敢に追い上げ、入賞こそ叶わなかったものの15位まで挽回してレースを終えた。
7日(日)の決勝レース2、笹原右京は15 番グリッドからのスタートになった。レースは開始早々に上位陣でアクシデントが発生したが、笹原右京はこれをうまくすり抜け、レース終盤には自己最高位をほぼ手中に収める 番手へと進出した。しかしその矢先、最終コーナーでライバルの危険な幅寄せに遭ってコースアウト。リタイアは免れたが18位でレースを終えた。なお、レース終了後に上位ドライバーにペナルティが科され、笹原右京の最終順位は15位へ繰り上がった。
次の第5 大会は7 月27〜28 日にイタリア・ミザーノで開催される。
笹原右京
「2 セット持っていた新品タイヤのうち、1 セットだけを使って予選に臨みました。決勝レース1 と決勝レース2で、残しておいた新品タイヤ4 本うち2 本を左前後輪にそれぞれのレースに振り分けて装着するつもりでした。これは右コーナーの立ち上がりを重視し、レース中に追い越しを仕掛けて順位を上げるためです。つまり予選のタイムアタックはあえて控えて、決勝を重視した作戦です。非常にリスクのある選択でしたが、予選の一発勝負はライバルの厳しいブロックに遭いながらもまずまずの結果で、決勝レース1 はライバルのペナルティもあって10 番グリッドからのスタートになりました。決勝レース1 は良いスタートがきれましたが、第1 コーナーの⽴ち上がりでいきなり進路をふさがれてしまったので、避けようがありませんでした。フロントウイングを交換したあとのレースペースは悪くありませんでしたし、クルマにも自分のドライビングにも手応えを感じていただけに、あのアクシデントはとても残念でした。決勝レース2 でもクルマのセットアップは良く、チームも僕も進歩していると実感できました。実際、上位とほぼ同じペースを保って喰らいついていけましたし、良いレースができていると思っていました。それだけに、最終コーナーでのあの幅寄せは非常に悔しい……。次のミザーノは、テストでも十分に走り込んでいるので自信があります。今後ともご支援のほど、よろしくお願い申し上げます!」
カテゴリー: F1 / 笹原右京